ストリートビュー散歩91 オーストラリアの道路標識

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧) (地域別一覧)
(記事の埋め込み地図・写真は記事を書いた当時・もしくは表記のチェック時のものです。Googleのデータ差し替えなどによって別の場所が表示されることがあります。ご了承ください)
※埋め込みMapが黒く表示された場合はページをリロードしてみてください。

オーストラリアはあまりチェックできていない。

ちょこちょこ見てはいますが、まだあんまりチェックできていないのがオーストラリア。ストリートビュー網は充実しています。市街地は2007年ぐらいの昔から保存されているし、砂漠・草原地帯を突っ切る道路もストリートビューで見ることができます。

でもわたし自身が、あんまりオーストラリアに興味を持っていなくて……まだ見たいものがよく思い浮かばないというか。他にも見たい地域が沢山ありすぎて。

今回はたまたま見ていたら気づいたものを紹介します。

西部劇で転がってる草を探して

もともと、「コロコロ転がる西部劇のアレな草」を見たくて、もしかしたらストリートビューに写りこんでないかな……と思いついたのがきっかけ。植物もストリートビューでいろいろ見られるし。

でもよく考えたら私、いわゆる「西部劇」っていう映画一本も見たことないですわ……

タンブルウィード – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%89

ころころ転がってる草はタンブルウィードと言うらしい。このwikipediaの記事によれば、

オーストラリアのビクトリア州ワンガラッタでは2016年の2月(つまりオーストラリアでは夏の終わりごろ)にタンブルウィードの発生によって複数の家が草に埋もれてしまうということも起きた。

とのことで、じゃあそれを見たい!!とオーストラリアの地図を開いたわけです。

草は無かった……気になったのは道路標識

草はすぐには見つからなかった。また探してみますけど、とりあえず「ないな~」とうろうろ。

そこで出会ったのが道路標識。

 

馬の標識

馬に乗った……女性?の標識。

ゴディバの話を思い出した

馬に乗った女性と言えば、ゴディバのマークの話をこないだちょうど聴いたのでそれを思い出したのですよ。

ゴディバのマークは、むかしむかしゴダイヴァ夫人が市民のために陳情し、交換条件として裸で馬に乗って移動したという(史実ではない)伝説から来ているそうなんですけど、一瞬この標識のことを「それかな!?」と思ってしまったんですよ。

ゴダイヴァ夫人 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A1%E5%A4%AB%E4%BA%BA

そうだったとしても違うにしてもこの標識がなんなのか調べてみたいと思いました。オーストラリアの標識を検索する。

オーストラリアの道路標識 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E9%81%93%E8%B7%AF%E6%A8%99%E8%AD%98

はい!ずらっと一覧になっていました。

ひときわめだつのはやっぱり動物の標識ですね。たくさんあるんだな。

カンガルーの標識はもちろん、コアラの標識、ウォンバット、エミュー、ラクダ……といろいろ。「家畜優先」なんてのもありました。

馬に乗った人や馬の標識もありますね。

Road signs in Australia – Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Road_signs_in_Australia

英語版wikipediaにはもう少し多くの種類が載っています。

女性バージョンとは限らないみたいですし、乗馬標識も少しずつ違うものがいろいろあるみたい。とにかくゴダイヴァ夫人は全く関係なかった。

でもいろんな標識が沢山あることを知れました。今後オーストラリアのストリートビューを見るときにそれも楽しみになりそうです(世界中、どこでも道路標識を見るのは楽しみなものなのです)。

考えてみると日本もいろんな動物の標識がありますね。鹿はもちろん、狸もあったような気がする。あとは猿があったかなあ?

狸は海外にはあんまりいなくて珍しい動物らしいので、一部では幻獣扱いされてるようなので「日本は空想上の動物を標識に使っている」と思われたりも……しないかな? さすがに。


今日はこんな感じで、軽めのネタでした!

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧) (地域別一覧)
(記事の埋め込み地図・写真は記事を書いた当時・もしくは表記のチェック時のものです。Googleのデータ差し替えなどによって別の場所が表示されることがあります。ご了承ください)
※埋め込みMapが黒く表示された場合はページをリロードしてみてください。

ストリートビュー散歩90 中南米で見かける電線に巻き付いた植物!

