同人誌即売会(コミケ、コミティアなど……)では机に本を陳列しますよね。
一番シンプルなのは、一冊見本を書見台などに立てかけ、頒布物を隣に積んで置くという形だと思うのですが、種類が多くなってくるとそれでは置ききれなくなってきます。
うちのスペースは……頒布物が20種類ぐらいあって……
置き方に工夫しないと置ききれないわけです。
これは5月のコミティアの様子。本が多いんですよ……あとできればポストカードとかグッズも並べたい。
そこで最近活躍しているのが、右奥に置いている紙製の陳列グッズ。
タカ印 ディスプレイ 44-5806 オリジナルワークス 傾斜かざり棚 組立式 2個 ブラック
↑こちらなのです!!
リンク先(Amazon)の商品説明画像にもありますけど、本来は台紙付きのアクセサリーなどの軽くて薄い小物を陳列するためのもの。
畳むとA4サイズぐらいにまとまるし、なにより軽い。
ポストカードぐらいならいいとしても、本のようなものを置くにはちょっと全面部分のツメが低いので、落下の心配があるのですが……少し工夫をして使っています。
ダイソーに黒い厚紙が売っていますので、それを前もって同じ幅に切って、全面をカバーします。
組み立て時は上の写真のような感じで、たたむときも外さずにそのまま片付けることができるので、最初に貼り付けてしまえば都度くっつける手間はありません。
マスキングテープで軽く貼り付けてあるだけですが強度はそんなに不安じゃなく、今のところ本が落っこちて来たりすることはありません。
↑横から見るとこんな感じ。まあ2cm程度カバーできていれば、滑り落ちてくることはないと思います。ポストカードとかなら全面の爪だけでもいいかも、補強するなら1cmもあれば十分そう。一番下だけでも透明のプラ板などにして絵を見せるという手もありますね。
↑商品を置くとこんな感じ。本はある程度厚みがあるので大丈夫ですが、台紙+αぐらいの厚みしかない商品や、ポストカードのような薄いものは注意が必要。
背側に隙間ができやすいのです。とくに繰り返し使っているとゆがみが出てくるのか、背側の隙間に入り込んでポストカードなどが落ちてしまったり、傾いてしまうことがあります。
それを防止する工夫としては、「コの字型の紙を用意して棚の隙間をふさぐ」のが一番です。
商品が落ちるスキマをふさぐことができればいいので、コの字の横幅は適当でも大丈夫。紙などを折って作るといいと思います。
こんなかんじ……私は現地で応急処置的にふせんを折ったものなど使って対処したりもします。見えない部分なのでそんなにきっちり作らなくても大丈夫だけど、繰り返し使えるようにちゃんと測って作っておくのもいいかも。
あと、地味に便利なのはこの裏側。下部が空いているので、物を表から見えないように置いておくことができます。無料配布物のストックや在庫を置いてもいいし、おつりを置いてもいい。
何気に、500mlペットボトルの高さが収まるのが便利~。高さはギリギリなので上に持ち上げながら出すと引っかかっちゃうかも。でもこれは便利です。
売り子さんを雇うなら、この上の方の背の部分に料金表を貼っておくのもいいかも。
ポストカードなら1段に3枚ぐらい、同人誌ならA5サイズを2冊並べることができます。冊数はあんまり置けないので、薄い本を数冊ぐらい。私は3冊ずつぐらいにしています。あんまり重くて倒れたりしても嫌だもんね。
【まとめ】
【メリット】
・軽い!たたむとA4サイズ程度になるので持ち運びも便利。そんなにかさばることもないです。
・紙なので加工しやすい。
・そんなに脆くないので、私ももう何回も使ってるけどまだ大丈夫そう。差し込む爪が弱ってきたので、マスキングテープなどで補強してまだ使いたい。
・安い。定価は1700円+税で、実売価格も1700円ほど。で、2セットついてる。
【デメリット】
・紙なのでさすがにほかの素材よりは傷みやすい。傷んだら取り換える、ぐらいの気持ちで使うのがいいかも。
・重いものはのせられない。まあそういう用途の商品ではないので軽いものを乗せよう。
・紙製什器ダメなイベントでは使えないかも。
・組み立てるのはちょっとむつかしい? 慣れればスイスイだと思うけど。
・ちょっと圧迫感がある。販売者が隠れないように置き方を考えたほうがいいかも。
イベントで他のスペース回ってると、結構見かけるようになってきました。やっぱ便利だもんねえ。もっとがっつり同人誌を置きたい!という場合は丈夫な棚があったほうがいいと思いますが、数冊ずつでも種類を並べたいんだ~という私のような人にはとても便利だと思います。