広大なFediverseから飛び出たハトがヒトに会いに行く話。

Achiと申します。おひとり様鯖「ハトの塒」メイン、Fedibirdmstdn.jp銀河丼でも発言しています。ハトアイコンを使いハトにまつわる投稿が多いので、ハトアカウントとしてFediverseを飛び回っていますがほかにもハトアイコンアカウントがたくさんいらっしゃるので区別が難しくなってます。そんなとこもハトらしくて好き。

この記事はFediverse Advent Calendar 2023 第3会場の6日目の記事です。

前日・5日目の記事はあっきぃさんの記事です。

ヒトの足にのるハト
ヒトの足にのるハト

ハト、思ってたよりヒトが好きだったの巻

今年買った「デス・ゾーン」(河野啓・集英社)を読んで、「私がやりたいことが何だか分かったな」と急に腑に落ちた。

エベレストに挑戦して、亡くなってしまった栗城さんについて書いたこの本を読んで腑に落ちた「私がやりたいこと」は残念ながら登山ではない……登山の本が好きなのはこの本を読むきっかけではあるが、私は山を登らないのだ。

この本は栗城史多氏という一人の人間を追い、著者から見た彼の人物像を描いていくドキュメンタリーだ。しかし、「栗城氏はこういう人物であった」と迷わず人物像を描いているものではなく、周囲の人への取材を続けるうちに「自分の中の栗城史多像」が大きく揺らぐ瞬間があるのだ。自分と接していた面、他の人と接していた面。どちらも同じ栗城氏なのに、まるで違う印象を抱くことに戸惑いながら記していく。

私はその内容に「ああ、そうだ。ニンゲンってそうなんだよな。属性や概念でなく、個人を見ると何とも複雑でいろいろな要素が絡み合い、矛盾した考えを内包している。今までに何度もそういうシーンを見て、よりヒトのことを知りたいと思ったものだ。ニンゲンの一番魅力的な部分を見つけていく、私のやりたいことはこれだったのだ」と思いを新たにした。

つまり、「ひとひとりをきちんと識別してじっくり見よう。こんな面もあるんだ、こんな形も隠れていたのか、この奥にまだ何かありそうだ」と化石を掘り出して丁寧に土を払っていくように少しずつ発見し確認していくこと。私が利用している「マストドン」をはじめとするFediverseではそれができるような気がしている。もちろん全部の土を払いのけられるとは思っていない。でも、この人は誰か。同じ人の過去の発言や、今考えていること。好きなもの嫌いなもの。それを知って、一人一人を少しでも理解したいというのが私のやりたいことなのだ。

そして、ハトは飛び出した

流行り病のために家に引きこもり友人にも会わない時期がつづいた。その間に「人間に会える時はどんどん会っておきたいな」という気持ちが募っていた。

私は普段からコミックマーケット・COMITIAなどの同人誌即売会に参加している。それは「私はここにいますから、会いたい人はどうぞ会いに来てね」という窓口のようなつもりでもある。そのおかげで以前からFediverseはじめネットでやり取りのある人たちが会いに来てくれることが多くあった。

名乗って行く人もあり、名乗らずにいる人もあり。どちらでもいいから会いに来てほしい。

2023年はネットで交流のある人たちにたくさん会えた

ネットだけでなく新しいコミュニティにも参加したりして、なんだかんだで100人以上の人に会えた。(お名前のわからない方やその時しか交流のない方除く)

6年以上ネットでは交流のあるひとともようやく会うことができた。彼は私のFediverse3大恩人の一人だから、会えたことがとてもとてもうれしかった。(ちなみにまだあったことのない恩人はあと一人で、いずれ会いに行くチャンスがあればお会いしたいと思っている)

ちょこちょこ顔を合わせて挨拶はしていたけど、じっくり飲み会をしたのは初めてという人とも語り合えた。また次もぜひ!などと言い合えるのは本当にうれしい。いつでも欲しいのは次の約束なのだ。