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧) (地域別一覧)
(記事の埋め込み地図・写真は記事を書いた当時・もしくは表記のチェック時のものです。Googleのデータ差し替えなどによって別の場所が表示されることがあります。ご了承ください)
※埋め込みMapが黒く表示された場合はページをリロードしてみてください。

中南米で見かける、電線に巻き付いた植物。

もうタイトルで出落ちみたいになってますが。今回は中南米をストリートビューで見ていると見かける「電線に巻き付いた植物」を見ながら紹介しますよ。
(埋め込んだ地図が真っ黒になっている場合はページを再読み込みしてみてね)

まず、どんなものか見ていただきましょう。

私はストリートビューを見るときもリアルで散歩してる時も、結構上の方に目線を向けて上空を見たりしているのですが、その時発見した電線にくっついた丸い物

電線についてる丸い物と言ったら、ヨーロッパをはじめとしてよく見かける「街灯」があるのですが、どうやらそれとは違うみたいなので目に留まりました。

よく見るとなんかモシャモシャしてるし、たぶんゴミかちぎれた植物(葉っぱや蔓)や何かが飛んできて絡まったんだろうな……と考えました。よくある事です。いろんなものが電線に絡んでいるのです。それはまた別の記事で書きましょうね……

でも、ボリビアあたりを見ているとよく見かけるんですよ、この電線に絡んだ丸い物体を。あるとき急に考え至りました、「これ、エアープラントじゃない?」

エアープラントにアタリをつけて検索してみたら……

電線に絡まったまま育つ植物だった

Tillandsia recurvata – Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Tillandsia_recurvata

例えばこのティランジアという種類。 「ballmoss」 などともいうようで、英語版wikipediaには電線にびっしりくっついた写真もあります。

南北アメリカでよくみられるものだそうです。北側にもあるのね。

ストリートビューでもワサワサポイントを発見できました!こんなにたくさん。飛んできて絡んで、そのままそこで成長しちゃうのかな。同じところにいっぱいつくのはどうしてだろう。まあ、条件が近いんだろうから、たくさん飛んできたりするのかもしれない。でもそれなら他の電線にもまばらについててもいいのに、集中しているのはなぜだろう。電線が新しいとかそういうこともあるかもしれないけど。

わかりづらいけど、真ん中に楽譜のような影ができているのが面白くてチェックしてしまった。音符だと「シソシソ~」みたいな場所に丸い影があって、かわいい。

プエルトリコにもあったよ

ここまではボリビアで見つけたものだったけど、プエルトリコでは もう少し低い位置の電線にくっついていたので、近づいて大きく見ることができました。

近づくと、花のための茎も伸ばしているのが分かって、ただ絡まっているわけではなくここで成長して暮らしてるんだな~ということが感じられます。

—-

メキシコで見られるエアプランツに言及した記事

電線に着生しているエアプランツ – LABRAVA [メキシコ 民芸 雑貨 インテリア 通販]
https://www.labrava.jp/mexico-note/0015.html

やはりこれも日本語で紹介したページがありましたね。

野生で、無機質なものにしがみついて頑張って生きている姿は、見る人の心を動かすのかもしれません。私そういうの大好きなんですよね……自然と人間が作ったものの融合というか共生?というか……

今回の記事はこんなところで終了にしておきたいと思います。軽めにね。

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧) (地域別一覧)
(記事の埋め込み地図・写真は記事を書いた当時・もしくは表記のチェック時のものです。Googleのデータ差し替えなどによって別の場所が表示されることがあります。ご了承ください)
※埋め込みMapが黒く表示された場合はページをリロードしてみてください。

ストリートビュー散歩89 ボリビアで見つけた、電柱にぶら下がってる人形について調べてみたら……

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧) (地域別一覧)
(記事の埋め込み地図・写真は記事を書いた当時・もしくは表記のチェック時のものです。Googleのデータ差し替えなどによって別の場所が表示されることがあります。ご了承ください)
※埋め込みMapが黒く表示された場合はページをリロードしてみてください。

ボリビアでいろいろ見て回っていて、いくつかまとめたい発見があったんですけど、まずはこちらから。

ボリビアのストリートビューで見かける人形

人形かな?

