ドラえもんにもらった夢。


ドラえもんには夢がある?
それは、道具で、できるいろいろなことなんだろうか。
こどもの夢って、なんだろう?

私は思うんだ。子供の夢は、いつだって大人、なんだ。
子供がおもう大人は、自分を守ってくれる人。
なんでも自分でやっちゃう頼れる人。
小さい頃はそうおもってるんだけど、だんだん、自分にもそれが出きることを知って。 いろんな人がいることを知って。小さいことあこがれてたことが、たいしたことじゃないようにおもえて。
そのとき、夢はもっと違うものにかわる、と私は思うんだ。

小さい頃、ドラえもんをよんでわくわくしたのは、、
実は、未来の世界でも、とおい国の話でもなかった。
私の憧れ、夢はもっと違ったんだ。

一人暮らしするまで、「自分の部屋」と言うものがなかった。
一戸建ての家に住んでいたんだけど、部屋数も少なくは無いのだけれど、みんなで共通に使っていたから。
高校生になっても、隣には、お母さんが寝てたんだ。
そこで、あこがれたのは、「アパートごっこの木」(<これは、1日で消えてなくなっちゃうんだけど。) 「かべがみハウス。」「ポップ地下室。」「ナイヘヤドア」など。とにかく、なにか自分で自由に出来る部屋が欲しかった。
例えば、秘密基地、のような。だから、洞窟に住んだこともあったよ。(ただ、コウモリがいて、怖くって、、)

次にあこがれたのは、空き地のドカン。とにかく、あれにはまってみたかった。
入って、のび太みたいに、漫画を読んでみたかった。
一回、家の近くにドカンがみっつ置いてあって、私は早速、漫画とおかしをもってはまりにいった。
きもちよかった。夢がかなった瞬間だったなぁ。

あと、のび太がドラえもんの道具をかりて、なにかオリジナルなもの(雑誌とか、)をつくるのにもあこがれた。
その中でも最高なのが!「イキアタリバッタリサイキンメーカー」でぐうぜんできた、葉っぱからジュースをつくる菌!
「のび太ジュース」と名づけよう!
うらやましすぎるー!

あと、「6巻・夜の世界のおうさまだ!」のように、夜に出歩くのも最高。
あこがれたよーー(;;)

親が見てない所でこっそりやったのが、
いとこの五郎さんが、ねそべっておはぎをたべる。これです。
そういうことも、一度やってみたかった。
出来た時は、ちょっと、感動した。なんか、おやつがおいしかったなぁ。

スネ夫みたいに、いろいろあつめて見せびらかすのもすきだった。
でも、学校に持っていくと、盗まれちゃうんだよなぁ。
わたしのちいさいころは、なんか、盗まれること多かったなぁ。
友達にかした漫画本とか。先生には言い付けないでみんなで相談して、解決しようとしたけど駄目だった。
そんなのは憧れとは何の関係もないんだけど。

あと、おつかい!
スーパーが、町中で2軒しかなかった、長野の端っこの、寂しい町だったから。スーパーまで4km近くあった。
おつかいいってきて、っていわれて、お肉屋さん、とかで○○何グラムください、ってのやってみたかったんだぁ。

こんなかんじで、私の小さい頃の憧れは、身近なことだった。
ドラえもんがほとんど関係ないじゃないか。
そう思われちゃうかもね。でも、夢って、小さい頃はそんな、ちょっとした出来そうで出来ないことだったような気がする。
そんな身近な、憧れが隠れてる漫画なんてなかなかないよ。
初めて出来た感動は、長く覚えていられないけど。
わくわくして・・・・。あこがれた、ドラえもんを読んでいた気持ちは、
きっと忘れないんだろうな。

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