2019/04/02 ドラえもん映画「月面探査記」観てきたよ~(感想)

ネタバレというほどのバレはしないつもりですが……
観るまで何も知りたくない人は読まないでおいてね!

映画ドラえもん のび太の月面探査記 を観てきました!

去年見そびれてしまったので今年こそはということで。それでも3月ギリギリになってしまったな。

見に行った藤子ファンの人々の反応を見ていると、「よさそうだな……」という予感はしていたし、そもそも予告編とか前情報で「これすきなやつっぽいぞ!」と期待していたのですよ。

期待通りで楽しかった。新ドラオリジナル作の中では一番よかったかもしれない。

最後のほうはちょっと要素が詰め込まれていたけど、わかりやすい伏線の回収とか、はっきり言葉で伝えられるテーマとか、しっかりエピソードで硬く印象付けられる友情とか。

道具の使われ方も、やっぱドラえもん好きな人が作ってるんだなあという「好き」が前面に出て感じられるものだったけど、鼻につくこともなく、自然に見られました。

展開や演出にいわゆる「ベタ」なものもあったけどそこがいいんですよ!

子どものころに観たい!子どもにとってはアツイ展開だし、スレたおとなは「はいはいこのパターンね」「○○が〇〇するってほかでもよくやるやつ」と思いがちだけど、いいよ!

大人になって思えば、こう、例えば「ピンチ→ギリギリたすかる」「一度主人公が倒れて、立ち上がって、『お前の勝ちだ……』と敵が倒れる」的な、もういろんな作品でやってきた「燃えるやつ・かっこいいやつ」「お約束」ってのも、子どもにとったら初めてだし、パクリとかじゃなくてこれは「見たい展開」「視聴者の希望」なわけですよ~。

そういうのがいっぱいありました。
短い期間だけどみんなと心を通わせて仲良くなったルカやアルのことも好きになっちゃったし、不器用な動きで器用にいろいろやっちゃうノビットの頑張りも泣けてくるし、ムービットたちはかわいいし……で。


あと、大変なモチ映画でした。モチ好きにはたまらないんでモチ好きは見に行ってください。モチ工場に住みたいです。というか月の異説ドーム(?)に住みたい。

2019/04/01 新元号も令和と発表されたし

発表されたー。

みなさん、文字だけ入れればすぐだせる状態までイラストや作品を準備しておいて、サッと出されてる方が多く、わたしにはその発想がなかった、、と思った、、

まああんまり祭りに乗る方でもないのでしょうがないですね。

だけどなんとなく私も書いてしまいました。出遅れています。かっこわるい。


ほんと、昭和の時などは天皇陛下の崩御が前提にあったので、なんとも暗いムードで元号は発表され、みんな「ハイ」って感じで静かに受け取って、その日から新しい元号で生活する。という感じだったわけですけど、今回は

「何になるかな!?」「はよ発表せい!」「きまった!」「へえ~!」みたいにみんなで元号が変わるのを見守ったりできるというのが何よりも良かったね。そりゃいろいろ大変なこともあるけどさ。それは元号が変わることとまた別の問題でもあり。これをどう使うかという話なわけですよ。

システムや書類や生まれ年の表現でいろいろ混乱があるから、より普及・併記されている西暦だけにしようっていうのもわかるし、そのほうがきっとすんなりいくんだろう。でもなんとなく、生活で使わなくなったら元号を意識することもなくなっちゃうんだろうなあという予感がある。

日本はわりと歴史が残ってるほうだと思うので、昔も改元があって、何年ごろはなんていう元号だったかなど調べることができますが、庶民はそんなに意識せずに暮らしてたんじゃないかな。今ほど書類の提出とか、生まれた日付を繰り返し書くとか、そういうことなかっただろう。

あ~お墓はあるな。お墓には元号が書いてあるもんね。でも一般人がお墓に墓石を建てて自分の名前も刻むようになるのっていつごろからなんだろう。私の実家にも明治以前の位牌が並んでいるが、それぐらいからなのかな。

【漫画の感想】アフリカ少年が日本で育った結果(星野ルネ)

昨年から立て続けに2冊発行されたシリーズ、両方買いました。

 

 