私が参加してた即売会に現れた某氏は、私の中で「目の前に現れない可能性が高い人ランキング」上位の人だったので驚いた。彼のことも本当に初期から、もう6年半は相互でつながっているしお互い好きな漫画の話をすることもあるし、私の作品を観ていただいたり、私も彼の絵を楽しく見たりしているのだが「この人は人物像をまったく明かさない人だな」と長年感じていた。その彼が!まさかの、目の前に!!興奮しすぎて変なテンションで接してしまわなかったかと不安だ。

会えるのはうれしい。でも会えなくても

ヒトと会うのは劇薬で、最高に刺激があるが副作用があることもある。でも私は緩やかに、いろんな人の存在を確かめていきたい。同人誌即売会には年に10回以上参加している。その他イベント参加もあり、主にFedibirdで告知しているから、私にあいたいと思ってくれる人はぜひ訪れてほしい。(主に東京ですが他の地域にも行きたい……とは思っている)普段やり取りのあるひとならご飯に誘っていただくのもうれしい。

直接会えなくても、私はいつもタイムラインで人々を見ている。かなり気持ち悪いぐらいタイムラインの前後を繋げてヒトの形を脳内でくっきりしたものにする作業をしている。HTLに関しては通読しているのだ…… そんな私にこれからもいろいろな、あなたたちの日常を見せてほしい。ハトがそっと楽しみにしているから。

気が向いたらハトのことも構ってほしい。同じように私も認識されたがっているから。まずはたくさんのハトの一員として、それから一羽の個別のハトとして。

 

 


余談

夏コミで私のスペースに来て本を買ってくださった方が「いつも○○のサーバー管理お疲れ様です、ありがとうございます!」と言ってくださったので「アッ!そのハトは別のハトですよ!私はハト先生ではないですよ!」と慌てて返したら「エッ!?」「アッ!?」「エ!」「ダイジョウブデスカ!?」……みたいな感じになり、とんだハト違いに大変申し訳ない気持ちになってしまった。わたしそんな立派なハトじゃないんですよ。すまぬ。 ハト多いから、みんなハト間違いにきをつけような!


Fediverse Advent Calendar 2023 第3会場の明日・7日目の記事は透子さんの記事の予定です。公開されたらリンクします。

Fediverseって楽しい!|透子

https://sizu.me/tooko1050/posts/hcz4wh7cwe6r

 

おまけ

わたしの作品を各ジャンル1日10作ずつ紹介する一人アドベントカレンダーもやっています。アドカレというか2023年12月毎日のチャレンジ。どんな作品作ってるか興味ある方はぜひ見ていってね。

#藤村阿智自作紹介まつり まとめ


↓noteにも投稿しました(内容は同じです)

広大なFediverseから飛び出たハトがヒトに会いに行く話。|藤村阿智 AchiFujimura

https://note.com/achifujimura/n/nbc591e2fc780

 

2023年12月5日 ストリートビュー散歩の記事10本【 #藤村阿智自作紹介まつり 】

2023年12月、自作紹介まつり!

12月は毎日、自分の作品から1ジャンルにつきおススメの10作を紹介するよ。
どんな作品があるかぜひチェックしてね。

これまで紹介した作品の記事はこちら!#藤村阿智自作紹介まつり まとめ

ストリートビュー散歩の記事10本

ストリートビュー散歩」という、Google ストリートビューで散歩して見つけたものを調べて紹介する企画を続けています。最近見つける速度に記事を書く速度が全然追いついていないというか、やっぱどんどん書かなくちゃだめですね。寝かしてもいいことない。

今日はその中でもお気に入りやぜひ読んで欲しい!という記事を紹介します。


【1】ハンガリーで電柱の上にある鳥の巣を探す

ストリートビュー散歩55-1 それはハンガリーの電柱から始まった
ストリートビュー散歩55-2 そして電柱には鳥の巣があった
ストリートビュー散歩55-3 ポーランドで何とか見つける。まだ探索中……

3記事に分けるほど興奮しながらたくさんストリートビューを紹介した記事。

「ハンガリーの電柱変わってるな~」って調べてみたら、電柱の上に巣を作るという鳥の話をみて、「そんなところにあるならストリートビューで見つけられるのでは?」と探してみたよって話。確かに鳥の巣があったし、巣を作りやすいようにニンゲン側でサポートしてる様子も。すげー。めっちゃよくない?


