最近読んだ本をまとめてご紹介。少しずつ感想のようなものも書く。ネタバレになるほどではないと思うけど、それのつづきの展開気になってるんだよね~というものがあれば読まないでおいてね。
ラインナップは
ハトはなぜ首を振って歩くのか
世界歩いてるとドープな人にカラまれる 2巻
王妃マルゴ8巻
進撃の巨人32巻
です!
ハトはなぜ首を振って歩くのか(藤田 祐樹)
疑問でしたよね。
ハトの本は何冊か読みました。観察した時に気づいたこととして、歩きながら首を振っている……というのもありました。でもなぜかはわからないし、たまにハトの話してて首振りの話を振られても「よくわかんない」と言っていた私……この本のおかげでハトがなんで首を振ってるのかがよくわかりました。人にも説明できる。たぶん。すごい。
一冊まるごと、ハトの首振りについてですよ。最初の半分ぐらいはハトの首振りだけじゃなくて、そもそも「歩く」ってどういうことだろう……ほかの動物は、鳥は、どうやって歩いているのだろう? 必要な動きや筋肉は? など基本的なことを説明してくれるので理解しやすい。あと文体が結構柔らかめというか、「なにそれw」と突っ込みながら読み進められる箇所もあって楽しい。
ハトがなぜ首を振って歩いているのか……それを考えるヒントが欲しければ読むべし、私もこちらを読んだ知識を今後のハト観察に活かします。
世界歩いてるとドープな人にカラまれる 2巻(五箇野人)
世界を和服で旅してる(?)五箇さんの世界レポートまんが。
作者の趣味によって、観光地だけではないディープな町へ行き、積極的に人と絡んで見たり聞いたりしたことをまんがに描いている。
世界の普段着に近いレポートなので、毎回おもしろい。もちろん側面であるので、いろんな人がいるだろうなとは思う。しかしみんなこんなにかまってくれて、やさしいなあ。dopeとか言ったら申し訳ないかんじ。hiphopの「ヤベエ」的なニュアンスなんだろうけどなあ。
自分もストリートビューで、ちょっと外れた住宅街や路地、住民向け商店街の方を好んでいるのでこういうの好きだし話も合いそうというか私に語ることが何もないので話を聞きたい、だから漫画もいいなって思うんだけど、趣味としては悪いほうだともおもうんだよね……そのことは読者としても自覚していきたい……漫画はその辺かなり気を使って描いてるなって言う感じは受け取れる。
大判だし、写真も多めで旅行記として楽しめる! まだ1巻を買ってないんだよね(在庫無くて買えなかった)近々入手しようと思います。
王妃マルゴ8巻(萩尾望都)
長かった(期間が)連載も最終巻!
とはいえ全8巻ですからね。しかし内容は濃いよ……
美しい王妃マルゴの一生を8巻におさめたもの。いや~濃いね。
沢山の登場人物が出てきて、マルゴは振り回したり振り回されたり運命に翻弄されて、その生涯をとじたっていう流れだけど、もうほんとに、、宗教戦争はいやだなあ
1コマで数万人とか死んだ感じになるわけだし、マルゴは少し遠いところから眺めることができているけど、男で地位のある人間はどんどん命を狙われて殺されていく。普通に病気で死ぬなんて、人のおもわくが絡んだ命には許されない贅沢なんだね。病気で死んだ人はだいたい早く死んでしまっただけ。
萩尾望都先生のまんがらしく、マルゴの心はゆらいだりよわかったりうちひしがれたりもするけれど、基本的に自分のやりたいことをやり通せた人間だったんだろうなあ。そりゃもう時代が時代だからいろんな制約があるけど……キリっと立ってたね。たったひとりのひとにずっと恋している話でもあるけど、そばにいないその人だけを愛さないで近くにいる男をつぎつぎに愛して愛されちゃうところも魅力的。いちずだけど人間臭いところ。
詰め込まれててぎっしりの内容は密度が高いけど、余裕がなくて少しファンとしては寂しいかな。わんこそば的に「ハイ!ハイ!ハイハイハイ!」って次々くるソバを頑張って食べてなんとか追いついたぞ!!という読後感です!
進撃の巨人32巻(諌山創)
ラストバトルだと思うんだけどまだまだ続くね。だいぶ手のうちは見えてきて、あとはどういう選択がされるのか……というのが気になるところ。
「あの人はいまどうしているのか」というエピソードもあったり。熱い展開でしたね。悲しいけどでもまたひとついのちをかけてつなげたい何かがあったということ…… それは結局若いいのちで、いのちはまもりたい、未来につなげたいという気持ちが見えてくるエピソードがいろんなアプローチで出てきましたね。では選択もやはり……? いやいやどうなるかな。
サブキャラクターたちが何をしているかも描きつつ、同じ巻の中で主人公の動向や新事実も見せてくるところは本当に上手いなと……
あと1~2巻で終わるかな? わたし、毎回そんなことを言ってるような気がする?