人の実物大ぐらいです。なぜなら素材が普通の「人間の服」なので。こういう感じで電柱に括り付けられています。

ちょっと……怖いかんじだけど、結構あちこちにぶら下がっているので「たぶん、この地域の行事だな。魔除けとか健康祈願とかそういう意味合いかもしれない」ととりあえず仮説を考えました。(日本人らしい発想)

街や家に、その地域独特の飾りやお祭りなど行事の痕跡が残っていることはよくあります。たぶんそういうものだろうと。

高い位置に。

靴も履いている。

とりあえずネットで検索してみた。

大体のことはネットで検索すると出てくる。

今どき、どこの国でも日本人が訪れていて、わたしがストリートビューで見つけるものぐらいのことは誰かが言及しているのですよ。 ゴミ箱の話はちょっと調べるのに苦労したけど……あんまりにも「そこでは当たり前」「ちょっとだけ変わってて、興味がある」ぐらいの話だと、空気の話より気にならなくなるのかもしれません。「その場所の空気について」の方がまだ話題になるかもしれない。

で、調べてみた結果人形がなんなのかはすぐにわかりました。

人形はちょっと怖い意味の「街角サイン」だった。

 

Rag dolls, not cops: Lynching mobs in Bolivia leave behind stuffed faces — RT World News
https://www.rt.com/news/bolivia-lynching-rag-dolls-524/

ボリビアでは警察が機能していない場所が多く、町では市民が自警団を作って、犯罪者を「私刑」に処していると。

この人形は「そこでそういうことがあった」という、犯罪者に向けた警告、または指名手配らしいのです。

街角に犯罪者の指名手配人形、住民による私刑が増加 南米ボリビア 写真14枚 ファッション ニュースならMODE PRESS powered by AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/modepress/2688441?pid=

↑こちらでも人形の写真が掲載されている。

The hanging effigies of Bolivia – Notes from Camelid Country
https://notesfromcamelidcountry.net/2012/10/28/the-hanging-effigies-of-bolivia/

↑も一つ記事を。写真多めでわかりやすい、そしてこうやって見ると怖さがすごい。犯罪者に向けた警告だとわかっていても、やっぱり怖いな。住民は警察を信用していないと書かれていた。私刑じゃなく、腐敗した警察でもなくきちんと法律で取り締まれるのが一番いいとは思うのだけど……

日本にはねぇだろ③ ボリビア色々|宍戸誠|note
https://note.com/shishido_m/n/n042a3c0b503c

日本の方の、日本語で書かれたボリビア紹介記事でも言及されていました。


今回の場合は言及記事が多かったのですぐにたどり着けました。たぶん最初のキーワードは「Bolivia hang doll」みたいに、ぶら下がってる人形。という特徴から容易にたどり着けます。あとは記事内の単語などを使って辿って行けば続々情報は出てくるといった感じです。

 

それにしても、最初は人形の近くの窓にもヒト型があったから「やっぱり何かのおまじないか、行事だな!」って思ったのにな。

窓に小さい人形が飾ってあるでしょ?

ここも向かい側の左右の電柱に、洋服で作った人形がぶら下がってるんだけど……

 

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧) (地域別一覧)
(記事の埋め込み地図・写真は記事を書いた当時・もしくは表記のチェック時のものです。Googleのデータ差し替えなどによって別の場所が表示されることがあります。ご了承ください)
※埋め込みMapが黒く表示された場合はページをリロードしてみてください。

ストリートビュー散歩88 サイパンうろうろ動画と、動画で紹介していない場所の風景

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧) (地域別一覧)
(記事の埋め込み地図・写真は記事を書いた当時・もしくは表記のチェック時のものです。Googleのデータ差し替えなどによって別の場所が表示されることがあります。ご了承ください)
※埋め込みMapが黒く表示された場合はページをリロードしてみてください。

