出た! 出たら買おうと思ってた本が出た!
つかれたときに読む海外旅日記(五箇野人)
買ったのは発売後わりとすぐだったんですけど、 1ページの漫画を毎日少しずつ読んだので、ようやく最近読み終わったところなんですよ。
旅行先のエピソードを描いたエッセイマンガ。でも、
濃い……
濃いんですよ……
もともと同じ作者さんのこちらの漫画も読んでいるのですけど
とにかく、海外のいろんな町で、観光地や名所を見て歩くのではなくとにかくその土地の人と「カラむ」ことに特化した内容でして。
たぶん絡みやすいようにだと思うんですが、甚平で旅先を散歩してるみたいで、日本人だとわかって「ニンジャ!」「カラテ!」と絡んでくる方々もたくさん。そういう「海外の人たちが日本人をどうとらえているか?」というのが垣間見えるような気がして、読んでて楽しいんですよね。
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で、最初に紹介した本の紹介。
こちらはTwitterにも都度投稿されている(毎日のように!)1ページ漫画をまとめた本で、もちろんいまでもTwitterで見られる漫画もあるし、五箇野人さんのブログでも読むことができる。でもね。本にまとめられてたら買っちゃいますよね~。
Twitterでもだいぶ読んだと思うんだけど、それでも追い切れてないものを見ることができたり、まとめて読むとなかなかグッとくる。ひとつひとつのネタが濃いので1回数ページずつ読んだのは良かったかもな。
声をかけられ、家にお邪魔したり、家族に紹介されたり、食事をごちそうになったり。基本的に「いったんは疑ってかかるが、そんな自分を恥じるような善意に包まれた……!」って言うエピソードなんですが、それがまたおもしろい。
食べ物はちゃんと選ぶことが重要!怪しいものは食べない!という強い決意から始まり、いいエピソードや善意にほだされて結局毎回ちょっと怪しいFOODをモグモグしちゃうのもオチがわかってるのに笑ってしまう。
あとがきにも少し触れられているのは「嫌なエピソードなんていくらでもほかの人が語っているので、自分は良かった話だけを発信したい」という気持ち。Twitterで見てるとちょっと「こんないい話ばっかりかな?」って思っちゃうんだけど、ちゃんとそこは作者さんも意図して「いい話をチョイスして描いている」んだよね。
どこの国かがわからないのはちょっと残念だけど(せめて大まかな場所が……国名ぐらいは知りたいところ……)アフリカのエピソードか~、中南米か~、アジアか~って分かるので十分なのかも。
紙本も何気にこの漫画の特徴である「頬の赤らみ」をちゃんと表現していて、本文2色刷りって言う贅沢な仕様!
で、紙本を買った人はカバーを外して本体の表紙も見てみてね。ああ、この人は旅と旅エッセイにまじめに取り組んでいるんだなって思うから……
ブログには、載せられる範囲でそのエピソードの実際の場所とか「絡んでいただいた紳士」たちなどの写真が掲載されてまして、2回お得ですよ!(?)これも楽しみにしてるんだよな~。
っていうかまだまだ本になってないエピソードありますよね。
2巻もお願いします!小学館さん!
あと増刷!amazonで高くなっちゃってるよ~。
はやくまた五箇さんが海外のディープな街を旅することができる世界になりますように。