【2】ケニアで洗濯物に圧倒される

ストリートビュー散歩13 ケニアの洗濯物

ケニアのナイロビのストリートビュー、住宅街を歩いていたら洗濯物を干しているさまがすごいことにビックリ!久しぶりの晴れの日なのか!?ってぐらい、本当にすべてのベランダに洗濯物がたくさん。10階建てとかの建物のベランダにいっぱい干された洗濯物……見て欲しい……


【3】砂漠はGoogleカーもラクダになる

ストリートビュー散歩11 アラブのラクダはグーグルカー?

砂漠。砂漠にもストリートビューは走っているのだ。ただし、カメラを乗せているのは車ではなくラクダ!

どうしてラクダに乗ってることが分かったのかって……?それはちゃんと埋め込みリンクでラクダだとわかる一コマを表示しているので記事をご覧くださいませ?


【4】世界の住宅の建物を見るのが好き

ストリートビュー散歩64 建物シリーズ1(ケニア、フィリピン、台湾)

名建築!と名高い建築ではなくて、プラっと歩いてるときに見かける「オッ!」という建物が好き。特に、住んでる人が好きなように増築してたりオーナーの趣味がよくわかるような変わった建物とか装飾があると嬉しくなっちゃう。

こういうのをじっくりじろじろ見ても怒られないのがストリートビュー散歩のいいところですね。


【5】ブラジルのゴミ箱は高い場所にある。

ストリートビュー散歩81 ブラジルのゴミ箱

高い場所というか、カゴが高くしてある。これブコメつけてくださった人のコメント見たらちょっと誤解して伝わってる感じがあったんですが、ここに直接ゴミを入れるんじゃなくて自治体のごみ回収のための袋を出すカゴだと思うんですよ。各家の前にあるの。


【6】ナイジェリアの路上で売ってた食べ物を調べる。

ストリートビュー散歩106 ナイジェリアの路上で売ってるものについて調べる

たべものっぽいよねー、魚っぽいよねー、なんだろう?と調べてみて解説ページを見つけるまでの話。こういう検索を地道にやっています。最近できてない。もっとやらなくちゃなー。あと忘れてることが多いからもう一回じぶんで書いた記事読んで「へー」ってしなきゃね。


【7】ケニアのストリートビューで見られる大きな鳥たちを調べてみる。

ストリートビュー散歩108 ケニアの大きな鳥を調べてみる

ストリートビューで大型の生き物が見られると嬉しい。ハンガリーのシュバシコウもそうだし、アフリカで見かけるウシもそう。国立公園とかだと象も見られるけど、自然保護してるところで撮影したサファリツアーで見られる生き物なんてのはそんなに興奮しない。だってねえ……自然の中だし……

私が見てうれしいのは、ストリートビューで街中を見ていてみられる大きないきもの。道のそばに、家のそばに、人のそばにこんな野生動物がいるなんて!?っていうね。実際はハトですら「身近だな!」って興奮する私ですからね。

ケニアの鳥も見て見て欲しい。多分想像しているよりでかいよ。


【8】ブルガリアの住宅地で見る「死亡広告」

ストリートビュー散歩102 ブルガリアの街じゅうにある死亡広告

これも調べてビックリしたシリーズ。びっくりしたし知らなかったけど、当たり前のようにその土地に行けばあるというのは一番好きな、知りたいこと。生活に根付いた、日本や私の周りではやってないことを知るのは本当に楽しい。


