お楽しみは文房具最新回!
42回です。
今回は、1月29日で閉店されたトゥールズ新宿店さんの話から、お客さんにとっていい文具店ってどういうものだろうなあと考えた話です。
【連載マンガ】お楽しみは文房具 #42「いい文具店ってなんだろう?」|
https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/013182/
トゥールズ新宿店さんはすきなお店で……売り上げに貢献出来てたかって言ったら微妙ですけど、私が買う文房具・画材の中では結構大きな比率を占めてたと思うんですよね。あんまり「ここで買おう」って決めずに、欲しいものを見つけた文具店で買ったり、文具店を見に行ったついでに「なんか買って帰ろう」と買ってきたりしているので、どこかの文具店でいっぱい買ってるってことはあんまりないんです。
あと、文具好きのような顔をしていますが、実は金額的には画材……画材の方がたくさん買ってるんですよね……だから世界堂とトゥールズには通っていた。明確に「ほしいものがある、アレがほしい」って思って買いに行くことができるのはその2店だった。
あとは、画材関連は本当に材料のこと知ってないと表現の幅が広がらないというか、画材頼みの表現ってあるんですよね。だから必要なものが無くてもどういう素材が世の中にあるのか勉強するためにも通っている。
トゥールズ新宿店さんが閉店しちゃったら、ルミネエストに行く理由がなくなりそう。わりと好きな場所だけど、買い物するのはトゥールズ新宿店、たまに隣のsmithでほしいものがあれば……という感じだったので。
わりと共感をいただけた
と、思う。
いろんな方の、文具店に限らない「自分にとってのいいお店!」って思いをきけたのでよかった。
それぞれ個人にとっての「いいお店」だから、誰かにとってのいいお店が誰かにとっては全く興味のないお店ってこともあるんだろうな。
文房具に関しては、全般的に置いている店とデザイン雑貨が多いお店って言うのが結構極端に別れていて、そのどっちもが「文具店」と言われるところも面白いと思う。……でも考えて見たらどのお店もそうか。衣料品だって食料品だって、本屋さんだって電化製品だって「いろんな種類の商品があるお店」「専門的に特化したお店」とあるわけだしな。
お店の運営としての考え方が反映されているお店が良いとおっしゃる方もいて、それは私の今回のまんがで描かれていないようだけど実際には「内包している」と思っている。 お店がどういう方針で行くかは、どんな規模のお店にも反映されていて、スーパーの文具売り場にも方針は見えることが多いと思う。
来てほしい・実際に来店されるお客様の客層を考えて、需要に合わせた商品を並べていく。
売りたい商品を並べつつも、その商品を目当てに来てくださる人なら欲しいと思ってくれる商品を扱うようにする。
取り扱い商品だけじゃない
どの場所に「お客様が欲しい商品」を陳列するかと言ったことや、どのタイミングで入荷するか、店内に使用例や説明POPをつける、店員に聞きやすい雰囲気を作ったり詳しいスタッフを配置するなども、お客さんが「買いたいものがある」と思った時に重要になってくる運営方針だとおもう。
たくさん、山のように商品があっても、埋もれて見つけられないんだったらお客さんには「ほしいものが無かった(見つからなかった)お店」だし、商品数が少なくても取り寄せてくれたり相談に乗ってくれて似たものを提案してくれるなら「ほしいものが手に入るお店」なんだと思いますよ。
第1話でもお店の話描いてた
「文具店には2種類ある……!」みたいに断言してますが(笑)
ちょっと42回にも通じるところがありますね。ってかさすがに絵が古いな。描いたの2016年だっけな……
【連載マンガ】お楽しみは文房具 #1「ボールペンの発売日!その1」|
https://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/006817/