2019年に買ってよかったもの、いまさら。

もう2020年になって2週間たったんですけど、いまさら2019年に買ってよかったものを書いてみる。

こういう記事を書いておくと「あーあれを買ったのはそのころか」という備忘録にもなりそうですね。画像はamazonか楽天にリンク貼ってます。(アフリエイト・アソシエイトを利用しています)

1.アップルペンシル

ipad proと一緒に使ってるのですが、これを手に入れてから作画の手順が変わりました。いままでどうしてもアナログ(つけペンと紙)じゃなければ出なかった線が、……まあ出るような気がします。そして消しゴムを使わなくてもいい、原画をスキャンしなくてもいい。全体像がよくわかんないというデメリットもありますが、その辺は紙に描いたものを写真に撮ってネームにしたり、PCと併用しているので何とかなっています。出先でも絵が描けるようになったのが一番大きいかな。

2.ヘッドホン ATH-AD500X

あ……値段がすごく下がってる……いままで見たことのない値段に……買った時よりも安く……あああ~あ~あ~~~

まあいいですよ。いいよ……

この前に使ってたヘッドホンも気に入ってたんですが、 耳の少し上の部分のプラスチックが両方割れて、装着した時にハの字になるのでリボンやゴムや針金・粘着ゴムを使って修理を5回ぐらいしたのですが、買い替えたほうがいいな……と買い換えました。

ATH-AD500DXを買おうときめていたのですが、見つけた時は8000円ぐらいだった値段がもたもたしているうちに10000円に値上がりしてしまい、買う機会を見失って前のヘッドホンを修理してだましだまし使う日々。某電子マネーのキャンペーンで20%オフにできるということで「実質8000円ぐらいだしな」って買ったわけです。

それがいま……amazonで6000円台に…… うう、まあいいですよ。

「ハの字に浮かずに頭にフィットするヘッドホンっていいなあ、気がおかしくなりそうだったのがなくなったよ!」っていうとなんでもいいみたいですけど、このヘッドホンの装着感はいいですよ。

前回の破損を教訓に、付け根がプラスチックなものは避け、ヘッドパッドも分離してるものを選びました。

私は家でしか使わないので大丈夫ですが、音もれが激しい気がします。私が深夜に見てたアニメの悲鳴が隣の部屋に聴こえて家族を不安にさせてしまいました。外の音もよく聞こえるし、聞いてるものの音もよく漏れています。何を聴いてるか知られたくない人にはあんまりおすすめできません、というか今時こんなことある??なんか私の使い方がおかしいのか?

そういう特徴の機種だとTwitterで信頼文具舗の和田さんに教えていただきました! 仕様ならよかった!

3.フランフランのポータブル扇風機

 

コミックマーケット(夏コミ)用に買ったもの。当日活躍しました。

風の強さも選べるし、充電も長時間持ちます。高くないし。
2020年も使いたい……が、夏コミ無いんだよね今年。5月のコミケはまだそんなにあつくなさそうだし。

4.時っ感タイマー トキサポ

設定した時間の経過をお知らせしてくれるタイマー。
トークライブでも残り時間表示に使いました。

「10分間○○をしよう」と思ったら10の目盛りまでつまみをひねると、10分後に音が鳴ってお知らせしてくれる。

いいところは色で時間の残りの目安がわかりやすいこと。
「勉強を1時間やろう!」などという用途で使うようですが、私は逆に「15分だけ休もう」というときに時間をはかっています。

際限なく休憩してしまいますからね。ぼーっとしてたらあっというまに数時間立ってたりするじゃないですか、だから「15分だけ休憩ね!」と自分にお知らせする。

あとは、ゲームの時にも役立ちますよ。スマホゲームでなにか「6分で生産が完了するのですぐ利用する」アイテムを作るときとか、「10分後に出来上がるものを15分以内に使ってクリアする」というとき、10分待てないからと他のことをしているとゲームのことを忘れちゃって失敗して無駄になってしまう……そんな時にトキサポをセットしておくと忘れずにプレイできて便利です。(笑) ゲームに使うのかよって感じですけど、ゲームだって「ちゃんとできる」ことはストレス解消になり、逆に「ちゃんとできない・失敗する」のはストレスになってしまうのです。ゲームもちゃんとやってスカッとしようじゃないか。