【9】その時、その場所をGoogleカーが通ったから見られるもの。

ストリートビュー散歩86 ケニアのモンバサ・ロードで出会った商売人たちと空にかかる虹

道路で果敢に通りがかる車へ寄って行って果物や水を売るひとたち。

そして、偶然空にかかる虹。この時Googleカーが通ったから見つけることができたもの。


【10】ボリビアで犬を100匹探す。1時間で100匹見つけられる。

ストリートビュー散歩75 ボリビアの犬を100匹以上探す旅【動画あり】

この記事というか企画をとっても楽しんでくれた人が何人もいらっしゃって、いつも「あれよかった」って言ってもらえるのでうれしみ。

犬がいるんですよ、ボリビア。パッと降り立ったところにいる。しかも犬種が様々な気がして面白い。みんな自由。


新作もお楽しみに! 明日も更新するのでぜひ次もみてみてね。

2023年12月4日 自作立体造形(粘土細工)10体【 #藤村阿智自作紹介まつり 】

2023年12月、自作紹介まつり!

12月は毎日、自分の作品から1ジャンルにつきおススメの10作を紹介するよ。
どんな作品があるかぜひチェックしてね。

これまで紹介した作品の記事はこちら!#藤村阿智自作紹介まつり まとめ

自作立体造形(粘土細工)

「粘土細工なんて作ってたっけ?」という方も多いと思いますし正直全くもって趣味!!!で作っているものなので、作品と言っていいのかわからないのですが、自分自身は結構自分の粘土細工好きなんですよ。

これもまた当たり外れがひどくて、「うまくできた!!」っていうのと「なんだこれ」の差が激しいので……でもお気に入りのものを10個見せちゃうよ。こんな粘土細工作ってたんだな~と思っていただければ嬉しい。


【1】オオサンショウウオ

オオサンショウウオ
オオサンショウウオ
オオサンショウウオ作成途中

めちゃくちゃお気に入りのオオサンショウウオの粘土細工。このヤコのオーブン陶土の焼き上がりの質感を見ていたら「オオサンショウウオに似てない?」って思ったわけです。くちを開けてるところと閉じてるところ両方お気に入り、ついつい阿吽の組み合わせにしてしまいがち。

これの写真をUPしたら「かわいい。500円だったら買ってもいい」といわれて、売り物でもなく作ったものが(量産品じゃない1点ものなのに)500円と言われてしまったことにショックを受けた思い出。まあそのひとに悪気が無かったのもわかるんだけど。多分純粋に褒めてくれていたんだろう……


【2】ぺんもたせ

ペンを持ってくれる生き物!

 

ぺんもたせ

一体でも持ってくれますが、せっかくだから二体に協力して持ってもらいたいもの。

中身は同じ大きさの瓶が芯材として入っている。紙粘土だったと思うので、ある程度の重みが必要だった。そういう時瓶は活躍する。子どもの時の工作でもよくインスタントコーヒーの瓶とかを使ったね。いまでもああいう工作あるのかな?


【3】ぺんやすめ

ぺんやすめ

ペン、おもにつけペンを立てかけて置けるペン置き粘土細工。ペンを休ませるので「ぺんやすめ」。こういう、「むしやしない」みたいなネーミングが好き好き。

足のところには愛用しているコンタクトレンズの皿が置ける。それに墨汁を入れて使っているので……


【4】ハトの小物入れ

ハトの小物入れ

ハトじゃなくて単純に小鳥だったかな?ハトっぽくないもんな。

小物入れが作りたくて、「鳥の形をしてたらいいのでは?」と思いたって作ってみたもの。あんまり入らないけどかわいいはかわいいに間違いない。

ハトの小物入れ
ハトの小物入れ

【5】ハトバッジ

ハトバッジ

バッジというかブローチというか。

一個一個手作りで、額にもおさめて販売してたんだけどあんまりこのシリーズ売れなかったな。ブローチまた作りたい。

ハトバッジ
ハトバッジ

【6】ニジマスの串焼きえんぴつ

ニジマスの串焼き

ニジマスは子どものころから身近な魚だからなんとなく好き度が高い。食べ物として。

えんぴつに融合させたらこれも筆記具と言えるんじゃないか?と思って作ったもの。紙粘土はコピックとの相性がいいらしいので、試しに書いてみた。色数を増やしてみることでのっぺり感が無くなてよさそう。

