ストリートビュー散歩18 世界最北端の集落、のあたり

何処が最北端なのかイマイチはっきりしないし集落、人が住んでる、いろんな考え方があるから、どこが一番「人の住んでいる土地の最北端」になるかは決められないかもなーと思ったので、あんまり限定せずに「最北端に近いあたり」ということで。

グリーンランドのシオラパルク。

地図で見たらすごく北だし、考えただけでも寒そうだ。

 

今までにもなんどかストリートビューを見に来たことがある。一番紹介するのにふさわしい「こんな感じの場所だよ」ってのは何処かな~と探した結果、ここらへんかなと。

海と山の間のなだらかな場所に家がぽつぽつ建っている。
wikipediaによると、2010年の人口は68人。今はどうだろう。

8月だと、こんなに北の場所でも雪は無くなるんだな。山は高いなあ。
草は生えているけど木はないなあ。
何処へ行っても犬がいるなあ。犬好きにはたまんない感じで犬が飼われているよ。

シオラパルク – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%91%E3%83%AB%E3%82%AF

wikipediaには、在庫の豊富な商店があると書いてあるけどどれだろう。

 

この辺かな。生活雑貨の写真の看板もあるし。(右側)

近くの集落「カーナーク」の気温を見てみると、8月でも平均気温は3.8度、一番寒い2月は-24.6度とのこと。こりゃさむい。


日本だけ見ても、「こんな厳しい気候の所にも、昔ひとが移り住んで生活したんだなあ」と思う場所があるけれど、世界を見るとさらに寒かったり暑かったり乾いていたり湿っていたり、いろんな場所に人間は住んでるんだなあと実感する。

昔世界中に人が住んだときよりも、人間の数は今のほうが圧倒的に多いのに、条件の厳しい場所の村や家はどんどん過疎化している、つまり「もっと住みやすい場所」に集まってるということだよね。

昔は集まれなかったんだろうか。また何かの理由で、集まった場所から分散した人々が、新しい場所を開拓してそこに住むんだろうか。

いまの時代だと、新しい場所・誰もいない場所だからと言って住めるように開発していいってもんでもないし、フロンティアももう活躍できなさそうですね。

「この土地の木を切り開き土地を均し、作物を植えて動物を育てるぞ」

とか言い出しても「そこは保護されています」「勝手にやらないで」って感じだし、実際どんどんやられても困るもんねえ。

だから今まで誰かが村として住んでいた場所に……新しく人が適度に入ってきて、適度に住みやすく改良してって感じが理想だけど、理想・空想過ぎて現実的ではない感じだなあ。


人が住んでいるんだから当たり前だけど、集落にはお墓もありました。
お花でいっぱい埋められたお墓。鮮やかなお花は造花で、寒い土地でも長く鮮やかに飾れるようにそうしてるんだろうなあと思うと、やっぱり人が住んでいるというのはそういうことなのかもなと(勝手にですが)感じました。

【連載】お楽しみは文房具20話更新されました!

連載中のweb漫画「お楽しみは文房具」の最新話が公開されました!

【連載マンガ】お楽しみは文房具 #20「国会図書館で文房具の本を探してみる!」
https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/009224/

今回は、先日国会図書館へ同人誌を納本しに行った話です。
ここの日記にもその様子を詳細に書いているので、ぜひご覧ください。
漫画のほうでは数コマで終わってる納本が、どのようになされたのかわかりますよ~。

国会図書館に同人誌を納本してきてみた。
https://www.blackstrawberry.net/yoshida/?p=556

合わせて読んでいただくとより楽しめると思います。

今回は、謎の未来人(イメージ)と、私のデスク周りがごちゃごちゃしているのをそのまんま描いてしまったコマが見どころでございます。

ちらかってるぜ。こまごまとな。紙とペンがおおいぞ。あとはおもちゃとか。

パソコンがT字に積み重なってるけど大丈夫だ。たぶん大丈夫だ。

 

【映画の感想】「震える舌」見た

アマゾンプライムビデオの見放題にあったので、以前から気になっていた映画「震える舌」を見ましたよ。

闘病ものということで……
前もって知っていたのは「怖い」「むしろホラーより恐怖」「子役がスゴイ」
ってあたり。

1980年の映画です。

舞台は新興住宅地、巨大団地の一角は埋め立て地で、その原っぱで子どもは自由に虫を追いかけたり泥をこねたりして遊んでいる。
そんなある日、幼い女の子の様子がおかしくなってくる。両親は病院に連れて行くが、医者は「風邪じゃないか」「わがままだから診ない」「心因性のものだ」という判断。ようやくたどり着いた大きめの病院で、老医師がきちんと調べてくれた結果、娘は破傷風菌に感染していた……

という導入でして、そこからはひたすら闘病するわけですが、もう治療が拷問のよう(に見えるけどたぶん必要な処置で……)なので両親はそんな子どもの姿にショックを受けて精神的に参ってしまう。発作を見張る看病で夫も妻もフラフラだし、担当医はまるで悪魔のように冷静に治療をこなしていくし、子どもは泣き叫ぶしで本当に怖い。もし実際に自分の子どもがそんな風になったら同じようにショックを受けそうだ。

