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羽根 識別マニュアル
藤井 幹 文一総合出版
羽根識別マニュアル
https://www.bun-ichi.co.jp/tabid/57/pdid/978-4-8299-7514-5/Default.aspx
きのうに引き続き文一総合出版の本を紹介。
きのうの記事もぜひ。 【2024】「土の中の小さな生き物ハンドブック」本棚の本を1日1冊紹介する 2024/12/08
鳥の羽根図鑑。
鳥の羽根って絵に描こうとすると結構難しい。魚のうろこもそう。
ついついてきとうに、見えたままと同じ雰囲気になればいいかなーと描いてしまうのだが、鳥の羽根も魚のうろこもきちんとカタチ大きさ並び方機能が決まっていて、それらは個性よりも種として重要な違いなのである。しっかりそのいきものをいきものらしく描こうと思ったら細部の仕組みは必要な情報だ。
「写真」は細部まで写実的に表現すると思われがちだが、実際はその辺をコントロールすることが難しい。鳥の全体の写真が見れても、影になっている部分や細部の仕組みなどは実は絵の方が詳しく表現していることもある。
この「羽根 識別マニュアル」は、鳥を見かけたときに「あの鳥はなんていう鳥かな?」と調べる場合よりも、拾った羽だけを見て「何の羽根だろう」と思ったときに利用できる図鑑だ。
一枚一枚をきれいに並べて写真を撮り、その特徴、色・柄の出方、生きている鳥から生えている場所、大きさを解説している。
大きさもわかるのはうれしい。固体や成長度合いによって変わってくるとはいえ、ある程度は大きさも種の同定に役立つだろう。
ハトの羽根もあるよ
ハトの羽根も紹介されているのはうれしい!こういう図鑑からハトは排除されがち、特にカワラバト(ドバト)は日本の在来種ではない・野生動物ではないという扱いになりがちで、図鑑に載っていないことがある。
でも、多分都会で一番よく見かける羽根はドバトの羽根だと思うのだ。
キジバト、カラスバト、ドバトの羽根による見分け方も紹介されている。
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