劣化が早くてボロボロになっちゃったので、もう手元にはないのであった……

 


【7】デーツを乗せる皿

デーツを乗せる用の皿

デーツを乗せたくて自作した皿。ナツメヤシっぽさを出したかったんですけどむづかしいですね。


【8】こちらを見てる猫

ねこねんど
ねこねんど

ねこをてきとうな柄で書いてたらなんかこんな感じになっちゃった。


【9】温泉に浸かるサル

湯に入るおさる

ほかほかご飯より欲しいのは、温かいお風呂で一人きりになる時間。年賀状用に作った粘土細工でした。粘土細工を写真に撮って送ってた頃があった……


【10】オポッさん

オポッさんとその他
オポッさんとその他

端っこにいる、あおむけになってるなぞの生き物。

いまはこれのあちこちが欠けてしまってて、寂しい。

 


新作もお楽しみに! 明日も更新するのでぜひ次もみてみてね。

2023年12月3日 自作の音楽(MV)10本【 #藤村阿智自作紹介まつり 】

2023年12月、自作紹介まつり!

12月は毎日、自分の作品から1ジャンルにつきおススメの10作を紹介するよ。
どんな作品があるかぜひチェックしてね。

これまで紹介した作品の記事はこちら!#藤村阿智自作紹介まつり まとめ

自作音楽(MV)10本!

曲……も作っています。全くの趣味だけど自分で作った曲はとても自分好みでお気に入りのものばかり。そんなに数は多くないですが、その中から何かコメント付けられるようなものを中心に紹介していくよ!ぜひ聴いてください!

全部聴くよという方はぜひ再生リストから。そういえば単純に音楽だけ聴く人向けのリストないなあ。


【1】SHIRATAMA 白玉

いまのところじぶんで一番お気に入りの曲。ライブだったら最後に持ってくるかな。アンコールのさらに一番最後とか。「SHIRATAMAまだこないな……もしかして……」ってファンのみんなが思うでしょ。そこで「アンコールありがとう。今日は楽しかった。誰よりも私が一番楽しんじゃったよ。それでは本当に、本当に最後にみんなに聴いてもらいたい曲。みんなも聴きたい曲なんじゃないの?ほら、聴きたい曲がまだ、残ってるだろ? …………『SHIRATAMA』ァ!!!!!」「キャーーーー」シラタマッ……シラタマッ……アァー……

…………

はあ~いいライブだった。ありがとうございました。

物販も買っていってください。

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SHIRATAMAのTシャツ

 


【2】分散フェディバース

1年前、2022年12月作の曲。

このMVから新しい編集ソフトを使っているというのもあって、他のものよりだいぶ凝っててカッコイイMVになってると思うのでそこに注目してほしい。分散型SNSを使って人々が分散した後は、それぞれ個人もさらに分散していきます。私が散らかっていく。ブンサン。


【3】ポッポイヤー2014

かなり初期に作った「ポッポイヤー」という曲を少し長くした曲。これのために描き下ろした(今までに描いた素材を組み合わせた)イラストたちがいい感じにとぼけたハトとおかしな世界観を作ってくれたと思う。原点ともいえる曲だし、このハトのアイコンを使ってSNSやってたおかげでハトの魅力にも気づけた。実はポッポイヤーを作ったころはまだハトのことが特別好きではなかったのだ……


【4】Wakimashita わきました

これはどういうインスピレーションで作った曲なのかわかんないけど、水回りのいろいろを音でも映像でも歌詞でも表現できたと思う。ポッポイヤーはUPしてから長いから一番聞かれてるのがわかるけど、「わきました」が2番目に多いのはなぜだかわからない。

