ストリートビュー散歩106 ナイジェリアの路上で売ってるものについて調べる

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ナイジェリアのストリートビューが増えてた!

ナイジェリアは以前からストリートビューで見ることができていましたが、さらに見られる場所が増えていることに気づきました。「あれ?こんなところに青線(ストリートビューのある場所を示す線)あったかな?」とクリックしたら、2021年に追加されていた様子。

今回見たのは「オショグボ」(Osogbo Wikipedia – enという町。まだ少ししか見れていないのですが、いいですね。人が多くて、生活感と活気がある!

スマートフォンのような新しいものの気配と、使い込まれた街並みや設備の対比が面白いなあと感じます。

気になったもの

ストリートビューで見かけたもので、「これは何だろう?」とすぐに正体がわからないものがありますね。今回はそれを調べてみようっていうお話です。

売り物かわからないのですが、この量……売り物でしょう!この真ん中のもの。

ナイジェリアの路上で売っていた串
Googleストリートビューより

串にささって……

たぶん食べ物……? 調べてみましょう。

まず「Nigeria food」で検索。なんでいきなり英語かというと、……もしかすると日本の人でこれを紹介している人もいるかもしれないけど、たぶん圧倒的に英語の情報のほうが多いと思われるからです。

Nigeria foodの検索結果

そして画像検索モードに。名前のわからないものを検索するときはもっぱら画像検索を活用しています。今どきは必ず写真をつけてくれるのです。ずらっと並んだ写真の中から、探している串に刺さったものに似た食品がないか探してみましょう。

すると、ウィキメディアの画像へのリンクにそれっぽいものを発見。

Nigeria foodで検索した結果2

https://meta.wikimedia.org/wiki/With_Love_From_Nigeria:_Foods,_Foodstuff_and_Food_condiments#/media/File:Az%E1%BB%A5.jpg

するとそのページに「Dried fish called “Azụ amiriami” in Igbo language carefully stacked for sale.」とキャプションがついており、魚の干物、イボ語で「Azu amiriami」と呼ばれるものだと書かれています。早速「Azụ amiriami」で検索。

出てきたYouTube動画によればサバをくるっと丸めてスモークしてつくるらしい。

さらに検索すると、Dried fish はサバ以外にもcatfish(ナマズ)でも作るみたい。このストリートビューのある「オショグボ」は海から200kmぐらい離れた内陸だし、海のほうで作った干物を持ってきているのでなければナマズのほうが可能性が高そう。

見た感じ形もナマズに似ている。

串にさして売ってるのかな?

次は、串にさして売ってるのかどうか。

「Dried fish sale nigeria」

ストレートに売ってる様子を探してみると……

干物をうっている様子を検索

 

完璧な解説ページを見つけた!

Nigerian Smoked Fish Market Potential-Fish Smoking
https://www.meat-machinery.com/meat-processing-insight/nigerian-smoked-fish-market-potential.html

ナイジェリアでも魚の保存は冷凍が一般的だけど、電力の安定的な供給がまだまだなため燻製することで賞味期限を延ばし、ついでに調理もできる保存方法として活用されているということですね。

魚はナマズ、ティラピア、その他の魚が使われている様子。

くるっとした魚を串に刺したり、燻製にする様子も紹介されています。


今回は比較的簡単でした。Nigerian Foodで見つからなくても「たぶん魚の干物だろうな」というところまでは予想できていたのですが、早めに見つけることができてよかった。食文化について解説されているページも見つかったので勉強になったぞ。

 

こんな感じで日々「なんだろう?」を調べています。ばっちり解説ページへたどり着けると嬉しい!

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ストリートビュー散歩105 カンボジア・プノンペンの変わった屋台

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カンボジア・プノンペン、見てて楽しすぎる

カンボジアのストリートビューも見ててとても面白く、「これはなんだ!?」の連続なんですよ。

いくつかシリーズで紹介できそうな「これは何だろう!?」を見つけているのですが、まだちゃんと調べられていなくて、どういうところにどういう風にあるかというのを見て回っている最中ですのでもう少し楽しんでから記事に書きたいなあと思ってます。

ストリートビューのわたしの楽しみ方の一つに、「なんだかわからないけど自分で推理してみる」というものがあります。

「これはなんでこういう風に設置されてるんだろう? なんでこういう風にしたんだろう? これは何に使うものなのか?」

こういう謎に気づいたら、まず調べちゃう前に考えます。そのためにあちこちうろうろしてみます。一つしかないものについては検索したほうが早いかもしれないのですが、まずは「一つしかない・ここだけにある」という情報を確定するためにも見て回ります。「他にはないな。ここだけが特別こうなっているんだな!」ってのがもう楽しい。「他にもたくさんある。気づいてなかったけどこれはみんなの生活に大事で必要なものなんだな!だけど私にはなんだかわからない!」というものも最高に楽しい。

屋台が多いね!

