■「Windows」に命令をする練習をしちゃおう!


プログラムは、呪文を唱えるようなものだってわかってくれたかな。
そして、その呪文はWindowsに言うことをきかせる命令の言葉なんだよ。

「パソコン、使えないよ〜!」って、パソコンのことが嫌になるかもしれないけど、
本当はパソコンだって「上手く動けないよ〜」って悲しんだりするかもね。
パソコンとか、ソフトって、命令されないとちっとも動けないんだもの。

そう!パソコンは、全部命令されて動いているんだよね。
それじゃぁ、どんな命令をしているのか、ソフトを動かすたびに一緒に命令してみようか?
だんだん慣れてくると、「どういうときに どんな命令をだすか」がわかるようになってくるよ。

ゲームと一緒に命令を出してみたりするのも面白いね。
「スペースボタンを押したら弾を発射して、弾をまっすぐ早く飛ばして、敵にあたったら、100点!」
とかそんな感じかな。少しずつ、詳しくしていくのもいいね。
「スペースボタンを押したときに、まだ弾があったら、弾をまっすぐ早く飛ばして、
小さな敵にあたったら100点。ボスにあたったら、200点!前にとった点数にどんどん足していくよ。」

命令しているの図
ほかにも、弾の種類や敵の種類、弾が早くなるアイテムがあったらもっと早く飛ばせる、とか
細かく命令してあげても、ちゃんとそのとおりに動いてくれているんだよね。
まるで自分の思い通りになっているような気がしちゃうでしょう!
本当にプログラミングするようになったときも、おかしな動き方をしたときに
「この命令がおかしいのかな?」ってわかりやすくなるよ。

私も、たまに命令をして遊ぶことがあるよ。
そうすると、「あ、こういう命令しても言うこときくんだ」「こうやって動かすには、どんな命令をしたらいいのかな?」とか、
本でプログラムを読んだだけだとわかんないことも出てくるんだ。
「あれはこんな風に動いているんだから、命令の仕方があるはずだ!」って、調べやすくなったり。


あんまり「命令ごっこ」で遊んだら、散歩をしてても命令をしちゃったよ。
「鳥さん、飛ぶときの羽の動かし方はこういう順番で、まず秒速何メートルの速さ・30度の角度で飛び出して…」 「お母さんに怒られて黙っているあの子どもの隠しパラメータ"すとれす"の数値は…」とか…
私は夢にまで見るようになってしまったので、何事もほどほどにね。


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