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バッタを倒しにアフリカへ
前野ウルド浩太郎 光文社
バッタを倒しにアフリカへ 前野ウルド浩太郎 | 光文社新書 | 光文社
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334039899
電子書籍でもってるので写真は無し。
バッタ研究者がモーリタニアに行く話。
「イナゴ」と言って思い浮かぶのは「イナゴに襲われ植物が食べつくされ、不毛の地になった」というような「飛蝗」のエピソードかもしれない。でも、イナゴは実際にはそのような行動をしないのである。イナゴではない種類のバッタで、それが「サバクトビバッタ」という種類のバッタ。
これが条件がそろうと群れになって長距離を飛ぶ姿に変形し、広範囲の植物を食べつくしてしまうので地域の農業に大ダメージを与えてしまう。
その原因や仕組みを解き明かして、対策を考えるために研究しているのがこの本の著者の前野ウルド浩太郎氏だ。
この名前の由来も本の中に書いてある。
わたしがアフリカ関連のエッセイの中でもかなり好きなこの本は、バッタを研究しにモーリタニアに渡ったのにちっともバッタに出会えないというエピソードがほとんどなのだ。つまりその他の部分は、モーリタニアでの生活やそこで出会った人たちとの交流、エピソードがつづられている。
アフリカに興味のある人、モーリタニアってどんなところか知りたい人にはとても興味深く読めるエピソードの数々がこの本に詰まっている。しかも文章がとても面白くて読みやすいのも良い。
読んだのが結構前になっちゃうのでもう一度読み直したい。
続編も買わなくちゃ……続編へのリンクも貼っておく。
バッタを倒すぜ アフリカで 前野 ウルド 浩太郎 | 光文社新書 | 光文社
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334102906
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