プノンペンでは屋台をよく見かけます。ほかの都市も少し見て回りましたが、やっぱりプノンペンに多いかな。移動式で、移動しながらでも売れそうな屋台。セネガルのコーヒースタンドや、トルコのパン屋さんなど移動式の商店は世界中にあるけど、その土地ごとに扱ってる商品が偏ってたり、形に流行がありそうなのも見ててわかってくる。気候によって使える屋台も変わってきそうだなあ。

「屋台が多いけど、別にまあそういう場所もあるよね」って思ってた

でも、この屋台を見つけたら俄然プノンペンの屋台に興味が出ちゃったのよ。

これ!!!

さっきほかの国の屋台の話もしたけど、まあ基本的に食べ物の屋台が多いんですよね。サッと食べられる軽食や、飲み物、おやつとか。

これは子供向け雑貨の屋台に見えるのです。

ヘアゴム、ヘアターバン、ヘアクリップなどヘアアクセサリー系を中心に、おもちゃ、もしかしたら文房具も?あとキーホルダーっぽいものとか。

日本でもお祭りの時の屋台にこんな感じのものがある気がする。でもこれは通常の物販屋台(?)と何ら変わらないというか。ほかにもいろんな屋台があるんですよ。

↑こちらは一般的な(?)飲み物を売ってる屋台ですね。

屋台で買ってる人というのもストリートビューではちょくちょく見ることができて、 ちゃんと商売が行われてるんだな~と感じます。

あとこの屋台の後ろの施設の入り口に、水を吹いてる鯉(?)の噴水があるのもいい。一枚一枚情報量が多すぎるんですよプノンペン!

ファンシーな屋台の後ろにも

もともとはこちらが気になって足を止めてた(?)んですよね。最初に紹介した屋台の後ろの雑貨屋さんの屋根にかかった木の枝と、その実と、保護するためのカゴのようなもの。

この果物は……「○○でした!!」と調べた結果を発表したかったのですがちょっとはっきりわからない。

ナツメかな……って思ったけど違うっぽいし、「サポジラ」かな?と思うんだけどそれもちょっと「サポジラだ!!」と確信を持つまでに至らず。英語でも検索していろいろ調べてみましたが不明です。

(2023/3/21追記)リュウガンかも!?葉っぱや実のなり方も近い気がする。

屋台を作ってるところ?

うろうろしていたら見つけた、屋台を作ってる場所っぽいところ。

屋台以外にも、雑貨屋さんの店頭で商品を並べているラック(小さな車付きの台)と思われるものもたくさん並んでますね。


youtubeでもお散歩動画公開中!

屋台を探しながらカンボジアの町をお散歩。見たものの解説やストリートビューについてのあれこれをおしゃべりしています。


以前に紹介したカンボジアのストリートビュー

以前にも記事にしたことがありますのでそちらもあわせてどうぞ。こちらもなかなかごっつい移動販売ですね。

ストリートビュー散歩12 カンボジアの移動販売?

 

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ストリートビュー散歩104 南アフリカのいけず石と、抗議行動による石

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南アフリカの住宅街を見ていた

住宅街、昔はそんなに見ていなかったのだけど最近は住宅街で発見が多い。ほかの地域でも住宅街を見ることで、だんだん違いが見分けられるようになってきたのかもしれない。何と言っても、人が生活している場所だから、それぞれの工夫や生活の上で発生した「この地ならではのもの」が見つかるのは面白い。

南アフリカの住宅は、それぞれ番号が振られている。多分これで住所のような役割があるのだろうけど、番号の表記方法は特に指定がないのか、住民によって工夫されてカッコよく・豪華に番号が(木材などで)立体的に表示されていたり、あまり気にしない人はペンキで書いてあるだけだったり個性が出る部分のようだ。

石がごろごろしているのが気になった

ここはヨハネスブルグのソウェトの住宅街、ケープタウンなどの住宅街と比べて石がごろごろしてるのが気になった。いや、ほかの町でもそうだったのかもしれない。それにしても大きいな。

こんなに大きくなくても、けっこう大きめの石がごろごろ。上の場所では、街灯に貼られた「冷蔵庫直します」的な貼り紙にも注目した。

石はどういうところに置いてあるかというと、家の前。塀の横。道路と家のさかいめ……ということで、たぶん車がはみ出てこれないようにしているんだろう。「いけず石」みたいなものかな?と考えてみた。いけず石は、京都にあるからそう呼ばれてるみたいだけど、実際は東京でも結構見るし、どこでも路地の角とかにはありがちだと思う。

