やってみたシリーズで以前にも使った「オーブン陶土」をまた買ってきたので、ハトの小物入れを作ろうと思います!
(以前の記事はこちら・【粘土・陶芸】オーブンでできる粘土陶芸に挑戦)
使ったものの紹介は最後にまとめてリンクしようと思います!
【1】作りたいもののイメージを描いておく
私はいつも、作ってるうちになにが作りたかったかよくわかんなくなってしまって、最終的にできたものが「これが作りたかったんだっけな?」となるので、とりあえずちゃんとスケッチしておきます!
いくつかハトの写真から「こういう感じかな?」とスケッチして、小物入れにできそうな形で気に入ってる体勢のものを選びました。
【2】形を作るよ
しっとりしてて練りやすい粘土です。ぐいぐいこねなくても、ちょっと掌の上でコネコネするともう形が作れます。水を付ければ表面が滑らかになるし、パーツを接着するのも便利です。
乾くのはゆっくりですが、その分じっくり形を作ることができます。ほかのねんど(紙粘土、樹脂粘土)は軽くて乾くのが早い特徴のものもあるのですが、ちょっともたもたしてると表面が乾いてきちゃって形が作りにくくなることもありますからね。このオーブン陶土はその点は大丈夫です。じっくり作りましょう。
水を入れたお皿と、しっとり濡らしたキッチンペーパーを用意しておきました。手を拭いたりヘラについた粘土を落としたりするのにも役立ちます。
べつの角度から。ちょっと斜めに、こっちを向いてる姿勢ですので、右肩を少し前に出して形を作ってみました。大体できたところで小物入れになるくぼみをつけます。ヘラで掘ったり。使い捨てプラスチックスプーンなどを使うのもいいですし、粘土で形を作るときに(ちょうどいい大きさのものがあったら)穴をあけた状態で作るのもいいかもしれません。
穴をあけたら、形をもう一度整えておきます。
【3】乾かそう!
手のひらサイズなんですけど、ここまで乾くには2日ぐらいかかりましたか。
ヒケ(乾くときに縮んじゃうやつ)もほとんど感じられなくて、作った時のかたちのまま乾いてる印象です。(厳密にサイズを測ってるわけじゃないからはっきり言えませんが、ほかのねんどみたいに「形まで変わっちゃった!」ということはないです)
「乾いてるのかなあ?」とわからないうちはまだ乾いてないのです、乾くと白っぽくなって「乾いたな!」ってはっきりわかるぐらい、練ってるときとは違う色になります。ちょっと指ではじくとコンコンってなる感じの硬さ。
脆いので細かい部分はあんまり触らないようにしないと欠けちゃうかも。
少し削ったりするならこの時かな? 私はそのまま焼いてしまいました。
【4】オーブンで焼く
焼いたよ!
こう……まだらになるので、これであってるのかよくわかんないんですけど。もっと焼いたほうがいいのかな?でも、累計30分ぐらい焼いたあたりから、最終的に60分以上?焼きましたけど見た目がもう変わらないんですよね。だからこの辺でいいか~と取り出しました。
焼く時間は、作ったモノの大きさにもよるのですが、160度~180度で30分~60分ぐらいみたいです。まあその辺は粘土のパッケージに書いてあるので、都度確認してください。熱くなるので取り扱い注意です。焼くとしっかりした硬さになって、表面のもろさもなくなります。ここで完成でもいいのですが……
【5】ニスを塗る
専用のニス「Yu~」があるので、それを塗っていきます。このニスを塗って焼けば、食器としても使える耐水性とつやが出るのですよ。食器作ったことないけど、箸置きとか小皿作ったりしてもいいかも。
筆でまんべんなく塗ります。あんまり一か所にたまっちゃうと焼いた後もニスがたまってる感じになってしまうから、くぼみとかはとくに丁寧に塗るのがよさそう。
私は丁寧じゃなかったのでちょっと尾のあたりに……ニスの厚さが……
【6】完成~~
ニスを塗って焼いたら完成です!
写真向けにパールやビーズなど入れたりして。
サイズ感はこんな感じ。手乗りハト!
横顔。
色や表面の雰囲気、これはサンショウウオの置物を作るといいかもしれませんな。今度はサンショウウオに挑戦するか。
道具の紹介
使った粘土やニスを紹介しますよ~。
ヤコ オーブン陶土「黒木節」他にも色は何種類かあるのですが、なんとなく渋い仕上がりになる気がしてお気に入りは「黒木節」。
ヤコ オーブン陶土専用 耐水・耐油コート剤 Yu~ 100cc
専用ニス! 置物だったら他の工作用ニスでもいいんだけど、ちょっと食器も作ってみたいな!という気持ちで使ってみてます。つやつやになるよ。塗らないでマットな雰囲気を楽しむのもまた良し。
メーカーサイトもありますよ。
株式会社ヤコ
(以前の記事もぜひご覧ください・【粘土・陶芸】オーブンでできる粘土陶芸に挑戦)
さらにオオサンショウウオも続いて作りました!