2018/5/23 山岳遭難の教訓

数日前、とある人が登山中に亡くなってニュースになっていた。

ネットではよくその方のことが話題になっていたので、今回の遭難もやはり話題になった。

私もその人のことは前から知っていたし、登山とか山に興味があって本をいろいろ読んでいる私なので、その方の登山スタイルとかの話題もチェックしていた。

 

亡くなってしまったらもう言葉がでない。やはり今回の遭難にたいしても、中には

「山に何度も登ろうとしていた。山が好きなんだろう、だから山で死んだことは本望かもしれませんね」

とこういうニュースで見かける「いつものコメント」がちらほらあった。

前にもこの日記(旧のほう)で書いたと思うけど、山で死ねて本望な人はいないのですよ。死ぬまで山に登れたと言うことは望んだことかもしれないけど、山で死ぬことを望んだわけではない。どんな遭難体験の本を読んでも、みなさん「帰りたい、生きて下山したい」と思っている。「もしかしたら山で死ねるのは本望かもな」なんて思ってる人はいなかった。生きて帰ってきた人しかそういう気持ちを語れないから、亡くなった方の中には本望の方もいたかもしれないが、死者の気持ちを推測するのは私は好きじゃない。


亡くなってしまったことで、「いまさら言っても」という感じもあり、登山の方法が安全だったのかとか、こうすればよかったなどは言いにくく感じるかもしれないし、実際「もう死んでしまった人にあれこれ言うのはやめなさい」という意見の方もいた。

まあ私もそういう気持ちもあるけれど、山岳遭難の場合は、今後も人が山に登ろうとする限り、遭難に至った状況や、今後の対策などは探求・分析されることになる。100%安全ということはないことだからこそ、どうすれば安全に近づけるのか、また、アクシデントがあった際はどう対応すればいいのか。何が人の死につながったのかを考えなくてはいけない。

亡くなった人や遺族、関係者にとってはつらいしそっとしておいてほしいことだろうけど、遭難に関しては先人の経験を生かせる分野だから、また細かい「なぜ?」を調べた記事などが出てくるだろう。


こちらの本もそういう遭難に学ぶ本だ。

トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか

このようにひとつの事件を、だれがどのように動いて最終的にどうなったのか多角度から見た分析もある。登山者、ガイド、ツアー会社。


エベレストの遭難と言うのはあまり身近な話題ではなく、国内で山に登る登山者には参考にできる部分も少ないとは思うのだが、人が一人エベレストといういろんな意味で特別な山に、登る、登らされる、登らなくてはならない、そして観客がいる、観るものや支援・応援するものの期待は? そういうまさに「多角度」から遭難に至ってしまったいきさつを分析して問題点を浮き彫りにしないと、次の遭難者が出てしまうんじゃないか。

 

2018/5/22 今年の日焼け止め

日焼け止めはこれといって決めた銘柄もなく。(化粧品はだいたいそうだけど……)

今年はこれをつかっています。

 

楽天では探しても出てこなくて、amazonにはあったけど、こんなに高かったかな? 私だったら買えない値段なんだけど。(というか日焼け止めは700円以内に抑えたい)楽天で出てこないしロート製薬のページにもなかったようなので、もう販売終了してるのかな……amazonって割とマーケットプレイスが無法地帯というか、なんかの事情で販売が終了したり製造終了してて使用期限が迫ってるから店頭ではもう置いてないってものもプレミア価格で売ってたりするしね。まあほしい人にはありがたいけどね。

もしそういう事情が無かったらすいません。

肌研・極潤は好きなシリーズで、オールインワンジェルみたいなものとか美容液とかいろいろ使ってますよ。
「はだらぼ」で「肌研」って変換できるんですね……すごい(MS-IMEです)

 

で、このUVジェル、ジェルだからってのもあるかもしれないけど結構緩いタイプなのでつけやすく、圧迫感もありません。というかいまどき圧迫感のあるUV保護クリームってあるのかな?どれも付け心地悪くない気がしています。

これを下地に塗って、普通にUVカット機能もあるファンデ(BBクリームだけど)塗ってます。ほかにも帽子被ったり日陰歩いたり日中を避けたりしてるから効果ははっきりとはわかんないですけど。だいたい「なにか一つやったからもう万事OK!」ってことないですからね。複合技で守らないと。

日焼けとか紫外線はほんとにふけると思う。物だって劣化するし、色も退色するからね。新陳代謝があったってお肌にいいことないでしょ。


ただ、大雑把に塗ってまつげにつけちゃうと、目の周りがなんかねちょねちょするかんじがある。まつげがくっついて瞬きのたびになんか違和感、って。サラっとしてはいても、やっぱまつげにつきすぎないようにしなくちゃね。

 

2018/5/18 新しい画材を試す

新しい画材を買ってきて、試す。

好きなんですよね。こう、自分の技術の問題じゃなくてうまく色が出せる、塗れる画材がまだどこかに隠れているんじゃないかと思っていて……

いや、ほんと、あるんですよ。「私って絵が下手だな」って思ってたのに、画材を変えると途端にいい味が出て来たり、画材の発色や色ノリに助けられたり。

単純に、質がよくて苦労しないってこともあります。「ほかの画材でこの表現するのに苦労してたしテクニックが必要だったけど、こっちの画材だとテクニックいらずできれいにあの表現が……!」みたいな。

