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日本の毒きのこ
日本に生えているきのこの中から、毒のあるものだけを集めた図鑑。
子どものころからきのこの図鑑が好き。自治体から配布されていたきのこの注意喚起も写真と名前が掲載されていたので何度も読んだ。
この本も、「見つけよう信州の昆虫たち」 と同じようにスーパーのレジ近くにあるちょっとした書籍コーナーに置かれているのを見つけて買ったのだけど、あのエリアに厳選しておかれている書籍というのは、地域に深く関係するものが多いかもしれない。 そういえば高校の向かいにあったスーパーにはそのスーパーのオーナーの本が置いてあった……(これはまた別の話だが)。
この「日本の毒きのこ」は、1ページに1きのこを写真とデータで掲載している。食べてしまった場合どういう状態になるのか。きのこの毒は、毒の中でもかなり悪質だなあと恐ろしく感じる。食べた直後は腹痛や下痢などのわかりやすい症状。それがいったん収まって、また24時間ぐらい過ぎた後から内臓にダメージが出てきて死んでしまう。(致死性のきのこの場合)いったんおさまるところがいやらしい。もうきのこのせいかもって思い出せないんじゃないか?
きのこでの死亡事故も多いのだから、そういう場合は「きのこを食べた!あれか!」と自覚もあるのかもしれない。
コラムには採取したきのこをかじってみたらひどい腹痛になって……という体験談もある。個人的に「実際毒を体験した人の話が掲載されている毒の本はいい本」だと思っている。
YouTube動画で解説したこともあるのでそちらもどうぞ。
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