ストリートビュー散歩89 ボリビアで見つけた、電柱にぶら下がってる人形について調べてみたら……

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ボリビアでいろいろ見て回っていて、いくつかまとめたい発見があったんですけど、まずはこちらから。

ボリビアのストリートビューで見かける人形

人形かな?

人の実物大ぐらいです。なぜなら素材が普通の「人間の服」なので。こういう感じで電柱に括り付けられています。

ちょっと……怖いかんじだけど、結構あちこちにぶら下がっているので「たぶん、この地域の行事だな。魔除けとか健康祈願とかそういう意味合いかもしれない」ととりあえず仮説を考えました。(日本人らしい発想)

街や家に、その地域独特の飾りやお祭りなど行事の痕跡が残っていることはよくあります。たぶんそういうものだろうと。

高い位置に。

靴も履いている。

とりあえずネットで検索してみた。

大体のことはネットで検索すると出てくる。

今どき、どこの国でも日本人が訪れていて、わたしがストリートビューで見つけるものぐらいのことは誰かが言及しているのですよ。 ゴミ箱の話はちょっと調べるのに苦労したけど……あんまりにも「そこでは当たり前」「ちょっとだけ変わってて、興味がある」ぐらいの話だと、空気の話より気にならなくなるのかもしれません。「その場所の空気について」の方がまだ話題になるかもしれない。

で、調べてみた結果人形がなんなのかはすぐにわかりました。

人形はちょっと怖い意味の「街角サイン」だった。

 

Rag dolls, not cops: Lynching mobs in Bolivia leave behind stuffed faces — RT World News
https://www.rt.com/news/bolivia-lynching-rag-dolls-524/

ボリビアでは警察が機能していない場所が多く、町では市民が自警団を作って、犯罪者を「私刑」に処していると。

この人形は「そこでそういうことがあった」という、犯罪者に向けた警告、または指名手配らしいのです。

街角に犯罪者の指名手配人形、住民による私刑が増加 南米ボリビア 写真14枚 ファッション ニュースならMODE PRESS powered by AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/modepress/2688441?pid=

↑こちらでも人形の写真が掲載されている。

The hanging effigies of Bolivia – Notes from Camelid Country
https://notesfromcamelidcountry.net/2012/10/28/the-hanging-effigies-of-bolivia/

↑も一つ記事を。写真多めでわかりやすい、そしてこうやって見ると怖さがすごい。犯罪者に向けた警告だとわかっていても、やっぱり怖いな。住民は警察を信用していないと書かれていた。私刑じゃなく、腐敗した警察でもなくきちんと法律で取り締まれるのが一番いいとは思うのだけど……

日本にはねぇだろ③ ボリビア色々|宍戸誠|note
https://note.com/shishido_m/n/n042a3c0b503c

日本の方の、日本語で書かれたボリビア紹介記事でも言及されていました。


今回の場合は言及記事が多かったのですぐにたどり着けました。たぶん最初のキーワードは「Bolivia hang doll」みたいに、ぶら下がってる人形。という特徴から容易にたどり着けます。あとは記事内の単語などを使って辿って行けば続々情報は出てくるといった感じです。

 

それにしても、最初は人形の近くの窓にもヒト型があったから「やっぱり何かのおまじないか、行事だな!」って思ったのにな。

窓に小さい人形が飾ってあるでしょ?

ここも向かい側の左右の電柱に、洋服で作った人形がぶら下がってるんだけど……

 

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ストリートビュー散歩88 サイパンうろうろ動画と、動画で紹介していない場所の風景

