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学生時代のたわいもない話

今現在、まじめに生きているのでここ数年しか知らない方々は驚かれるかもしれませんが、
学校で私は不真面目でした。(特に高校時代)

不良だったわけではありません。不良のステータスなそりこみも、ボンタンもゲタも着用しておりませんでしたし、長いスカートもぺしゃんこのかばんも、かみそりも常備しておりませんでした。
しかし、授業をまともに受けていた記憶は余りありません。
私は典型的に、「豚もおだてりゃ〜」な性格でありまして、ほめられるとそればっかりがんばるし
けなされたら「なーんだ、んじゃぁもうやんねーよ」とふてくされる人間なのであります。
しかも、目立つのは嫌いなのに目立っていなくちゃ嫌だという厄介な性格でして、
覆面や変装をして文化祭で暴れまくったり、素顔だとおとなしかったりしました。

学校へは数冊のノートしか持っていかず、テストの前でも漫画を描き、授業中は小説と手紙を書いていました。
ノートは、提出があるものは適当に取り、提出がない授業については全て同じノートで済ませていました。
「数学っぽいものが書いてあるページ」「国語っぽいページ」などが用意されていて、授業によって開くページが変わります。
一見、授業をきちんとやっている様に見えますが、実は切れ端に先生の似顔絵を書いているだけだったりします。

得意な古文と生物だけは、色鉛筆も駆使して図や表を書き、先生からノートの内容だけでよい点をもらえるほどのガンバリッぷり。
数学はまるっきりやらなかったので、20点以上取ることもあまりなく、先生はついにくちにだして「トホホー」とおっしゃるようになってしまわれました。


今になったらネタだけど、当時は先生をトホホとさせた私の名言?をご紹介します。

 それは中学の参観日の授業でした。英語の授業で、若い先生は張り切っていろんな問題を考えてきているようで、たくさんの生徒達に回答を求めます。
「それじゃぁ、藤村阿智さん、この問題はAとBどっちが正しい答えだと思う?」
親達がたくさん見てる中、私は先生に指されて立ち上がります。
「答えは、Bです。」
私の答えに、先生の表情が変わりました。どうやら正解のようです。
「じゃ、藤村さん、なぜBだと思ったか説明してください。」
先生が私にもう一度問います。私も即座にBを選んだ理由を答えます。
「Aじゃないから。」
先生もクラスも何か、黙ってしまいました。先生は小声になってしまい、「そうじゃないだろ」と小さく突っ込んでましたが、それ以上の突っ込みはなく、私は着席しました。

 それは高校の社会の授業でした。
先日の授業では、ヨーロッパ各国の産業・農業について先生が説明を一通り終えていました。
「今日は前回の復習からはじめようかな。」
先生がそうおっしゃって、「○○のおもな産業は何だった?」と生徒に質問していきます。
「それじゃぁ、藤村、ドイツでさかんな農業はなんだったかな」
私が指されたので、立ち上がりました。
しかし、私は度忘れしてしまい、すぐに思い出せません。ドイツ?ドイツ?と考え込んでいます。
先生はにっこりして、少しヒントをくれました。
「まるーい、丸いものだよ。」
私はだんだんあせってきて、ドイツと聞いて思いついたモノを口にだしていました。
「ビール?」
「……藤村、それは野菜ではないし、丸くもないぞ」


他にも、私のアクロバティックな寝姿を先生含むクラス中でマネをしてみたりとか、なんかいろいろありました。
学校ネタは尽きないなぁ、学校楽しかったし面白いことがいっぱいあった。今からでもまた行きたいと思ってるぐらいだから。

いま学生の方は、精一杯学校生活楽しんでくださいね。
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(C)AchiFujimura 2002