2023年12月6日 「お楽しみは文房具」オススメ10本【 #藤村阿智自作紹介まつり 】

2023年12月、自作紹介まつり!

12月は毎日、自分の作品から1ジャンルにつきおススメの10作を紹介するよ。
どんな作品があるかぜひチェックしてね。

これまで紹介した作品の記事はこちら!#藤村阿智自作紹介まつり まとめ

文房具エッセイ漫画「お楽しみは文房具」からオススメ10本!

文房具の情報webメディア「文具のとびら」で6年以上連載している文房具エッセイ漫画「お楽しみは文房具」から10本選んで紹介!

なんせ6年以上、12/5で76本になってますから。1回3ページ(初期は2ページの回あり。描き貯めてた分に2ページのものがあったので)ですが76本にもなると確実に200ページは超えています。「文房具とわたし」っていうテーマで200ページ。なかなかのものです。

あと知らない人もいると思うので改めて言っておくと、ちゃんと報酬をいただいて描いているお仕事の漫画です!!!

現在お仕事募集中ですので漫画・イラスト・文房具関連で執筆のご依頼お待ちしております。

最新作はこちらから!→お楽しみは文房具(文具のとびら)


【1】【9話】「文具店で働く楽しみと苦しみ」

https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/007545/

「文具店で働くと楽しいよねっ!!」という話と、「文具店で働くのって……つらいよね……」っていう楽しみと苦しみを両方書きました。絵もノリノリなだなあ。この「あはは……」ってなってる絵はとても好きなんだけど、この絵を見せるとだいたい「あはは・・・はは・・」って皆さん声に出すんだけど。


【2】【20話】「国会図書館で文房具の本を探してみる!」

https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/009224/

国会図書館に同人誌を納本した話。文房具情報誌なんだからきっと未来にもお役立ち情報になるはずだ。時代を写す鏡だもんな、情報系同人誌。すごいぞ。


【3】【39話】「令和2年、昭和の文具を買いに行く!」

https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/012661/

令和になってもまだ店頭に置いている文具店があった!昭和に一世風靡したセット文房具。今でも買えるお店を知ってたんですよね~。ずっと「でもいま買っても……」って思ってたんですが、とうとう買っちゃった。

ちょうどエリマキトカゲのブームと同じころだったのでエリマキトカゲも書いてみた。昭和っぽくシェーのポーズで。阿智さんの服装も80年代をイメージしているのですが……シャツにも「George Orwell」って1984年の作者の名前が書いてあるところが見どころですよ。誰も見ねえよ。でもそういうの描くの好きなんだよ。これからも描いちゃうぞ。

 


【4】【49話】「楽しい文具の大量発注!」

https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/014356/

文房具を注文できる庶務の仕事をしていた時の話。文房具以外にもいろいろ消耗品はあるので、そういうのの注文もしなくちゃいけないので大変なんですよね……で意外と文具は減らないのでめったに注文しないという。


【5】【43話】「文房具に初めて出会ったときの記憶……?」

https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/013332/

「へ~こんなのあるんだ!」って思った記憶、どれぐらいありますか?

私もさすがに全部の文房具との出会いの瞬間を思い出せるわけではないですが、けっこう「その文具を知ったきっかけ」みたいな記憶がありますね。漫画ではダブルクリップを知った瞬間、改造シャープを初めて見た瞬間っていう話を紹介しています。


【6】【30話】「漫画の道具は文具店でそろう!」

https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/011001/

中学の時の漫画用画材事情も含めて、漫画の道具を文房具店でそろえて漫画描こうぜ!という話。しかしひとつだけ、まさか文房具店で買うものだとは思ってなかった文具があったのであった……という失敗談もオチに。

 


【7】【27話】「いちばん欲しかったペン立てはこれ!」

https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/010458/

ペン立て!これは本当に欲しかったんだよな~~~、読んだ人からも「これが欲しいのわかる」「自分も欲しかった」と共感の嵐でしたよ(大げさ)。文具好きでペンをいっぱい持ってるひとならきっとわかってくれるはず。


【8】【23話】「イベント・みちくさ市ブングテン28に行ってきた!」

https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/009752/

イベントレポート回!イベントレポートのようなものもいくつか書いています。漫画のネタになるかな~と行くときもある。でも私はできるだけ「こういうのがあったよ」っていうのだけで終わらせたくなくて、私がそこに行ったから・私だったからというのを重視しています。だから純粋なレポート漫画にはなっていないと思うのですが、エッセイってやっぱ作者をそこに乗せていかないとね。どういう風に独自視点やおもしろい表現を盛っていけるかが腕の見せ所です。きっちりレポートしてほしい場合はそのようにご依頼ください……それはそれで書けますがあんまりおもしろくはならないかな。面白くならなくていいレポート漫画ってのもありますからね。