お知らせの音が結構大きくて、無音にしたりはできないところがちょっと使いにくいかも。
厳密な時間は測れないので、そういう用途だとデジタルのタイマーを使ったほうがいいでしょうね。

5.地図で見るアフリカハンドブック

本です。最近アフリカについて勉強をしていて、教えていただいたこの本は 地図に色分けしたりグラフなどでみせながら、文章で概要を教えてくれるというもの。
ひとつの項目について2~3ページで書かれているので、ざっといろんなことを知りたいという知識欲を満たしてくれます。

いままで考えたこともなかった、とてもあたりまえのことなんだけど、

「アフリカでは同じ川がいろんな国を通っているんだ……」ということに気づいてショックでした。日本の川って……上流から河口まで日本の川じゃないですか……でも大陸ではそうとは限らないのかって。おなじ、貴重な真水の川の水を、どの国がどこで何に使うかって言うことが他の国にも影響してくると。考えてみれば当たり前なんだけど、この本でそのこと読むまで考えたことなかったと気づいたのです。

6.ワックスプリント

これも本です。

アフリカでよく使われている、華やかなデザインとカラーの布。

それがどこから来て、どういう風に作られて売られて、どういう風に利用されているのか。ワックスプリントについて研究しているフランスの方の本です。写真がたっぷりでそれを見ながら「こんな布あるんだなあ」と思うのもいいし、添えられた文章(とはいえ読み応えのあるたくさんの文章)もキャプションを読み込めばワックスプリントに詳しくなれる。

2020年はアフリカ布を身に着けたりもしたい。買って自分で巻きスカートでも作ろうかな。 簡単なバッグは作ったよ。
アフリカ布を使って簡単な手提げを作ってみたよ

7.寝袋タイプの毛布

 

↑なんか、こういう毛布。

私はシープ調の毛布を愛しているのですが、最近手に入ってなかったんですよ。前は1枚1500円以内で近所に売っていたのに…… 正直シープ調毛布は使ってるうちに汚くなっちゃうし、そうなると暖かくもなくなるので、消耗品なんですよね。洗ったところでダマになった毛は復活しないのですよ。

で、お気に入りの毛布がない寒い冬を迎えていたけれど、いまは暖かいです。上記の寝袋に入り込んで寝ているから。あったかいです。寝返りうったときにできるスキマから寒い空気が入ってくることもなく、ぐっすり暖かく寝ています。身動きがとりにくくなるのと、暖かすぎて汗をかきやすいのが難ですが、いいです。靴下もちゃんと履いておいたほうがいいですね。

 

他に何かあったかな……思い出したらまた追加しますけどとりあえずこんなところです。

 

 

 

 

2020/1/15 企画を考えたい

今年はちゃんと企画を考えてモノづくりしたいと思ってる。

今まではどうしてたかというと、なんか作りたいものをいろいろ作ったり描いたりして、集まったらまとめて作品集にするという形が多かった。

同人誌については一応「こういう本を作ろう」と考えてから描いているんだけど、それをイラストを描くことや工作することにも当てはめてやっていきたいと思っている。

テーマを決めて沢山作った商品をそのテーマで売るとか、
イラスト集を作るために絵を描くとか。

特に工作の方は、あんまりちゃんと考えないで「こんなんどうだろ~」と思ったものを作ってみて、「できたできた」とできたものをその辺にほっぽっておいて、なんだかいろいろ作ったような気がするけど、集めてみると意味の分からないガラクタになっちゃってるな?ということが多い。

なので、商品にするならするで、そのための技術と必要なものをそろえて、作る個数やボリュームも考えて、ちゃんと展開しよう。と。


私のアクセサリー作りは、始めたばかりの時に作った結婚式で身に着けるアイテムってのが一番よくできていて、それ以上のものがなかなかできないんだけど……やっぱりちゃんと目的があって、目指すものがはっきりしていたからこそ作れたんだろうなあと思うのですよ。

だから「普段使いでカバンにつけたりしておでかけするためのグッズ」とか「〇〇好きの人がちょっと楽しくなるアイテム」とか、そういうのをちゃんと考えて企画して作ればいいものができるんじゃないかと。ようやく私はそんな初歩的なことに気が付いたのですよ……