おうちの敷地の角を、「塀などで直角にしたら見通しが悪くて危なかろう……」と厚意で丸くしてくれたりカドを取ったりしてくれているのに、さも「いい場所があいている」 といった感じでそこに立ち止まる人、ショートカットする人、地面を荒らす人などが出てきてしまうわけですよ。そしたら石などを置いて「見通しのために開けているけど、ここに滞在したり入ったりするのはだめ!」としたいのはわかる。なので私はなるべく人の敷地の角には入らないように歩くようにしている。

ソウェトの石はなんなのか?調べてみた

「……わかりませんでした!」ってなりそうだな~と思いながらもいくつか思い浮かぶキーワードで検索してみたら、そのものずばりの特集記事があった。ネット凄い。

Solid, like a rock
https://www.iol.co.za/the-star/soweto/solid-like-a-rock-1236513
(2012年の記事。2022年7月閲覧)

 “residents have adorned their front yards with at least two to five rocks.”

adorned は「飾られた」ですって。つまりこれは飾りの要素もあるのである。確かに、均等に、選ばれた大きさの石が並んでる様子はかわいい感じ。門へ続く道をわかりやすくしているときもある。そしてさらに、

“Car crashes,” Humphrey Dhlamini promptly answers. 

「車が衝突する」ということで、それを防ぐためにも役立つと。

以前は交通事故が頻発していて、自治体に訴えてそれは解消されたけど、安全のために岩を置くことはやめない。と記事に書いてあった。

ほかにも、色を塗ったり、花壇にしたりして 安全対策としての石を置くだけではなく装飾にも使われていると。

こんな感じで、サボテンや花々に囲まれた岩もありました。もうちょっとした庭づくりって感じですね。カーブはやっぱり事故も多いのかな。

腰かけて休んでる人も見ました。

先ほどの記事によると、「座る人や乗って遊ぶ人がいるのが嫌で、石に定期的に油を塗っている」っていう人もいるみたい。やはりここでも置いた石が予想外の使われ方をして困っている人が……

ソウェトの石について調べてた時に出てきた、比較的最近のニュース

‘People are tired of this current situation in Soweto’ – SABC News – Breaking news, special reports, world, business, sport coverage of all South African current events. Africa’s news leader.
https://www.sabcnews.com/sabcnews/people-are-tired-of-this-current-situation-in-soweto/

2022年6月21日の記事。
記事のトップに写真がありますが、家の前の石……なんてかわいいものではなく、そこそこの大きさの石が交差点にばらまかれています。どうしたことだ~と記事を読めば、ソウェトの人々が度重なる停電に悩まされたため、抗議活動として道路に石を並べたという話のようです。

アフリカでは、南アフリカに限らず各国で電気などインフラの安定供給がされない地域が多いようです。スマートフォンや電気製品などの普及はかなりあるようなので、あとは電気が安定すればとても便利だと思うのですが……

数か月前にチョコレートについての同人誌を作った時も考えたのですが、電気が常に供給されていて冷蔵庫が使えて、食材を管理できるというのはとても重要なことなんだなあと。頻繁に停電が起きるのでは、食材を安全に保管・長持ちさせることが難しくなりそうです。

日本だと(ひっ迫してて節電が呼びかけられているとはいえ)停電は災害時以外にはあまり起きないので、安定していることはありがたいなあと思います。それを維持してもらうためにも、エネルギー問題は注視していきたいですね……ヨーロッパでは輸入の天然ガスに依存した結果、供給が途絶えると大変なことになるとニュースもありました。日本もまったくひとごとではない……やっぱその辺も自給していかなくちゃなんだろうな。

ニュースの場所へ行ってみた(ストリートビューで)

先ほどの石がまかれた場所の普段の様子はこんな感じです。

それではまた次の記事でお会いしましょう。

それまでほかの記事を読んでお楽しみください。なんせ100本以上になったから。

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ストリートビュー散歩102 ブルガリアの街じゅうにある死亡広告

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動画でもストリートビュー散歩しながら解説しています。そちらもよければどうぞ。雑談もいろいろ混じっています。

ブルガリアのストリートビュー

ここのところ、ブルガリアのストリートビューをよく見ていた。

戦争の関係もあって、どこがどんな位置関係で、どういう場所があるかが気になったから。ブルガリアは黒海沿岸国でもあるんだよね。

特に考えず、内陸の大きすぎない都市で人々の暮らしを見てみよう……とてくてく歩いているうちに、あるものに気が付いた。

入口に、黒いリボンと紙。

「黒いリボン」という段階で、ちょっと「喪中をあらわすサインなのかも?」と予想した。ただ、この時点ではよくわかっていない。あと、結局今もまだリボンのことは調べていない……興味が紙のほうに移っちゃって。