お風呂が沸きました。あなたのためにわきました。すべて洗い流す。あなたには何も残らない。わきました。


【5】録音のテスト中です

新しいマイク(今も使ってるお気に入りのもの)を手に入れたついでに録音して、それを加工して作った曲。これをシェアしたら「これいままで聴いた曲の中で5位以内に入るぐらい好きなんだけど」と思わぬ人に行ってもらった思い出の曲。すごくない? すごいよ。「他にも曲色々作ってるんですよ」とうちのチャンネル教えたら、「かっこいい。なんでこんなに再生数少ないっていうか誰にもみられてないの?」と言われた。うん、わたしも……そう思うんだけど……なんでだろね……たまにものすごくほめてくれて気に入ってくれる人がいる私の曲、悪いもんじゃないんだなってのがすごくうれしいよ。


【6】ugokanai_ うごかない_

動かなくなったときのかなしみ、いかり、つらみを込めた楽曲。めっちゃすぐに、勢いで作った。動かなくなったときのつらさを込めて。そしたらいい曲できたと思うんだよね。MVもめっちゃ気に入ってる、これ一枚ずつちゃんと画像作ってそれを繋げたアニメーションなんですよ。なかなか手が込んでるでしょ。

これも「Achiさんの動画全体でこれが一番好き……」と言ってもらったことがある。自分の作品の中でも何が気に入ったかとか特にこれが好きとかは言われると嬉しいもの。だから私には積極的に「いろいろあるし最新作もあるけれどもそれでもやっぱりこれが好きなのが変わらぬ」みたいなのを伝えてくれていいんですよ。ヘヘヘ。


【7】Telework テレワーク

感染症対策でテレワークが活発になった時、「宇宙でもテレワークできる」をテーマに曲を作ったらどうだろう、と歌詞を考えていたけど結局歌詞なしでセリフだけアリにして作った曲。これも気に入ってる。序盤の「ウワァーーー!!」っての私の声です。

付けなかった歌詞のストーリーは、「ある日忙しいサラリーマンが残業から帰ろうと夜の街を歩いているとUFOがやってきてアブダクションされた。しかし、サラリーマンは『しごとがあるんだ、帰してくれ!』とわめくばかり、自分の身の心配より仕事の心配をしている。圧倒された宇宙人たちがUFOの中に仕事場を作ってくれて、宇宙にとらわれたまま仕事を再開するサラリーマン。『テレワークなら宇宙でも仕事ができます。大丈夫です、もんだいありません』」というもの。


【8】HAZERU

これは本当に、最初に作った曲。原曲は2012年。いや正しくはもっと昔に4曲ほどあるのですが、DTMを始めてから最初につくったのは「HAZERU」。だから練習曲であり、ループ素材しか使わずにできている曲なのだった。いまはわりとドラムパターンとかベースも自作してることが多いけど、これは素材。だから今でもループ素材を聴いてると「あ、HAZERUのあの部分につかったやつだ」って思ったりする。曲の記憶への残り方ってすごいね。ボカロを初めて使って作った曲でもある。


【9】Tomaru

結月ゆかりさんに歌ってもらった曲の中では一番長くてメロディがあるもの。メロディって言うのか微妙な、平坦な曲だけど……ちゃんと歌詞も付けて。

町中に「とまれ」って書いてあるけど、その通りに止まったらどうなるの?とまりますか?わたし以外はすべてとまりますか?わたしもいずれとまってしまいますか?

全部街中で私が撮影してあつめた「とまれ」の表記もなかなかの力作だと思う。不気味でカッコイイ。


【10】私のいない国

これもお気に入りの、ポエムと写真とテクノのMV。

最後のほうの盛り上がりはじぶんでもゾクゾクする感じがあっていまだに良く聞き返している。ここはわたしのいない国。

たくさんの人に聞かせるライブの最後は「SHIRATAMA」だったかもしれないけど、ひとりで聞いてもらうセットリストの最後には「私のいない国」がふさわしいと思う。

まとめ

いや~、これベストアルバム的なセットリストになったんじゃない?そして改めて楽曲を解説する、つまりライナーノーツ的なものを書いた。こういう機会もいいですね。

いままた新曲を作っています。これまたお気に入りになる予感。私は作曲をコントロールできず、作りたいと思って作ることができない。でも作れちゃったときはお気に入りの一作になることが多いのだ。頑張って完成させて、いい動画付けてまた公開しますからぜひ聴いてね。

それまでは今までの曲を聴いといてください!