作者の星野ルネさんは、4歳のころにカメルーンから日本へやってきて、その後日本で育ったという方です。

この漫画はルネさんのTwitterで連載されていました。

なかなかの頻度で流れてくるフルカラーの1ページ漫画は、ルネさんが黒人の外見で日本の文化の中で育つ間に体験した、日々のいろいろを描いていて、そこには見た目で判断されがちなステロタイプなイメージと、実際は違うということ、そしていろんな人がいてみんな違うし、同じところもあるし……という話が盛りだくさんです。

何しろ見た目で勝手に「あ!黒人さんだから多分外国人で日本語は通じないだろうな」とか「こんな日本の文化は知らないだろうな」とおもわれてしまうと、本当はまったく違うことに人々が戸惑ってしまうという反応に、慣れはしてもやっぱり「うーん」と思うことも多いと思うんですよね。

私がいかに、日本に生まれ育って周りと一見同じに見えるおかげで埋もれて、気にされずいることで「普通」を得ているのかということにも気づきます。


アフリカ少年で母もカメルーンの人だということで生まれるギャップやエピソード以外にも、些細な「別にアフリカ関係ない」って話題も面白い話が多いので、全編笑って読むことができます!

日本は島国で、遠いし、なかなか海外からきた人はいなくて、周囲の(観光客ではなく普段触れあう身近な)人と見た目や文化の違いを考えずに長く暮らしてきたと思うんですね。でも、これからはどんどん増えると思うのですよ。「あっ」っておもうこと。私もコンビニなどで日本語で接客してくれる「見た目・名前が日本人じゃない」人のことをいちいち「日本語がうまいなあ……」と思ってましたが、まあ思うのはいいかもしれないけど、事情はそれぞれなんだということを心にとめておかなくちゃいけない。そして日本人に見える人相手でも勝手に仲間だとか「わかるでしょ?」みたいな共通認識を振りかざさないで、ひとりひとりに丁寧に接していきたいな~と。


なんか固い話になっちゃったけど、そんなの関係なくルネさんのまんがは面白いのでぜひ!「ファミリー編」は念願のフルカラーで、webで見てた時と同じように楽しめますよ。ちゃんと人によって肌の色も塗り分けられてるのがすごくいい。そういう細かいところなんだよね「個人」って。

2019/03/26 ジャイ子の本名再び、か……

いや~、たぶん私に見えてこないだけで定期的に繰り返されているんだろうな。

ジャイ子の本名はなんというのか?という話題。

それについては何度も書き加えたりしたページが作ってあるのでそこを参照してください。

ジャイ子の本名


上記のリンク先でも書いているけど、なんでジャイ子の本名とかいうのをみんな気にするんだろう……スネ夫、しずか、のび太は本名で納得してるんだよね?
茂手モテ夫とかも本名を気にしたことないだろう。なぜだ。

ちびまる子ちゃんだってお母さんや家族から「まる子」って呼ばれてるんだから、別に家のなかとか家族から本名じゃないあだ名で呼ばれたっておかしくないであろう。だから気にしないで読めばいいのだ。


ドラえもんももう声優さんが交代してからもだいぶ年月が経って、むしろ昔の声を聞いたことがないという人も増えてきただろうね。

私は交代した時からずっと、声優さんを代えて次の世代向けのアニメが作られるようになってよかったって思ってる。変なことにはなっていないし、むしろ原作好きとしては、原作に近寄った内容で作られているように感じてうれしいよ。

街中で子どもとすれ違ったりするじゃないですか。その時に「ドラえもんが~」というような声を聴くとうれしくなるし、ああ~今でも子どもたちがドラえもんを知ってて、これからもきっと知られていくんだろうと思うとほんとうれしいよ。

昔の映画ドラえもんを見るときに、声優さんが違うから「あれ?」って思うかもね。声は違うけどいいシナリオの映画がいろいろあるからぜひ今の子どもたちにも「声は変わったんだよ」と説明しつつ観てみてほしいな~。

ストリートビュー散歩17 ドイツのストリートビュー……

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧) (地域別一覧)
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(チェック:2021/04/03)

(2021/04/03 ドイツのストリートビューについて改めて記事を書きました。
ストリートビュー散歩79 【動画付き】ドイツのことと、動画

はからずも2回連続ヨーロッパになってしまいました。

私がヨーロッパのストリートビューを見ているってことあんまりないんですよ。でも、まあ、だからこそ「おお!?」と思って書きたくなるネタを見つけてしまうのかもしれません。