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サイパンうろうろ散歩動画

ストリートビュー散歩の動画で、サイパンをうろうろして日本語が書いてある看板を探そう!という動画を作ってUPしました。

新宿デートクラブから始まって、クレイジーグッズの店やサイパンダも見て、最終的にはきれいな海を見ながらさようなら。

動画内でも少し触れていますが、サイパンには戦跡もいろいろあるので、日本人としてはサイパンを訪れたら一度行っておきたいと思います。

動画の中では戦跡は見ていないですが、ストリートビューでも見ることができる場所がありますよ。

スーサイドクリフ。

Google mapsに書き込まれたクチコミは日本の人のクチコミも多いですね。

動画の中でもちらっと触れていますが、ストリートビューの車がいつ撮影に行くかで景色もガラッと変わる場合があります。

この場所はちょうど赤い花の終わりかけ、散って積もった花びらと樹に残った花々が辺りを鮮やかに染めていて、何とも言えない景色を作り出しています。

4月ごろから咲き始めて、7月ぐらいまで花が見られるようなのですが、撮影が2014年の6月とのことなのでやはり終わりかけですね。

この花はフレームツリー・火炎樹・南洋桜と呼ばれる木のようです。

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ストリートビュー散歩87 エクアドルの赤道直下 ストリートビューで見る赤道直下シリーズ【2】

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前回のケニアに続き、赤道直下シリーズ第二弾。間が空いてしまった。

ストリートビュー散歩84 ケニアの赤道直下 ストリートビューで見る赤道直下シリーズ【1】

エクアドルのことも当然メモしてあると思ってたのに、なんにも残ってなくて驚愕。えー。ということでもう一回地図をちゃんと見直して書きます……

ブラジルを見る予定だった

アフリカでは赤道直下にあるストリートビューはほとんどケニアのみ。

コンゴ民主、コンゴ、ガボンにはストリートビューがないし、ウガンダもあまり広範囲にはないからちょうど赤道の辺りは(ヴィクトリア湖にかかってるのもあって)見ることができない。

じゃあ次は南米だ!ブラジルにも赤道直下を表す何かはあるかな?英語じゃないからブラジルのことばで赤道ってなんていうのか調べてみないとな……ブラジルは公用語がポルトガル語かあ。ポルトガル語で「赤道」は……

Equador …… エクアドル!!??

えっじゃあ南米の国の「エクアドル」って赤道って意味なの?と調べてみると、エクアドルの公用語はスペイン語だけどこちらも「Ecuador」で赤道、国名も赤道から来ているとのこと。

知らなかった。

「赤道」と名乗るほどのエクアドルの方が気になる

地図上ではさっそくこんな感じで赤道がアピールされている。

「世界の中心記念碑」!!

スペイン語では「Ciudad Mitad del Mundo」。この場所についての解説によれば、北半球と南半球をまたぐことができるポイントがあるんですって。すごいなあ。

北半球にいる俺を撮って!!

みたいなシーンなんだろうか……手前の倒れている人は、前方から見るとカメラを構えているので写真を撮ってるところだと思うのですが。

 

ぐるっと後ろを振り返ると、こちらにも這いつくばった人と赤道をまたぐ人が。

いいなあ、ここは行ってみたいポイントだなあ。

ストリートビューで 世界のいろんな場所を見ていると、「ストリートビューでしか見られないもの」もあれば、「実際行って体験したり、自分がそこにいる写真などを撮りたいな」という場所もある。ここは両方だな!

同じ場所の西側には誰もいない。西はスペイン語で Oeste なので「O」と石碑にかかれている。

西側が人気がないとかそういう意味はたぶんなくて、時間的に太陽が逆光になるから、この時間は順光になってる東側で記念写真を撮っているのだろう!

 

南(Sur)からみた図。立派だ!

ちなみに東は Este 、北は Norte で頭文字が違うのは西の Oeste だけなのね。音はどれも似ているね。言葉は面白い。

ストリートビュー散歩86 ケニアのモンバサ・ロードで出会った商売人たちと空にかかる虹

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(チェック:2023/12/5)

ナイロビからモンバサまで

前回(ストリートビュー散歩85 ガーナで出会った「その時、その場所だからこそ」のもの)も「偶然そこにグーグルカーが通りがかったからこそ見られたものが好き」というような話をしましたが、今回もそういうはなし。

ケニアにモンバサロードという長い道路がありまして、ナイロビからモンバサまでつながっている重要な道だと思うんです。そこを大体全部見た。ざっとだけど。

道端にふつうに動物がいたり、牛などの動物を連れて歩いている人がいたり、鉄道の線路の近くを通っているので、列車が見られるかな?という期待もあったり。

Mombasa–Nairobi Standard Gauge Railway – Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Mombasa%E2%80%93Nairobi_Standard_Gauge_Railway