2020/01/12 ウィスキーの割りもの

ウィスキーをどうやって飲むかについてはまだまだ模索中です。

ウィスキーそのものは大体どれを飲んでも美味しいと思っている。特に外で、お店で飲むとすごくおいしくかんじる。それで、家で飲みたいと思ってお手軽な缶のハイボールを買ってくると、ちょっと満足度が低いような気がしてしまう。
「こんなんだっけな?」って思ってしまう。

ウィスキーを買ってきて、割るとおいしくかんじるので、缶のハイボールとなにか相性がよくないんだろうな。缶じゃなければ濃さもそんなに濃くなくても美味しいと思うんだけど……

でも、美味しいとは思ってもそんなにたくさん飲めないし、時間が経つとちょっと美味しさがなくなるような気もするし、ほかのお酒ものみたくてなかなか飲まずに結局多くを捨てることになってしまう。

割高だけど、コンビニなどで売っている小さいボトルのものが飲み切りサイズでちょうどいいのかもしれない。

こんどは違いを考えながらミニボトルでちょっとお高めなものも挑戦してみようかな。小さい洋酒のボトルが棚に並んでるのとかちょっと憧れたよなあ〜。

 

 

【電子書籍】おしらせ・「お楽しみは文房具1巻」のUnlimited終了について

11月から配信開始していた同人電子書籍「お楽しみは文房具 1巻」ですが、KDPの規約に違反してしまっていたのでいったん販売停止・そして処理が終わったので再開しました。Unlimitedでの読み放題は終了し、現在は通常販売のみになっています。

以下はその詳細です。(用語とかが正式な表記と違ったらすいません)


1月7日、急に「ハッ!?」と気づきました。
「お楽しみは文房具」の電子書籍、AmazonKindleの規約に違反してるんじゃないか?……と……

■「お楽しみは文房具」はwebメディア「文具のとびら」に掲載中で、無料公開ページで掲載されたまま電子書籍を発行した
■Unlimited(KDPセレクト)に登録して読み放題、販売ロイヤリティを70%のプランにしている
■KDPセレクトで登録するには、他の電子書籍サイトや個人サイトで電子書籍を販売せず、AmazonKindleで「専売」しなくてはいけない(紙の同人誌や書籍流通は可)
■「お楽しみは文房具」電子書籍版はほかのサイトでは販売していない
■サンプルを公開する場合は全体の10%以内にとどめること

この最後のところなんですが、電子書籍版には書きおろし・修正もあるとはいえ、無料で公開してる部分がほとんどなので、10%どころではないページが現在もwebサイトで読めるのです。ちょっとずつ手を加えたり、順番など再編集してますがそういう問題じゃないだろう。


失念していた……ダメ……

電子書籍を発行するようになってもう3年ほどたちます。もちろん毎回、規約に違反しないように作っているつもりですが、ちゃんと条件を確認することを怠ってしまいました。いままでと同じように作って、
「amazon以外に登録してないから=専売」
と疑うこともなく思い込んで登録してしまいました……
ほんとうにウッカリで悪気はないのですが結果的に違反してるんだから駄目ですね。言い訳のしようもない……悪気はなかったということしか言えない……


対処と現在の状況

気づいてから、とりあえずKDPセレクトの自動更新を止めました。1月31日で最初の「配信開始から90日間はAmazonKindle専売にすること」という制限期間が終了します。基本的には自動継続するものなのですが、それを止めました。

でも継続しないからといっても、期間満了までは読み放題(Unlimited)、70%のロイヤリティが続いてしまいます。なので次に「販売停止」処理を行って一旦購入できないようにして、お問い合わせフォームからカスタマーサポートに連絡しました。

・webで公開され、現在も無料でよめる作品を中心に編集した電子書籍であること
・KDPセレクトに登録してUnlimited対象にしていたが、無料で大部分が読めるため専売に当たらず、規約違反をしてしまった