黒いリボンはあちこちに見られた

Google ストリートビューより
Google ストリートビューより

そして、そこには必ず白い紙に何か写真と文章が印刷して貼られていて、むしろ「黒いリボンはないが、紙は貼ってある」ところをよく見かけることに気づいた。

お知らせの紙
Googleストリートビューより

複数枚貼ってあるときもあるし、家の前じゃなくて木に貼られていることもある。

写真付きだから、人探しかな?求人?などいろいろ考えたけどとりあえず保留していた。

テレビ番組でも見かけて、とうとう気になった

BS朝日の番組でお気に入りの、「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」というヒロシさんが海外の駅前食堂を探して散歩する番組を見ていたら、ちょうどブルガリアの回の再放送で「もう前に見たことがある回だな……」と思ったのに、見直して初めて「ヒロシさんが立ち寄ったカフェのドアにも、あの紙が貼ってある!」ことに気が付いた。

結局、この紙はなんなんだ!やっぱり本当に貼ってあるんだ!!

と、ネットで検索を始めた。

まずブルガリア語で「ポスター」「Постер」と検索してみる。まあ、出ない。じゃあポスターじゃないんだなということで、いくつか考えてみるけど……

実際のところ、自分たちの文化って自分たちでは気づいていないことが多く、ブルガリア語では言及されてないかもしれない、海外からの視点で解説されてるほうがチャンスがあるかもな?と、「Bulgaria poster」で検索。探してるものの姿がわかっている場合、画像検索で探せば「それがどういう名前で呼ばれているか」を手っ取り早く知ることができる。

そしたら、Redditでドンピシャの話題をしている人がいた!

 In Bulgaria we have this Christian custom to put up posters of recently passed people, or for commemorating them, on their house/apartment doors, or sometimes even around the whole block : europe
https://www.reddit.com/r/europe/comments/qdegz2/in_bulgaria_we_have_this_christian_custom_to_put/

こういうのは「Death notice」であり、亡くなった人のことを知らせるための貼り紙だと。

ブルガリアだけでなく、ほかにもこういう風習のある国はある……と書き込んでいる人もいたので、名前を挙げられていた国のストリートビューをちらっと見返してみたけど、すぐには見つからなかった。ブルガリアだとすぐに見つけられるから、やはりブルガリアに多いものの様子。

Death Notice を調べてみる

.ukドメインで「作ります」という広告をよく見かけるような気がする。ということは、この紙自体はブルガリア特有のものではないようだ。ただ、外に貼ってないということなのかもしれない。

また、Death notice 一覧のwebサイトもたくさんあることを知った。「何年何月何日、どこどこに住むA氏が何歳で亡くなった。」という、いわゆる……新聞の「お悔み欄」みたいなののweb版だ。お悔み欄と考えたらちょっと納得がいった。その「死亡広告を作成しますよ」というのがUKドメインで紹介されてるサービスなのかもしれない。

ブルガリアではとにかく、屋外のあちこちに掲示されているところがほかにあまりない特徴のようだ。

こうやって、掲示板にいっぱい貼っているところもあるようだ。

亡くなったという告知だけではないそう

さらに、「Memorial notice」というものも存在するそう。(ブルガリアにもあるかはわからない) Google画像検索→Memorial notice

こちらは、亡くなってから数か月、1年、数年など節目に改めて作られるものだそうで、そう考えるとたくさん貼られているのもわかる。これが全員最近亡くなった人だと考えるとちょっと怖くなってくるが、中には亡くなってから数年たった人を思い出すためのものも混ざってると思うとなんとなく安心する。本当のところはわからないが……

「これはブルガリアの慣習」なのは間違いないみたい

英語版wikipediaで「死亡広告」(Obituary)のページを見ると「ブルガリアの伝統的な Street Obituary notes」と、街角にたくさん貼られている様子が紹介されている。

ObituariesontheWall
ObituariesontheWall 英語版Wikipediaより

Obituary – Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Obituary

写真付きで言及するぐらいだから本当にそうなんだろう。

ブルガリアに旅行した人のブログでも言及されていた。

Srebarna Nature Reserve – I am a traveler … a smiley one
https://smileytraveler.com/srebarna-nature-reserve/


