最近、NES BANDというファミコン音源でファミコンの曲を生演奏するバンドの動画にはまっていまして。
youtubeにいろいろ公式動画がありますのでぜひ見てみてください。ライブもいつか生で見てみたいな~。
で、ゲームの音楽を演奏しつつ、間に小ネタを挟んだりもしているわけですけど、
それが「笑いどころ」だってわかるのは、実際にゲームをプレイした人なわけですよ。結構観客から笑い声が上がるんだけど、それはゲームやってなくちゃわからないよなっていう音楽で。
これは不思議な音楽体験だな。みんなが、同じことを、同じ音楽に乗せてやっていて、改めて音楽を聴いているときに思い出して笑っているということ。
この動画でも、ゲームをやってた人には「アハハ!」ってなる フレーズや効果音が入ってるわけで、わたしもアトランチスの謎というこのゲームを大変熱心に遊んだからこそ、プレイするとそこでその動きをしてその音が鳴るということがわかるんですよ。
実際にプレイするとそこがそうなるんだよな~って音がする。
でもこれはやってないとわかんないというか。
説明するのも野暮かもしれないですけど、途中で罠にはまって、キャラが死んでしまってつづきからになるものの、罠にはハマりっぱなしなのですぐまた死んでしまい、繰り返してとうとうゲームオーバーになる。という、プレイしたらハマりがちなところが演奏されてるんですね。
動画についているコメントでもわかってる人がいる。
こういう共通体験を思い出させて、そこに笑いや感動が乗ってくるというのはゲーム音楽ならではだと思うし、面白いと思う。ほかの音楽ではなかなかこうはならない。映画などのサントラでも映像は思い出せるけど、やっぱりゲームほど無意識に刷り込まれるほど繰り返し聴くことはないだろうしね。ファミコン時代は曲数も少ないから余計にそうなるのかもしれない。