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お盆


お盆の牛と馬
今回はお盆の話です。
うちの地元のお盆ってこういうのです、とご紹介。
多分一番ポピュラーなお盆だとおもうんですが…

まず、用意の一部を。
位牌をお仏壇から出して、手ぬぐいで磨きます。ホコリだらけです。
裏には亡くなった人の日付、年齢、名前が書かれています。
中には江戸時代の人などもいて、「…この人はどういう血縁?」とわからないものまで(失礼)ありますね。

そして、簡単な祭壇を作るのですが
そこに馬と牛をおきます。馬はきゅうりで作り、牛はナスで作ります。
それぞれ竹ひごで足を作り、おしりにとうもろこしの髭をくっつけて尻尾にします。
とうもろこしの髭は、おしりにアナをあけて突っ込んだり、爪楊枝に絡めたりしてうまくつけます。

迎え火のちょうちん

そして、13日の夜は迎え火。藁を燃やして、ご先祖様を迎えます。
燃えた藁の煙に乗って降りてくるとか。
ちょうちんはいつも私が持っています。今回はまだ薄暗いうちに迎えてしまったので、あんまり綺麗じゃないけど
やはりちょうちんの明かりは綺麗ですね。
普段は、花火もやって、きれいに煙を出してお迎えします。

一番下は迎え火のようす。
こうやって火をつけます。うまく空気をいれないと、全部燃えてくれないので難しいですね。
家の入り口の左右に両方同じ物をつけます。お線香も両方に立てます。

迎え火

これらが終われば、帰ってきたご先祖様が背中に乗っかります。背中に乗せたまま、家に入ってお線香を立てます。
これでお迎え終わり。お酒や食べ物(果物、お菓子、精進揚げなど)も祭壇に供えます。

16日には、うちではお墓へご先祖様を送りに行きます。
数年前までは、近くの川へ行っていました。でも、最近ではお供え物を川へ流してしまわないように、と言われているので、川をやめたんです。

おそなえしてた精進揚げ、お花とお水、お線香、牛と馬を持って行きます。
馬と牛はここで活躍。これに乗ってお帰りになるとか。
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