モンバサは海沿いの町で、観光地だと聞いたことがあります。大きな町があって、ビーチもあって。

首都と観光地を結ぶ道なんだから、交通量も多いですよ。トラックも結構走っています。

道の真ん中に、ひとが

危ない!……とグーグルストリートビューを見てて思うことがけっこうあります。車が走ってる道を渡ってくひとがいるんですよ。ただ、信号も歩道も少なくて、多くの地域で「様子を見て、車が来ない隙に・混んでて止まってる隙に間を抜けていく」という横断が必要なことがあるようですね。アフリカだけじゃなくてアジアでも南米でも結構見る。

また、交通量もそこそこあるし、渡りたい人も多そうなんだよね。事故の発生はやっぱり珍しくないのか?それともみんな何とか譲り合ってやってるのか?

モンバサロードでもこんな感じで人が道の真ん中にいて、「危ない!」って思ったんですよね。

渡ろうとしてるの!? 危ない!とりあえず真ん中まで渡っておいて、こっちも通り過ぎたら渡るつもりなのかな?……と最初は思ったのですが……

これは……通りがかる車に水や果物を売っているんだな?

ということに気付いてきました。

(沢山埋め込みで貼ると画面が表示されないことがあるのですが、黒く表示されたらページを再読み込みしてみてください……)

人気ですよ。欲しかったとしても誰から買うか迷いそう。

切ったスイカなども! すごい!

たぶんここまでたくさんの人が行商していると、この辺りを通るときは車も減速して通行するんでしょうね。

道路わきでいろんなものを売っているところは今までたくさん見てきましたが、真ん中まで出てきて販売しているのはモンバサロードで初めて見ました。

確実に交通量が見込まれる場所だからこそと思うので、なかなか同じ条件で同じような状況になっているところはないのかも?

 

最後に、モンバサロードで見つけた虹をご覧ください。

二重に虹がかかっていますよ!

 

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ストリートビュー散歩85 ガーナで出会った「その時、その場所だからこそ」のもの

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ストリートビューならではの出会い

私がストリートビューを見ていて「いいなあ!」と思うもののひとつに、「その時 偶然グーグルカーが通りかかったから撮影できたもの」があります。

それはハプニングとかでもいいんだけど、あんまりそういう「おもしろ」じゃなくて、普段の生活の中にある「その時ならでは」だとちょっとうれしい。

最近だと、Covid-19関連で「ああ、今の時期に撮影したからこそ撮れた景色だな」っていうものが見つかるんですけど、そういうのも大事な「その時」の瞬間のひとつですね。

ガーナの道端で出会った、カゴ細工をする人々

家具などを路上で販売していたり、路上のお店もすごく好きなんですが、そんななかでも最近見つけた「カゴ細工工房」の様子はすごかった。

カゴ細工工房っていうか……ストリート工房(?)ですよ!

ザルやカゴ、バッグなどの細工から、ソファーまである。そして、いままさに作っている人がここにいる!

この並びには楽器や祭用のマスク、動物を模した細工などもあるので、お土産用もあるかもしれません。

こういう場面にばったり出会えるのも、ストリートビューの面白いところだなあと。

イベントにも出くわす

こちらも偶然見つけて、「これは何をやっているんだろう?」と思った光景。

国旗を掲げて、なにか行事を開催しているようだ。

航空写真で見ると、ふつうに広場なんですよね。

Black Star Square – Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Black_Star_Square 

クチコミの写真を見ても、一般人が入っていける場所のようだし。上記のwikipediaにもある通り、国の重要なイベントなどをここで開催するとのこと。

左上と右下の情報によると、撮影したのは2016年の3月らしい。

毎年この場所では、3月6日の独立記念日に合わせてパレードが行われるとのこと。ということは、たぶんその式典が行われているところにちょうど通りかかったんだな。

たまに、「いい季節を狙って撮影したんだなあ」ということもストリートビュー散歩をしていて感じるので、もしかしたら偶然じゃなくて、その日にここを通るように巡回ルートを調整したりもしている可能性がありますが。

イベントの様子をこうやって、バイクを止めて外から眺めている人もいるんだなあと。こういう何気ない「その時」を垣間見られるのがストリートビューの良いところだと思っています。

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