まず、下のスクリーンショットをご覧ください。いつもならgoogleのAPIで埋め込むんですがこれは意図したとおりにならなそうというのと、今後変わるかもしれないからちょっと保存ということもあって。今日現在の姿をね。

航空写真でも地図でも、googlemapの右下端(PCブラウザで見た時)にある黄色の人形アイコンを押すと、ストリートビューがある道路が水色のラインで表現されるんですね。縮尺を変えれば、国全体が水色で覆われたりします。

ずっと思ってたんですよ。

ドイツ……なんか薄いなって。


いまや、ストリートビュー(=グーグルカー)が走っていない地域って、ちょっと訳ありのイメージなのです。大きめの国でストリートビューが無いのは中国、インド。地域としては中東、旧ソ連、アフリカ、南米の北部のほう……紛争があったり危険だったり

全部ないって地域はあんまりないですね。中東でもドバイ近辺とかはあるし、イスラエル・トルコまで来るとがっつり全土が見られます。インドの近くでもネパールの一部、バングラディシュ、ブータンが観られる。旧ソ連や中央アジアではキルギスの全土が観られるし、アフリカは南アフリカ周辺国、ガーナ、セネガル、最近ではケニアあたりも観られるようになった。少しずつ確実に増えていますよ。


ドイツはなんか不思議だなって思っていた。都市にはあるみたいだけどとぎれとぎれ。ほかの国は、あんまり見どころの無いような山道やサバンナ、草原などの道もずーーっとストリートビューでつながってるんですよ。オーストラリアなんかほぼ砂漠で何にも見えてこないような道をずっと見ることができる、でもさすがに途中で「もういいかな……」って気分にはなる。


昨日はたまたま、きまぐれで「ドイツのストリートビュー見てみよう」と思ったのです。その薄さがとうとう心に引っかかって。

そしたら結構びっくりする状態だったのですよ。

これはボンの住宅街。何にも考えず、航空写真から「この辺住宅街だな」と思ってクリックしてみたらこれ。

こんな感じです。ドイツの、少し大き目な都市でストリートビューがある場所の住宅地はこんな感じ。

これは何かというと、ストリートビューはいろいろ勝手に写真を撮って行ってしまうわけですね。「うちの写真がネットで見られるなんて、泥棒も来るかもしれないしプライバシーにかかわるものが映ってるかもしれないし、とにかく気持ち悪い!!」という人はけっこういらっしゃるわけです。

そういう場合は、申し立てをすると見えないように処理してくれます。

日本でもこうなっているところありますよ。ただし珍しいことです。ほかの国ではあんまり見かけません、まだあんまり先進国の住宅街見て回ってないから言いきれないけど、見かけると「オッ削除申請されてるのか」と珍しいな~っと思ってしまうぐらいにはレアです。観光地や高級住宅街もいっぱい見ましたけど、「わぁ~立派なおうち」みたいなところでもそんなに隠してないですね。近所で隠してある建物の場所にはむしろ見に行ってしまったり、覚えてしまったりします。


ドイツは住宅街をちょっと歩くとこんな感じでマスクされている。わらっちゃうぐらいストリートビューがみづらい。なにを隠しているのか逆に気になってしまう。

繁華街でも、1階のお店部分はそのまんまだけど、2階以上の住居と思われるところだけマスクされてたりする。だからだいたいどこへ行ってもマスクされた建物を見ることができる。


「これは、ドイツではストリートビューが問題になったりしたのかな?」と予想を立ててドイツ語設定のgoogleでストリートビューのことを調べてみたのですが、
まあ一応「ストリートビューにはドイツは政治的に反対する」「プライバシーが映り込んでしまう」「他の国では歓迎的な人もいるが、私の国はそうではない」みたいな古い記事(2010年とか)をいくつか見つけましたが、まあそれぐらいだったら日本にもなくはないよなあと。


ベルリンも観てみたけどだいたい同じ感じですね。

というか、古い。どれも2008年~2009年に撮影されたもので、その後更新されてないみたい。こういう大都市でそれは珍しいことだ。やっぱ一回最初にやってみたけどその後更新する気にならないか、拒否られてるかどっちかなんだろうな……拒否られてるかどうかはちゃんとしたソースを見つけてないので不明ですが。

町としては、なんだか日本に似た感じでちょっと親近感がわきます。わりと情報量の多い街なみというか。看板も文字もポスターもあるし。

どういう事情なのかはもう少し調べてみようかなと思っています。

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
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