価値観。 最近ちょっと気になってしまっていること。 それは価値観について。 インターネットを見ていると、普段あまり聞えてこない声が聞えてくる。 それは、本来なら公に意見を出すすべがなかったはずの人たちの声。 私のページなんかもそうだけど、 こんなの、雑誌の記事にもなんないし、普通に考えたら読む人もいなそうなんだけど 私もあちこちの、いろんな人の意見を聞くの楽しみだし ここも読んでくれる人がいるんだろうな。 で、そんなインターネットの話しは置いておくとして、 今回は価値観のお話。 大事なものについて語る人を見かける。 そして、たまに「この価値を分からない人が増えて、価値のある物がどんどん破棄され、 価値の無い物が氾濫している」という意見を目にします。 たしかに悲しいことです。自分の好きなもの、大事にしなくちゃならないもの、 それらがなくなってしまうのはとってもかなしいのです。 でも、「価値の無い物の氾濫」ってなんだろう。 その、「価値がない」といわれたものを好きな人や、作った人はどう思うだろう。 例えば素晴らしいといわれる本と、とくになにも言われない本とがあったとして。 とくに何も言われていない本は、価値がないと言い切れるのでしょうか。 私もずっと探している本があって、でも見付からなくて。 それは、古本屋さんにもあるかわからない古い・有名でもない本だし、 なぜか童話の文庫を出している出版社からでた、漫画本なのです。 しかも外国の作家です。 きっと、哲学書や論文に比べたらたいしたことない本なのかもしれない。 でも、私には私の思うところがあって、価値を見出しているのです。 だから、「物の価値が分からない人が増えて、モノが軽んじられている気がする。 いろいろな物に価値を見出せる人が増えてくれれば」と私は思うのです。 価値観だけは、人に押し付けられるものではないから。 |