・更新停止と販売停止処理をしたが、今までに発生したロイヤリティとUnlimitedの支払いについて適切に処理をお願いしたいこと

次の日には返事がいただけて、

・規約を確認して頂きありがとうございます
・ロイヤリティとUnlimitedの支払いについて処理しました
・KDPセレクトも解除したので、すぐ販売を再開できます

とのことでした。

私の方からは、KDPセレクトではない35%の料率を選んで、再出版の依頼を送信しました。

現在は通常の販売状態に戻っています。

お楽しみは文房具


まとめ……

現在も無料で公開されているものでも、電子書籍にして販売することは可能ですし、私自身も再編集し、表紙も付けて、描き下ろしもあり……と楽しめる一冊を作っているつもりです。でもそれだと「専売」にはならない(ほかでも読める)ことを今後も忘れないようにしようと思います。本当に、気づいた時は「アッッ!!やっちゃってる!!」と超焦りました。買ってくださった方、読んでくださった方、プラットホームであるAmazonKindleのことを考えたら、「そのままにしておけば90日が終わる……」と放置する気にはなれませんでした。

KDPセレクトから外してくださったので、専売の縛りもなくなりほかの電子書籍販売サイトでも配信できるとは思いますが、1月31日まではAmazonだけの登録にしておこうと思います。2月以降に、ブックウォーカー、DLサイトなど他の販売店にも登録……しようかな……


現在も読み放題・AmazonKindle専売で配信している電子書籍

以前、「お楽しみは文房具」も合わせて紹介する記事を書いたのですが、上記の件に気づいた時に非公開にしています。そこで紹介していた、「筆記具」「ノート・手帳 わたしと手帳のふたりきり。」についての文章を下記に再掲します。

以下のものはほかのサイトでは未販売、同人誌も手元には在庫がない本でございます……ああ~自分の規約理解力に自信なくなってきた。チェックリスト作っておいて毎回「この本は〇〇ですか?」って確認したほうがいいだろうな……


別冊文房具 筆記具 電子版


つまり私がかって使って気に入ったり愛用したりしている筆記具を紹介した本なのです。いろんな筆記具がありますよね。でも相当網羅してる研究家ならいざ知らず、一般人のばあいはそんなに筆記具を買いまくっているわけではない。
となると、どんな筆記具を買うのか、そこから話は始まるわけです。

わたしが一般人かというと……まあちょっとだけ普通より筆記具を買う頻度が高いとは思いますが、結局は愛用品のリピートですよ。好きなものをずっと使っている。

この筆記具本を描いた時から、今はまた愛用品とかが変わってきているのでまた新刊を描き下ろそうかな?

ノート・手帳 わたしと手帳のふたりきり。


こちらはノート・手帳の愛用品を紹介。ノートも筆記具も、結局使い続けるものって「慣れたもの」なんですよねえ。慣らしちゃうのが一番なのかなあ。どんなノートでも運用し始めはやっぱり違和感があるもの。でも、使い続けて慣れてしまうと、ほかの手帳のフォーマットが優れてたとしても、慣れたものと比べると使いづらく感じてしまう。ことがある。

いまや手帳は本当に毎年同じものばかり買うようになってしまい、新しい「これ使ってみたら便利だったよ~」なんてものがなくなってしまった気がします。
ひとつ「もう手に入らないのに次もこれがいい」というノートがあり、それをどうしようかな……という悩みがございます!

手帳を使うということについての漫画も2ページ描いて巻末に掲載しています。

こちらはなかなかこのボリュームのネタが今後の活動でたまっていく気がしないので、もうノートについて一冊にまとめることはできないかも……?そういう意味でも是非古くならないうちにご覧いただきたいですね。


よろしくお願いします!

 

【映画】「第9地区」(ニール・ブロムカンプ監督)観た・ネタバレちょっとあり?の感想

ニール・ブロムカンプ監督と言えば、私は「チャッピー」が好きなわけですが。

さらに評価の高い、「第9地区」も見てみよう!と思って、だいぶ前……たぶん3年以上前にDVDを買ったんですよ。

なのに、なんとなく見る機会をうしなって、長い間そのままにしていた。
ずっとずっとテレビの前に転がっていて、(見るときはPCで見ますが……)何年もそのまま。とうとう見ようと思ったり、やっぱり見なかったりと謎の時間が過ぎていきました。

しかし、とうとう観たのですよ。この2020年1月8日、新年初めての映画に。この「第9地区」を。選んだのです!