【9】【19話】「文房具だけじゃない、文具店!」

https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/009021/

文具店って「店頭で文房具を売る」だけじゃないんですよね……むしろその業務の売上そんなになかったりして。ハンコも作ってたしね。軽印刷もやってたし。この時期だと年賀状印刷もまだ受け付けてるかな。あれもたいへんなんですよねえ……

この回で出てくるレアなタクシーは「そんなタクシーあるのしらなかった」というお声も見かけましたよ。


【10】【42話】「いい文具店ってなんだろう?」

https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/013182/

わりと究極の問いじゃないですか?「いい文具店ってなんだ?」

これは私なりの考えがあるのでそれを書きました。以前、某大手メーカーの社長さんがお話してくださったときに、「いい文具店とは品ぞろえのいい文具店で、品ぞろえがいいとはシリーズの全種類をそろえているとか色違いもあるとかそういう事ではなく、商品の価格帯に幅を持たせて、安いものから高級(上等)なものまで取り扱っているのが品ぞろえがいいという事である」ということをおっしゃっていたのでそれもあるよな~といつも忘れないようにしています。


電子書籍でも販売中!無料で読める電子まとめもあるよ

上記のように、「文具のとびら」に現在も全話公開中です。無料です。

ただし1話3ページずつしか読めませんし、広告もありますね。それはそれで読むのに支障はないのですが、「まとめて読みたい!漫画だけを見たい!」とおっしゃってくださる方には電子書籍をおススメします!紙の同人誌も即売会では販売中ですが、通販などをしていないのですぐ読みたい方や即売会にいらっしゃらない方は電子書籍をご検討ください。

ブック☆ウォーカー

Amazon kindle 【1巻】 【2巻】

無料版インディーズマンガ(1巻、2巻とは内容はかぶっていません)

お楽しみは文房具01_表紙
藤村阿智・お楽しみは文房具01_表紙


新作もお楽しみに! 明日も更新するのでぜひ次もみてみてね。

広大なFediverseから飛び出たハトがヒトに会いに行く話。

Achiと申します。おひとり様鯖「ハトの塒」メイン、Fedibirdmstdn.jp銀河丼でも発言しています。ハトアイコンを使いハトにまつわる投稿が多いので、ハトアカウントとしてFediverseを飛び回っていますがほかにもハトアイコンアカウントがたくさんいらっしゃるので区別が難しくなってます。そんなとこもハトらしくて好き。

この記事はFediverse Advent Calendar 2023 第3会場の6日目の記事です。

前日・5日目の記事はあっきぃさんの記事です。

ヒトの足にのるハト
ヒトの足にのるハト

ハト、思ってたよりヒトが好きだったの巻

今年買った「デス・ゾーン」(河野啓・集英社)を読んで、「私がやりたいことが何だか分かったな」と急に腑に落ちた。

エベレストに挑戦して、亡くなってしまった栗城さんについて書いたこの本を読んで腑に落ちた「私がやりたいこと」は残念ながら登山ではない……登山の本が好きなのはこの本を読むきっかけではあるが、私は山を登らないのだ。

この本は栗城史多氏という一人の人間を追い、著者から見た彼の人物像を描いていくドキュメンタリーだ。しかし、「栗城氏はこういう人物であった」と迷わず人物像を描いているものではなく、周囲の人への取材を続けるうちに「自分の中の栗城史多像」が大きく揺らぐ瞬間があるのだ。自分と接していた面、他の人と接していた面。どちらも同じ栗城氏なのに、まるで違う印象を抱くことに戸惑いながら記していく。

私はその内容に「ああ、そうだ。ニンゲンってそうなんだよな。属性や概念でなく、個人を見ると何とも複雑でいろいろな要素が絡み合い、矛盾した考えを内包している。今までに何度もそういうシーンを見て、よりヒトのことを知りたいと思ったものだ。ニンゲンの一番魅力的な部分を見つけていく、私のやりたいことはこれだったのだ」と思いを新たにした。

