好きな漫画の傾向 好きな漫画、といいますか…私は漫画が好きなんですね。 アニメより漫画。好きな漫画のアニメでもほとんど見ない。(ドラえもんもあまりみない。) オリジナルで漫画を描くのも好きですが、最近はほとんど描いていません。 (それでも今までに500ページ以上は描いたのかなぁ…) ジャンルを問わず、少女漫画・児童漫画・少年漫画・青年漫画など幅広く読んでいて、「好きな漫画は?」と聞かれると一瞬つまってしまうぐらいです。 ドラえもんも好きだけど、藤子不二雄先生の漫画は同じくらい好きな作品が多くって… そこで、「好きな漫画」ではなく「好きな漫画の傾向」を自分なりに考えてみることにしました。 最近気がついてきたのですが、どうやら私が好んで読む漫画には以下の共通点があるようです。 ■1)ほとんどのページで、1ページにコマが6コマ以上 ■2)断ち切りはあまり好きではなく、コマがきちっと分かれているのが良い ■3)盛り上がってるページ以外は、1ページにキャラクターが8人以上 ■4)友達がたくさんあつまって、仲良くワイワイ、楽しそう。 これです!こういう漫画を好きになる傾向があるようなのです。 高橋留美子さんの、「うる星やつら」は大好きで何度も読み返しちゃうけど、「犬夜叉」はあんまり読み返さないなぁ…と思ったら 「うる星」は全ての項目に当てはまるけど、「犬夜叉」は違ったのです。 秋本治さんの、「こち亀」も今より昔のほうが…と思ったら、上記の理由だったんです。 「ドラえもん」「こち亀」の、あの4段組のコマ割りが好きだったのです… 「友達がたくさんあつまって、仲良くワイワイ」ってのは「動物のお医者さん(佐々木倫子さん)」、「男の華園(桑田乃梨子さん)」などが秀逸です。 桑田乃梨子さんの作品は、どれを見ても「友達がたくさん」出てくるんです。 中でも、「おそろしくていえない」(ただいま絶版…かなしい)では桑田さん自身が巻末まんがでネタにされていて、 「おそろしくていえない」第2回目は、24P内にざっと数えて317人いたとのこと!(笑) 桑田乃梨子さんの「男の華園−A10大学男子新体操部−」は今でも手に入ります。ぜひ読んでみてください。 ただ、最終巻(全4巻)を読むと…胸が締め付けられると言うか、大変切なくなります。 私にも、たくさんの仲間と集まって毎日ワイワイしてた時期があったので、ソレを思い出して漫画を読んでいたので 最後に…その仲間達との最後を、きゅっと思い出させられて切なくなりました。 そういう点では、「動物のお医者さん」のラストがよかったです。 途中、心配だったんですよ。どうしよう、最終回でまた私に別れが待っているの?って。 最終回って、読者とキャラクターたちの別れるときじゃないですか。 それでなかなか最終巻が買えなかったんですが…。 続きはなくても、お話が終わったわけじゃなくてその世界はそこにあるんだっていう雰囲気が最高にハッピーエンドでした。 文庫版7巻の、第96話は怖い…びくっとしてしまった。全て夢だったんじゃないかって、不安になる気持ちがよくわかるお話です。 とりとめもなく描いたので、文章メチャクチャです。 少しずつ推敲していこうと思ってます… <今回登場した漫画をご紹介> オススメなので読んでみてください。あらすじというより、私のオススメポイントでご紹介。 ■うる星やつら(高橋留美子・小学館)文庫版で全18巻が発売中。 インベーダー(笑)のラムちゃんと、凶相の持ち主あたるの爆笑ギャグ!(と文庫の紹介に書いてある) 私が好きなのは、学校でのやり取り。友引高校ってすごい楽しそう。 変わったところでは、面堂終太郎とタコのやり取りも好きです。タコかわいい。 ■こちら葛飾区亀有公園前派出所(秋本治・集英社)ジャンプコミックス、文庫などいろいろ出てます。 さすがに全部は持ってない…でも、コンビニ本や文庫、コミックスでかぶってる話がたくさん(笑) 50冊はもってると思うけど、2002年6月現在で130巻まで出てるからなぁ、、、。 警察官とは思えない両さんのハチャメチャも楽しいし、部長や本田・中川、麗子との日々が面白い。 ■動物のお医者さん(佐々木倫子・白泉社)文庫、花とゆめコミックスで発売中。 獣医学部のハムテルと、その周りのちょっと変わった人たちとの大学生活。 動物もリアルでかわいい。人間がたくさん出てくるのに、うるさくなくさりげない。 飄々としたストーリーテンポなのに、楽しくさわやかな内容が良い。 押し付けずに存在感があるキャラたちが、世界を作っているのかなぁ。 ■おそろしくて言えない(桑田乃梨子・白泉社)全4巻、現在絶版。古本でもめったに見ない… 霊能力者・御堂と、霊なんて信じないのに憑依されまくりの新名のドタバタが面白い。 周りを固める人たちがものすごく普通なのも良い。 みんな友達になったような気分になって、一緒に騒げる漫画。 ■男の華園−A10大学男子新体操部−(桑田乃梨子・白泉社)全4巻、現在発売中。 めでたく大学に入学し、思う存分好きな小説を書くぞ〜と思ってた麻生だが、 実は運動神経が良いことが偶然バレてしまい「男子新体操部」に入部させられることに… と書くとスポ根みたいだけど、新体操はあんまり熱心じゃない。 理由をつけては麻生の家に入り浸って宴会三昧の先輩達、麻生の淡い片思い、 その麻生に恋心を寄せる男まで登場…!と、「思い通りにならない麻生」がちょっとカワイソウだけど だんだん、麻生くんの心が変わっていく様が面白い。 でも上で書いたとおり、楽しい分だけ最終回は切ない。 |