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幼少の頃


私のひざには、ヤケドのあとがある。
これは私がハイハイで動いていて、あやまってアイロンにひざをジュゥとやってしまった時のものである。
ハイハイの頃のことなんて覚えているはずもなく、自分のひざを一面おおっているヤケドあとが気になって、
祖母に「これはなぁに?」と聞いたところ、
「それは幼少の頃の傷で…」と教えられ、私は「ヨウショウノコロ」という名前の傷だと思って
ずっと「ヨウショウノコロ」とその傷のことを呼んでいました。多分、小学校あがるくらいまで。

いまではその傷もちいさくなって、あんまり目立たなくなってきました。(小さい頃は目立ったのよ。)
そういう風に、小さい頃はイタイことが多かった…。(いろんな意味で)
今回はそんな痛い自分をカミングアウト(笑)もう、小さくなった傷だしね。

アリのことを「アンマ」だとおもっていた。
童謡にあるじゃない。「アンマり急いでコッツンコ」
その歌詞のときに、ありさんとありさんがコッツンコしているアニメが流れてたか何かで、
「アンマがコッツンコ」だとおもったらしいのです。

魔女学校を作った。
なぜか小学校低学年の頃、自分は魔法が使える(雪の精霊に属している)と思い込んでいたので、
本当はそういうちからは内緒にしておかなくてはならないはずなのに、つい友達に言ってしまったのだ。
当然、「じゃぁやってみせてよ」と言われ困ってしまった。
(確かにちからはあるはずなんだけど、あまりコントロールできないのよ…)<私の心の声
いちかばちかで、天に向かって叫んでみた。「かぜよふけ、ふぶきになれー!」
なんと、そのとたん良いタイミングでブワッと強い風が吹き、積もっていた雪が舞い上がった。
「すごいね!どうやったの!私にも教えて!」とみんなが詰め寄ってくる。
そこで、私は架空の先生を作り出した。メガネをかけていて、ロングヘアーのオネエサン。
名前もあったはずだけど、わすれた。私は魔女学校に通っており、勉強をしたのでできるようになったとみんなに伝えた。
なんかいろいろ言っているうちに、私が翻訳(?)して日本語版魔女の教科書を作ることになり、
みんなでトイレにこもって勉強をしていた。

とつぜんおもいたって、消しカスを集めることにした。
休み時間もみんなに声をかけて、消しカスをつくりつづけた。
そして袋にためた。
できるだけ、ふわっとしたやわらかい消しカスを作るように指示をだした。
なぜなら…それは、集めて恵まれない子ども達に布団の中身に使ってくれと渡そうと思っていたからだ。
でも、案外たまらなかったのですぐ熱はさめた。

おなじく消しカス、消しカス研究会をつくって、これはかなり長い間活動していた。
6年生になってもやってた気がする。
どうしたら消しカスを再生できるのか。
苦しい小学生のお小遣いで、消しゴムなどをいちいち買わなくてもすむようになるかもしれない。
そう考え、同士とともにいろんなもので消しカスを固めてみた。
まず、ノリで混ぜてみた。あまりよくなかった。硬くはなるがまったく消えない(あたりまえ)。
ちいさな入れ物(ペンのキャップ、ビンのふたなど)に入れ、棒で一生懸命こねるとある程度固まることもわかった。
少し手間がかかるのがネック。
練りけしにまぜることも試みた。練りけしが練りけしでなくなり、無駄だった。
ストーブの上に鉄板をのせ、その上で消しカスを焼いてみた。(危ないから真似しちゃダメよ!匂いも凄いよ(笑))
かたまった!
しかし、それはキン消しなみに消えない代物だった。
だんだんみんなの熱もさめた。
消しカス研究会は自然消滅した。

ほかにもいろいろあるけど、時効のなさそうなことが多いので割愛します。

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