つまり、「ひとひとりをきちんと識別してじっくり見よう。こんな面もあるんだ、こんな形も隠れていたのか、この奥にまだ何かありそうだ」と化石を掘り出して丁寧に土を払っていくように少しずつ発見し確認していくこと。私が利用している「マストドン」をはじめとするFediverseではそれができるような気がしている。もちろん全部の土を払いのけられるとは思っていない。でも、この人は誰か。同じ人の過去の発言や、今考えていること。好きなもの嫌いなもの。それを知って、一人一人を少しでも理解したいというのが私のやりたいことなのだ。

そして、ハトは飛び出した

流行り病のために家に引きこもり友人にも会わない時期がつづいた。その間に「人間に会える時はどんどん会っておきたいな」という気持ちが募っていた。

私は普段からコミックマーケット・COMITIAなどの同人誌即売会に参加している。それは「私はここにいますから、会いたい人はどうぞ会いに来てね」という窓口のようなつもりでもある。そのおかげで以前からFediverseはじめネットでやり取りのある人たちが会いに来てくれることが多くあった。

名乗って行く人もあり、名乗らずにいる人もあり。どちらでもいいから会いに来てほしい。

2023年はネットで交流のある人たちにたくさん会えた

ネットだけでなく新しいコミュニティにも参加したりして、なんだかんだで100人以上の人に会えた。(お名前のわからない方やその時しか交流のない方除く)

6年以上ネットでは交流のあるひとともようやく会うことができた。彼は私のFediverse3大恩人の一人だから、会えたことがとてもとてもうれしかった。(ちなみにまだあったことのない恩人はあと一人で、いずれ会いに行くチャンスがあればお会いしたいと思っている)

ちょこちょこ顔を合わせて挨拶はしていたけど、じっくり飲み会をしたのは初めてという人とも語り合えた。また次もぜひ!などと言い合えるのは本当にうれしい。いつでも欲しいのは次の約束なのだ。

私が参加してた即売会に現れた某氏は、私の中で「目の前に現れない可能性が高い人ランキング」上位の人だったので驚いた。彼のことも本当に初期から、もう6年半は相互でつながっているしお互い好きな漫画の話をすることもあるし、私の作品を観ていただいたり、私も彼の絵を楽しく見たりしているのだが「この人は人物像をまったく明かさない人だな」と長年感じていた。その彼が!まさかの、目の前に!!興奮しすぎて変なテンションで接してしまわなかったかと不安だ。

会えるのはうれしい。でも会えなくても

ヒトと会うのは劇薬で、最高に刺激があるが副作用があることもある。でも私は緩やかに、いろんな人の存在を確かめていきたい。同人誌即売会には年に10回以上参加している。その他イベント参加もあり、主にFedibirdで告知しているから、私にあいたいと思ってくれる人はぜひ訪れてほしい。(主に東京ですが他の地域にも行きたい……とは思っている)普段やり取りのあるひとならご飯に誘っていただくのもうれしい。

直接会えなくても、私はいつもタイムラインで人々を見ている。かなり気持ち悪いぐらいタイムラインの前後を繋げてヒトの形を脳内でくっきりしたものにする作業をしている。HTLに関しては通読しているのだ…… そんな私にこれからもいろいろな、あなたたちの日常を見せてほしい。ハトがそっと楽しみにしているから。

気が向いたらハトのことも構ってほしい。同じように私も認識されたがっているから。まずはたくさんのハトの一員として、それから一羽の個別のハトとして。

 

 


余談

夏コミで私のスペースに来て本を買ってくださった方が「いつも○○のサーバー管理お疲れ様です、ありがとうございます!」と言ってくださったので「アッ!そのハトは別のハトですよ!私はハト先生ではないですよ!」と慌てて返したら「エッ!?」「アッ!?」「エ!」「ダイジョウブデスカ!?」……みたいな感じになり、とんだハト違いに大変申し訳ない気持ちになってしまった。わたしそんな立派なハトじゃないんですよ。すまぬ。 ハト多いから、みんなハト間違いにきをつけような!


Fediverse Advent Calendar 2023 第3会場の明日・7日目の記事は透子さんの記事の予定です。公開されたらリンクします。

Fediverseって楽しい!|透子

https://sizu.me/tooko1050/posts/hcz4wh7cwe6r

 

おまけ

わたしの作品を各ジャンル1日10作ずつ紹介する一人アドベントカレンダーもやっています。アドカレというか2023年12月毎日のチャレンジ。どんな作品作ってるか興味ある方はぜひ見ていってね。

#藤村阿智自作紹介まつり まとめ


↓noteにも投稿しました(内容は同じです)

広大なFediverseから飛び出たハトがヒトに会いに行く話。|藤村阿智 AchiFujimura

https://note.com/achifujimura/n/nbc591e2fc780