サイパンうろうろ散歩動画

ストリートビュー散歩の動画で、サイパンをうろうろして日本語が書いてある看板を探そう!という動画を作ってUPしました。

新宿デートクラブから始まって、クレイジーグッズの店やサイパンダも見て、最終的にはきれいな海を見ながらさようなら。

動画内でも少し触れていますが、サイパンには戦跡もいろいろあるので、日本人としてはサイパンを訪れたら一度行っておきたいと思います。

動画の中では戦跡は見ていないですが、ストリートビューでも見ることができる場所がありますよ。

スーサイドクリフ。

Google mapsに書き込まれたクチコミは日本の人のクチコミも多いですね。

動画の中でもちらっと触れていますが、ストリートビューの車がいつ撮影に行くかで景色もガラッと変わる場合があります。

この場所はちょうど赤い花の終わりかけ、散って積もった花びらと樹に残った花々が辺りを鮮やかに染めていて、何とも言えない景色を作り出しています。

4月ごろから咲き始めて、7月ぐらいまで花が見られるようなのですが、撮影が2014年の6月とのことなのでやはり終わりかけですね。

この花はフレームツリー・火炎樹・南洋桜と呼ばれる木のようです。

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧) (地域別一覧)
(記事の埋め込み地図・写真は記事を書いた当時・もしくは表記のチェック時のものです。Googleのデータ差し替えなどによって別の場所が表示されることがあります。ご了承ください)
※埋め込みMapが黒く表示された場合はページをリロードしてみてください。

ストリートビュー散歩87 エクアドルの赤道直下 ストリートビューで見る赤道直下シリーズ【2】

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧) (地域別一覧)
(記事の埋め込み地図・写真は記事を書いた当時・もしくは表記のチェック時のものです。Googleのデータ差し替えなどによって別の場所が表示されることがあります。ご了承ください)
※埋め込みMapが黒く表示された場合はページをリロードしてみてください。

前回のケニアに続き、赤道直下シリーズ第二弾。間が空いてしまった。

ストリートビュー散歩84 ケニアの赤道直下 ストリートビューで見る赤道直下シリーズ【1】

エクアドルのことも当然メモしてあると思ってたのに、なんにも残ってなくて驚愕。えー。ということでもう一回地図をちゃんと見直して書きます……

ブラジルを見る予定だった

アフリカでは赤道直下にあるストリートビューはほとんどケニアのみ。

コンゴ民主、コンゴ、ガボンにはストリートビューがないし、ウガンダもあまり広範囲にはないからちょうど赤道の辺りは(ヴィクトリア湖にかかってるのもあって)見ることができない。

じゃあ次は南米だ!ブラジルにも赤道直下を表す何かはあるかな?英語じゃないからブラジルのことばで赤道ってなんていうのか調べてみないとな……ブラジルは公用語がポルトガル語かあ。ポルトガル語で「赤道」は……

Equador …… エクアドル!!??

えっじゃあ南米の国の「エクアドル」って赤道って意味なの?と調べてみると、エクアドルの公用語はスペイン語だけどこちらも「Ecuador」で赤道、国名も赤道から来ているとのこと。

知らなかった。

「赤道」と名乗るほどのエクアドルの方が気になる

地図上ではさっそくこんな感じで赤道がアピールされている。

「世界の中心記念碑」!!

スペイン語では「Ciudad Mitad del Mundo」。この場所についての解説によれば、北半球と南半球をまたぐことができるポイントがあるんですって。すごいなあ。

北半球にいる俺を撮って!!

みたいなシーンなんだろうか……手前の倒れている人は、前方から見るとカメラを構えているので写真を撮ってるところだと思うのですが。

 

ぐるっと後ろを振り返ると、こちらにも這いつくばった人と赤道をまたぐ人が。

いいなあ、ここは行ってみたいポイントだなあ。

ストリートビューで 世界のいろんな場所を見ていると、「ストリートビューでしか見られないもの」もあれば、「実際行って体験したり、自分がそこにいる写真などを撮りたいな」という場所もある。ここは両方だな!

同じ場所の西側には誰もいない。西はスペイン語で Oeste なので「O」と石碑にかかれている。

西側が人気がないとかそういう意味はたぶんなくて、時間的に太陽が逆光になるから、この時間は順光になってる東側で記念写真を撮っているのだろう!

 

南(Sur)からみた図。立派だ!

ちなみに東は Este 、北は Norte で頭文字が違うのは西の Oeste だけなのね。音はどれも似ているね。言葉は面白い。