今となっては、DVDは画質がイマイチですね。900円ぐらいで買えたので買ったのですが、すでにブルーレイが900円になっており、上記のプライムビデオなら199円で見られます……


【あらすじ】

南アフリカ・ヨハネスブルグの上空に突如現れた地球外のものと思われる飛行物体。しかし停泊してるだけで何も起こらないので、無理やりこじ開けて中に入ってみたら、すっかり衰弱した宇宙生物らしきものが大量にいた。人道的な面から救出して住居を与えて難民キャンプができたけれど、宇宙生物はなんだか野蛮で暴力的だし、見た目がエビや昆虫のようなので徐々に住民から疎まれる存在に。

とうとう、「エビ」たちを他の地域に無理やり閉じ込めようと、人間たちは表面的には友好的な態度で「エビ」の居住地へ赴くが……


【これ以降内容にも触れるよ・ネタバレ嫌な人は読まないでね】

差別であったり、政策に翻弄される難民だったり、そういうものも読み取れるのですが、監督コメントによれば「あくまでエンターテインメント」とのことですので、楽しんでしまえばよいのでしょう。

「チャッピー」のほうがよりコミカルで楽しいと思うんだけど、深読みの余地や脚本の良さみたいなのは「第9地区」のほうがあるかな。
とにかく派手ですね。ハリウッド的な派手ではないけど、敵も味方もバンバンころされていってしまうところなんか、いちいち感情移入したとしたら見られないですよ……ゲームだと思ったほうがいいぐらいかもしれない。

主人公のヴィカスはまじめだけど調子に乗りやすくて詰めが甘くて行動が裏目に出る上になんだか不運な人。そんなに嫌われないかもしれないけど、周りは困りそうだなあ。「第9地区」からエイリアンたちを立ち退かせるプロジェクトの責任者になぜか抜擢され(たぶん偉い人の親戚という理由)、やる気満々で仕事に向かったんだけど、アクシデントで体の一部がエイリアン化してしまい……

あのアクシデントでなぜエイリアン化するのかは最後まで謎だけど、まあなんか薬品ひっかぶり系変身ものだと思って深く気にせずに行こう。

ヴィカスはもうエイリアンに助けを乞うしかないよ!と見ていて思うんだけど、なかなかそういう心情にもなれないみたいだし、最後までハラハラする。

ほんのり友情モノだったりもするし、ピンチと脱出の連続なので飽きなかったなあ。……と書いてみて思ったけど私はあんまり映画に「飽きる」って感じたことないな。

ラストはハッピーエンドだと思った。たぶん彼は帰ってくるし、すべて解決したら愛する人のもとへ戻れるんだ……


アフリカに興味があるものとしては、街中の様子や、空から見下ろした住宅街が見どころでした。googlemapで見てる航空写真と同じだなって。エイリアンの住んでるお家は家の中も荒れ放題だけど……

あと、ナイジェリアのギャングなる一派が出てくるんですけど、なぜナイジェリア。そういうのが実際にあるのかしら。

SF好きとしては、メカも出てくるし、一見住宅のように見えて何かの研究室でコンピュータに囲まれていたり、タッチパネルや生体認証で操作する機械群も見どころでした。ニールブロムカンプ作品にはおなじみらしい「乗り込み型二足歩行ロボット」出てきたときは「出たー!」「乗れたー!」って感じで興奮しました。

脚本はチャッピーのほうが「先に作った作品」みたいな感じだったなあ。単純になってるというか。共同で脚本作ってたというテリー・タッチェルとのブラッシュアップの作業がより濃くしたのかな? って、よく見たらチャッピーも同じコンビで作ってるんですね。そして二人は夫婦なんですね。いま初めて知りました。

 

あと、ヴィカスのセリフは主演のシャールト・コプリーによるアドリブだと聞いて、もう一回最初から見直してみたくなってきましたね……キャラクター設定がしっかりしてるんだな。あの「お役人で、あんまり周りより出来るタイプじゃなくて、任された責任重大な仕事にちょっとウキウキしちゃってて、奥さんが好きで、かっこ悪いところは記録されたくないし、位置情報がわかっちゃうのに奥さんとしゃべりたくて電話の電源を切らないところ」とか……セリフやちょっとどもりがちなしゃべりっぷりにもそういうキャラクターが出てきている気がする。
すぐに人を信じたり、正義を振りかざしたり、嘘みたいにかっこいいところもなくてかっこ悪いなりに「ええい!俺はこうする!どうにでもな~れ~♪」って感じが生々しいというか……ヒーローではない、小者?小者感?そういうのが……出てると思うんですよ!