11月から配信開始していた同人電子書籍「お楽しみは文房具 1巻」ですが、KDPの規約に違反してしまっていたのでいったん販売停止・そして処理が終わったので再開しました。Unlimitedでの読み放題は終了し、現在は通常販売のみになっています。
以下はその詳細です。(用語とかが正式な表記と違ったらすいません)
1月7日、急に「ハッ!?」と気づきました。
「お楽しみは文房具」の電子書籍、AmazonKindleの規約に違反してるんじゃないか?……と……
■「お楽しみは文房具」はwebメディア「文具のとびら」に掲載中で、無料公開ページで掲載されたまま電子書籍を発行した
■Unlimited(KDPセレクト)に登録して読み放題、販売ロイヤリティを70%のプランにしている
■KDPセレクトで登録するには、他の電子書籍サイトや個人サイトで電子書籍を販売せず、AmazonKindleで「専売」しなくてはいけない(紙の同人誌や書籍流通は可)
■「お楽しみは文房具」電子書籍版はほかのサイトでは販売していない
■サンプルを公開する場合は全体の10%以内にとどめること
この最後のところなんですが、電子書籍版には書きおろし・修正もあるとはいえ、無料で公開してる部分がほとんどなので、10%どころではないページが現在もwebサイトで読めるのです。ちょっとずつ手を加えたり、順番など再編集してますがそういう問題じゃないだろう。
失念していた……ダメ……
電子書籍を発行するようになってもう3年ほどたちます。もちろん毎回、規約に違反しないように作っているつもりですが、ちゃんと条件を確認することを怠ってしまいました。いままでと同じように作って、
「amazon以外に登録してないから=専売」
と疑うこともなく思い込んで登録してしまいました……
ほんとうにウッカリで悪気はないのですが結果的に違反してるんだから駄目ですね。言い訳のしようもない……悪気はなかったということしか言えない……
対処と現在の状況
気づいてから、とりあえずKDPセレクトの自動更新を止めました。1月31日で最初の「配信開始から90日間はAmazonKindle専売にすること」という制限期間が終了します。基本的には自動継続するものなのですが、それを止めました。
でも継続しないからといっても、期間満了までは読み放題(Unlimited)、70%のロイヤリティが続いてしまいます。なので次に「販売停止」処理を行って一旦購入できないようにして、お問い合わせフォームからカスタマーサポートに連絡しました。
・webで公開され、現在も無料でよめる作品を中心に編集した電子書籍であること
・KDPセレクトに登録してUnlimited対象にしていたが、無料で大部分が読めるため専売に当たらず、規約違反をしてしまった
・更新停止と販売停止処理をしたが、今までに発生したロイヤリティとUnlimitedの支払いについて適切に処理をお願いしたいこと
次の日には返事がいただけて、
・規約を確認して頂きありがとうございます
・ロイヤリティとUnlimitedの支払いについて処理しました
・KDPセレクトも解除したので、すぐ販売を再開できます
とのことでした。
私の方からは、KDPセレクトではない35%の料率を選んで、再出版の依頼を送信しました。
現在は通常の販売状態に戻っています。
お楽しみは文房具
まとめ……
現在も無料で公開されているものでも、電子書籍にして販売することは可能ですし、私自身も再編集し、表紙も付けて、描き下ろしもあり……と楽しめる一冊を作っているつもりです。でもそれだと「専売」にはならない(ほかでも読める)ことを今後も忘れないようにしようと思います。本当に、気づいた時は「アッッ!!やっちゃってる!!」と超焦りました。買ってくださった方、読んでくださった方、プラットホームであるAmazonKindleのことを考えたら、「そのままにしておけば90日が終わる……」と放置する気にはなれませんでした。
KDPセレクトから外してくださったので、専売の縛りもなくなりほかの電子書籍販売サイトでも配信できるとは思いますが、1月31日まではAmazonだけの登録にしておこうと思います。2月以降に、ブックウォーカー、DLサイトなど他の販売店にも登録……しようかな……
現在も読み放題・AmazonKindle専売で配信している電子書籍
以前、「お楽しみは文房具」も合わせて紹介する記事を書いたのですが、上記の件に気づいた時に非公開にしています。そこで紹介していた、「筆記具」「ノート・手帳 わたしと手帳のふたりきり。」についての文章を下記に再掲します。
以下のものはほかのサイトでは未販売、同人誌も手元には在庫がない本でございます……ああ~自分の規約理解力に自信なくなってきた。チェックリスト作っておいて毎回「この本は〇〇ですか?」って確認したほうがいいだろうな……
別冊文房具 筆記具 電子版
つまり私がかって使って気に入ったり愛用したりしている筆記具を紹介した本なのです。いろんな筆記具がありますよね。でも相当網羅してる研究家ならいざ知らず、一般人のばあいはそんなに筆記具を買いまくっているわけではない。
となると、どんな筆記具を買うのか、そこから話は始まるわけです。
わたしが一般人かというと……まあちょっとだけ普通より筆記具を買う頻度が高いとは思いますが、結局は愛用品のリピートですよ。好きなものをずっと使っている。
この筆記具本を描いた時から、今はまた愛用品とかが変わってきているのでまた新刊を描き下ろそうかな?
ノート・手帳 わたしと手帳のふたりきり。
こちらはノート・手帳の愛用品を紹介。ノートも筆記具も、結局使い続けるものって「慣れたもの」なんですよねえ。慣らしちゃうのが一番なのかなあ。どんなノートでも運用し始めはやっぱり違和感があるもの。でも、使い続けて慣れてしまうと、ほかの手帳のフォーマットが優れてたとしても、慣れたものと比べると使いづらく感じてしまう。ことがある。
いまや手帳は本当に毎年同じものばかり買うようになってしまい、新しい「これ使ってみたら便利だったよ~」なんてものがなくなってしまった気がします。
ひとつ「もう手に入らないのに次もこれがいい」というノートがあり、それをどうしようかな……という悩みがございます!
手帳を使うということについての漫画も2ページ描いて巻末に掲載しています。
こちらはなかなかこのボリュームのネタが今後の活動でたまっていく気がしないので、もうノートについて一冊にまとめることはできないかも……?そういう意味でも是非古くならないうちにご覧いただきたいですね。
よろしくお願いします!