ついでに、日本語版wikipediaの「死亡広告」のページも見てみた。

死亡広告 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E5%BA%83%E5%91%8A

著名人の死亡を知らせる記事ではなく、一般人(もしくは何かの役職のある人物など)の死去を知らせる広告がそれにあたると。

wikipediaの記事によれば、沖縄は日本の中では少し特別で、一般人が活用していて、それをチェックすることも習慣になっていて、それで知ってお葬式に参列すると。

そういえば沖縄は結婚式も、やっているのを見かけたら参列していいような話も聞くし、お葬式もそういうことなのかもしれない。

私の育ちの地・長野の町でも、オフトーク・有線放送と呼ばれた町内放送でお悔みは必ず告知されていた。誰が亡くなって、喪主はだれで、葬式はいつどこで行われて、お焼香が何時からか、方式はどうなのか。

日本でもブルガリア方式だったらどんな風景だろうか?

……などと想像してみる。私に読める、理解できる文字で書かれた亡くなった人の歴史、遺族の思いなどを街じゅうで日常的に見かけることになるのか。なんか死生観がすごく変わりそうだ。

動画でも解説しています。

実際に、行き当たりばったりにブルガリアの町をストリートビュー散歩しながら解説する動画を作りました。だいたいこの記事と同じようなことをしゃべってますけど。実際にどういう感じで街に溶け込んでいるのかを見たい方はぜひ参考にしてみてください。

 

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ストリートビュー散歩101 アフリカ・マダガスカルにもストリートビューがあった

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★5月25日は Africa Day ということで。

マダガスカルのストリートビュー

いろんな地域の地図を見ながら「ストリートビューできてないかな~」と探しています。Googleが行きやすい国やストリートビューに理解がある国?はどんどん更新されて、同じ場所も何度も撮影されるのですが、撮影されない国はずっと撮影されないままなんですよね。

アフリカの国々も、そうそうストリートビューで見れる範囲が広がることはありません。なので数年前にケニアがババーンと追加されたときはすごく興奮したのですよ。それまでは、国立公園の一部と、一般の人が投稿した一部分しか見ることができなかったけど、いまは結構広い範囲を見ることができます。

マダガスカルは私の認識では「ストリートビューがない」国のひとつだった

2022年5月25日時点のアフリカの地図
Google maps 2022年5月25日時点のアフリカの地図

青い線があるところはストリートビューがある地域。マダガスカルにもちらほらあるけど、こういう短いものはGoogleが撮影したものではなく投稿されたもののことが多い。私はできればGoogleが撮影したストリートビューを観たいと思っている……

でも、マダガスカルの地図をグーっと拡大して、その撮影されたストリートビューを見てみたらGoogle撮影のものだったんですよ。

2014年7月~から数か月かけて、とびとびだけど複数個所を歩いて撮影しているみたい。首都以外の小さな集落が多い。

川を小さな船で移動しているものや山の中を歩いているものもあるけど、街中を歩いているものもある!(私は自然を撮影したものよりは人が住んでいる場所のストリートビューの方が好きなのだ)

マダガスカルの街もとても活気があってよい

2014年のものなので、いまは変わってるところもあるかもしれないけど。

携帯電話ショップ。アフリカのストリートビューではよく見かける感じのお店。

自転車タクシーをたくさん見かける。ここの気軽な交通機関は自転車のようで、自転車タクシー以外でも自転車に乗っている人をよく見かける。

自転車に乗れるというのは、道がある程度整ってないとできないことだと思う。なので、自転車に乗る人がたくさんいる土地と全くいない土地とけっこうはっきり分かれると思われる。アフリカだと他にはガーナとかで見かける。

幌の部分がハートにくりぬかれててちょっとかわいい!

ほかにも、人力車も見かけた。

フジフイルムも見つけたよ。 アフリカの街中で見かける日本の企業の看板はSONYなども多いけど、フジフイルムはフジフイルムのお店だと思うのですごい。看板には「DIGITAL PRINT SHOP」とあるので、フィルムの現像というよりはプリントサービスをやってるのではないだろうか。2014年の撮影だから、今も続いているかはわからない。

独立記念

ストリートビューで散歩していると、アフリカ大陸が描かれたものを見つけた。

ほかにも、マダガスカルだけが描かれたものもあって、

これは地図の部分をズームするとこんな感じだった。

マダガスカルの地図が描かれた碑
マダガスカルの地図が描かれた碑

地図の上にある「26JUIN 1960」はマダガスカルの独立の日。

こういう風に、その日を大事にしてあちこちに書いてあるんだろうなあ。ここは首都から800km以上離れた北の街だから。首都にもモニュメントがあったりするのだろう。

 

アフリカの国々で、独立記念の碑を見に行く旅もいいかもしれないと思った。

 

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