でも、ショッキングな描写が核ではなくて、もっと静かなところの心の動きの描写が丁寧で良かった。

母親が細かく発作の様子を記録していくところ、自分も倒れそうなのに子どもと妻を支えようとする父親、父親が破傷風菌に夢の中で語り掛けるシーンも良かった。
「せっかくこの子の中に住めるところを見つけたお前は、この子を殺してしまうのか?お前も消えるんだぞ……」って感じで。
amazonレビューでは「菌に話しかけ始めて父親も精神的にヤバイと感じた」って人もいたけど、私なんかわかるなあそういうの。エボラとかエイズとかインフルとか寄生虫・ガンにも同じことを感じるよ私は。

自分がこの恐ろしい病気に感染したんじゃないか?と両親二人とも疑心暗鬼になって、全員の命をあきらめかけるところもリアルだった。こういう状態だとそうなることもあるだろうな。

両親が極限までの看護疲れと混乱・パニックを経て、ようやく「休もう」と動き始めて、久々に自宅に戻った父親が風呂をためて酒を飲むところは泣けました……


途中で「怖い。つらい。やめよう」と思った人は、せっかくだから最後どうなったかだけ見たらどうでしょう。んで見る気が出たら途中も見ればいいかも。

とにかく破傷風怖い。めったにならない病気、というのはワクチンの予防接種があって、その免疫が切れるころにはもうみんな泥遊びなどしないからというだけなんだよね。気を付けよう。どこにでもある菌だ。災害時や海外活動では感染しやすくなるということで、そういうときは予防接種しなくちゃですね。もうほんと怖い。

amazonレビューにも「私はこの映画を見ていない、見られない。破傷風で亡くなった友人のことを思う」というものがあって、そうだ、そういう病気なんだと再認識させられます。


この映画は1980年公開の映画ということで、私の幼い頃の文化と被ってるわけですね。だからなんだか、ちらちら見える家にあるものとか家具・家電のデザイン、空気感が懐かしい感じだった。

あとドラえもんね。病院のロビーの売店?にあるドラえもんの何かがずっと映り込んでて気になった。
父親が家に帰るシーンでは、レコードプレーヤーの奥に「ぼくドラえもん/ドラえもん音頭」の歌詞カードが開いて飾ってあった。

最後の最後で「ドラえもんの絵本、買ってきてあげるね……」と母親が言うので、
「とうとう言及されたぞ」と思った。

1980年というと、1979年にドラえもんのアニメ(テレビ朝日版)が始まって1年ぐらい。子どもたちに人気が出たのかな。そこの記憶はないのでどういう風に世間が・子どもたちが騒いだのかが実感できないので、ちょっとこういう風にふとしたところで見せられると「おおっ!」と前のめりになってみてしまいます。

そういう風に、作られた時代を感じながら映画を見るのも楽しいです。映画自体は怖かったですが……

4月6日(土)「おもしろ同人誌バザール7」参加します!

初参加です。

いままでそのイベントの存在は知っていたのですが、長らく「情報を知った時にはもう開催日で申し込みはいつ頃募集してたのかがわからない」という感じだったのですが、今回初めてタイミングが合ったので。

いわゆる「評論ジャンル」に分類される、資料系・評論系・コレクションなど、様々な視点でつづられた同人誌が一挙に集まります。スペースは200ほどあるようです(1サークルで2スペースの場合もあります)。

私のサークルは【メルプのお部屋・スペースNo.186】

おもしろ同人誌バザール|同人誌|即売会|東京都
http://hanmoto1.wixsite.com/omojin

会場「ベルサール六本木」の場所など詳細は↑こちらで紹介されています。
六本木から比較的近いので行きやすそうですね。B1での開催とのこと。
一般参加者の入場時間は11時~16時です。

情報系同人誌即売会おもしろ同人誌バザール | 出展者詳細・第7回
http://hanmoto1.wixsite.com/omojin/6-3

↑詳細を見てみてください。あかん。これみんな面白そう。私もちょっとチェックして、これは!!!!!!って本を買いに行こうかな……
来ていただいた時にもしお買い物に出てたらすいません。なるべくちょこちょこ戻るようにしますけど。魅惑的。


当サークルの頒布予定同人誌はこちら!