新作もお楽しみに! 明日も更新するのでぜひ次もみてみてね。

2023年12月2日 おさかなイラスト【 #藤村阿智自作紹介まつり 】

2023年12月、自作紹介まつり!

12月は毎日、自分の作品から1ジャンルにつきおススメの10作を紹介するよ。
どんな作品があるかぜひチェックしてね。

これまで紹介した作品の記事はこちら!#藤村阿智自作紹介まつり まとめ

おさかなイラストまつり

昨日はショートショート10本っていう、紹介するのも大変だが読むのもなかなか大変っていう記事になってしまったので、今日はもう少し軽めのものを。でも今後もnoteの記事とかこのブログの記事とか、まあ読むの大変だな!っていうのがどんどん出てくる予定でございます。読めるときに読んでね。目的は「圧倒的ボリュームと藤村阿智の活動の幅広さをお伝えする」なので、なんとなくつまみ食いしつつできればたくさん読んでね!って感じで気軽に見まもってくださいよ。

今日は「おさかなイラスト」。イラストもこういうかんじでジャンルを絞って紹介する。どれだけイラスト描いてるかわかんないけど、ジャンルで分けないと紹介しようがないからね。


【1】つれてかえる 2019.3.12

つれてかえる

連れて行かないで。連れて行かないで。

泡に閉じこめたさかなをひとり、連れて帰ります。みんなとの別れは惜しいけど。


【2】空に遊ぶ魚2016.12.8

空に遊ぶ魚

夜になれば、魚も空に遊びます。商店街の灯りはともりました。電線をよけて、夜の時を感じて、朝がくるまで。


【3】花が咲いたね。花が咲いたよ。2017.6.2

花が咲いたね。花が咲いたよ

それはどくだみの花、決して珍しくない花ですがふたりで見た花です。


【4】夏を見に、顔をだす 2017.7.16

夏を見に、顔をだす

「夏ですか?」夏を見ておきたい、いまのうちに。夏を見に顔を出したさかな。

全然夏っぽさを表現できなかったなーって今ならおもうんですが、これは初めて「タイトルをつけるとそう見てくれるのかもな」って実感が出来たイラストです。


【5】夜の夢、さかなと泳いだ 2018.10.8

夜の夢、魚と泳いだ

夜、魚達と空を泳ぐ夢を見ました。私は寝間着のドレスのまま、月のような色をした魚たちがあとからついてきてくれるのです。


【6】魚を見に、給水塔へ上る 2018.01.21

さかなを見に、給水塔へ上りました。もっと近くでさかなを見たかったから。このあたりで一番空に近い建物へ。


【7】楽しみなことがある 2020.4.9

楽しみなことがある

楽しみなことがある。それはこのモッコウバラの花が咲くこと。

生きていく楽しみ。2020年4月だからこそ描いた絵かもしれない。


【8】椅子をあけて待っている 2019.12.17

椅子をあけて待っている

あなたが来るのを待っています。この椅子をあけて。だからいつでもここへ来てください。


【9】危ないものは魅力的 2019.9.10

危ないものは魅力的

食虫植物のような。とらわれることはわかっていても近づかずにいられない、怪しく、光り、香る植物。


【10】グッピーに乗って本を読む 2014.11.24

星空ドレス・グッピーに乗って本を読む

今ほど意識してさかなを描こうと思ってなかった頃のイラスト。

でもやっぱり、街があって、夜の空を魚が飛んでいるんだね。不思議だ。

どちらかというと「本を読む人」シリーズとして描いてたもの。いろんな場所で本を読んでいる。腕が長すぎる。でもまあそれはそれで。


新作もお楽しみに! 明日も更新するのでぜひ次もみてみてね。