(ほかにも漫画作品などありますが、おもしろ同人誌バザールと資料性博覧会は評論ジャンルオンリーイベントということもあって、評論ジャンルの本に絞って持ち込む予定です。)

【冬コミ新刊:捨てないために収納したい!】
断捨離に対抗する?取っておきたい私の収納アレコレです。正直まだ役に立つレベルまで行っておらず、模索中の案件ですが、なぜか手に取る皆さん共感をくちにして購入されております。みな悩みは同じ。せっかく集めたものを捨てずに取っておきたい、願いはそれだけ……

【文房具 Vol.15~17】
毎年1~2冊発行している「文房具」全般についてのコラム、商品紹介、使いこなし、文具ネタのまんがだったり音楽だったりいろいろ、とにかく文房具について私がかけることは毎年ここに詰め込んでいます。お土産の文房具や、100円ショップの文房具、私のコレクションなど定番になった記事もあります。

【おもしろいペンまつり】
2018年5月発行。私がいままで集めちゃった文房具の中から、使いづらそうだったり、実際「なんだこれは!」となったものや、特徴のあるペンばかりを集めました。

【変な電卓2017】
私のサイト「変な電卓研究所」でも紹介している、見た目や機能が変わっていて私の心をつかんだ電卓コレクションたちを114個+α紹介しています。
内容の詳細はこちら!
テレビ番組「有吉ジャポン」でも紹介していただきましたよ。(2018年6月)まだまだ在庫があるのでぜひぜひ。電子版もあります。(電子版の案内は下部にまとめて。)


当日会場に来られない、その他5月のイベント(予定・4日資料性博覧会@中野、6日文学フリマ東京@東京流通センター、12日コミティア@ビッグサイト)も無理っぽいけど興味があるという方向けに通販・電子書籍もあります。

通販
●Comic Zin

電子書籍
●Amazonkindle
●ブックウォーカー
●BOOTH


「コミケでは評論ジャンルは絶対回る!」

「変わった視点の本が好き!」

という方には本当にぜひ見てほしい本がたくさん集まりますので、6日は六本木まで足をお運びくださいませ。


【いちおうわたくしの自己紹介】

名前:藤村阿智(ふじむらあち)
サイト「Blackstrawberry net
連載中のまんが「お楽しみは文房具」(文具のとびらで連載中)
「旬刊経理情報」に文房具コラム連載(全60回)
文房具の同人誌は2004年から発行しています
作品年表・プロフィールはこちら

2019/04/03 トルコ雑貨

そういえば以前にもトルコのストリートビューについて書いたことがあった。

ストリートビュー散歩9 トルコのパン屋さん – 藤村阿智の日記 ひぐらし BlackStrawberry_net
https://www.blackstrawberry.net/yoshida/?p=352

トルコの雑貨にも興味がある。ロシア雑貨とかも好きなんだから、そのへんのデザイン好きなのかもしれない。布よりは固いもののほうが好き。アクセサリーとか皿とか。

あと、たぶん、細かい柄がバーッと描かれてるのが好きなんだろうなあ。地紋よりはもう少しモチーフがはっきりしたもの。

で、先日、「トルコ至宝展」へ行ってきたわけですよ。

トルコ至宝展 トルコ文化年2019 チューリップの宮殿 トプカプの美|2019.3.20(水)〜5.20(月)国立新美術館
https://turkey2019.exhn.jp/

オスマン帝国のころの調度品というか。アクセサリーや服、武器などの飾り。
なんか「宝石があまってたのかな?」って思うほど、宝石がガンガン埋め込まれていて、びっしりなんですよ。作りが細かいな~とおもうものもあれば、わりと大雑把なものもあったり、でもとにかく豪華ですごかった。

我が家はモノが多すぎるので、トルコの雑貨でいいなあと思うものを買い集めたいとは思うものの、ごちゃっと置いてももったいないし、なにか普段使うようなものとかで買えればなあと思ったりするわけですが。

トルコ雑貨もあんまりお店は無いのに、なんとわりと行きやすい場所に数件あるわけですよ。でも行ったらなんかかっちゃうかもしれないし、むしろ買わずに出てこれるかわかんないし、お金を稼いでからなんか買うつもりで行こうと思います。偵察とかにいこうかな……


で、googlemapでトルコの地図を見ていました。お土産物と言ったらやっぱイスタンブールあたりにあるんだろうなと。普段ストリートビューを観るなら、私は観光地より生活空間が好きなので、観光地じゃない地域の商店街などを好んで見ているわけですが、今回はあえて観光地あたりを見てみました。

グランドバザールだよ!!

さすがにストリートビューは無いですけど、インドアビューというか投稿写真がいくつも見られるのでぜひ見てみてほしい。魅惑のトルコ雑貨や貴金属その他お買い物できるいろいろな……ものが……こんなところへ行ったらお金がいくらあってもたりなそう。

グランドバザールあたりのお店の人は、みんな「!??」とこちらがびっくりするほど日本語がじょうずですごいんですよね。テレビで見たことがあるんですが本当に、発音とかも「どうしたらそんなに自然な感じの発音を得られるのですか」と尊敬してしまうほど。だからたぶんそんな人たちがガンガン話しかけてくるんだと思う。「日本から?うちで買って行った方がいいよ、ほかは悪い店もあるよ?」みたいな感じで……

それにしてもほんと、トルコのガラスのランプやお皿、アクセサリーはほんとすごくきれい。自分がそういうの好きになるとは思ってなかったな。好みも移り変わるものです。好きになったり嫌いになったりするというよりは、好きなものが増えていく感じです。