そういうのは使ってみないとわからないところが、なんとも難しいところです。


ゆるゆりの結衣先輩描いてみた。
ゆるゆりの結衣先輩描いてみた。

これは、先日買ってきた、墨だけどほんのり色があって、水で伸ばせば渋い色合いがスッと出てくるというものですよ。この6色だけで塗ると、絵にまとまりが出るし、でもなかなか色の違いもあるし、何よりなかなか使いやすいところが良いです。「顔彩」を使ったことのある方はわかるかも。あんなかんじ。

スケッチブックがわりとにじみ止めされてるタイプの紙だったということと、水分調整がむつかしい水筆で描いちゃったことが、絵具の使いやすさを超えて無駄なテクニックやクセに耐えなくちゃいけない条件になってしまっていましたが……

この辺も合う紙と筆を見つければばっちりでしょう。

アナログの絵は、絵の具だけじゃなく、紙や筆などの基本装備も重要なところなんですよ……相性を見るにも組み合わせが無限すぎる気がしますよ。

値段のわりにたっぷり描けそうです、何描こうかな……

 


「試してみた・やってみた」はサイトにコーナーもあるのでぜひ! 当サイト内の人気ページです。

工作・お絵かき いろんな画材で
描いてみたまとめ

2018/5/17 さぼってた&ハト掌編紙本届く

更新サボってた。

5月は上旬、6日までにッガアガガガガーっといろいろ詰め込んじゃったので、反動かやる気を失っていた。また頑張ります。


ところで、先日公開したハト本

「ここはハトの世界、ハトの国」という作品について、BCCKSというサービスを利用したので紙の本も買えるんですよ。

電子書籍ももらえちゃう。どっちがいいかな~と悩む隙を与えない、両方手に入るのが紙本プランです。

受注生産のため、届くのに時間がかかりますが、その間に内容は電子書籍をダウンロードすることで読めちゃいます。しかも電子書籍は写真がカラーです。紙本はモノクロです。

で、紙本が届きました。いいですね。新書版ですよ。

細かいレイアウトはできないので(電子書籍の作り方そのまんまでレイアウトされる・電子書籍自体はレイアウト可変なので、書籍になることを見越してレイアウトしてもあまり意味がない)大きな余白とか、改行などがありますが、それでもやっぱり質感がいいですね紙は。

BCCKSではこちらで購入できます。

ここはハトの世界、ハトの国 BCCKS

Amazonkindle版もありますよ。こちらは紙本はなし、電子書籍のみです。

 

2018/5/9 お金を払える最低レベルの作品

お金を払える最低レベルの作品って何だろうなあとしみじみ考えたり。

そんなことを考えたきっかけは、編集も校正も無く、著者がすごいスピードで書いた文章を電子書籍として販売するということについて「クオリティが、読者からお金をもらえるレベルに達していない」という指摘を見かけたこと。

自分が同人誌を作ったり電子書籍を作ったりしているもので。全く関係のない話だとも思えなかったんですよね。

私が作る本も、デザイナーもいなければ編集もおらず、内容の確認も、それどころか企画も執筆も私がやるわけじゃないですか。

もちろん毎回、読んでくれる人には楽しんでもらおう。せっかくだからなるべくいらん苦労をしなくても読みやすいように体裁を最低限整えよう。という心がけで作っているつもりです。

しかし、自分がお金を払って同人誌を買うとき、それが誰かの手によってきちんと監修を受けたものか、きれいにデザインされたものか、誤字脱字が少なく、破綻しない文章で書かれているかということは「お金を払う・払いたくない」とあまり関係が無いという気がしています。

何よりも買う理由は「その内容の本読みたい」「あなたの作品なら読みたい」って言うのが大きい。

無茶苦茶な文章だったり、思い込みだけで書いた文章でも、作者が「お金を払ったらみせます」といい、それを見たいと思ったのならお金を払う。

前情報で内容がヒドイと聞いて、みる気が無くなったならお金を払うまでいかない、つまり見ない。そんな感じでしょうか。

だから、私としては、個人的に「その内容・クオリティなら私は読まない、だからお金を払わないよ」というのはアリだと思うけど、「そんなクオリティで出すならお金を取るな・出すな」って言うのは言いすぎかなあと。もう何でも別に誰かが出そうと思ったもんはしょうがないよ、差別的だとか犯罪だとかでなければ。不快だと内容に抗議してもいい、けど出すなとはいえないんだよね、極端な話では。


電子書籍まわりの、お金を払う払わない、高い安い、クオリティがどうって言う話はなんか見覚えがあるな~と思ったら、ソフトウェアで一回そういうような話をしていないか?

フリーソフトで出すこと。シェアウェアにしてお金を取ること。サポートや動作のクオリティ、アップデートの有無。高額だけど高機能で安定した(と自称する)メーカーのパッケージソフト。

費用をかけたり、低予算でやったり、作り方もいろいろで出来上がりもいろいろ、その後のサポートもいろいろで値段もいろいろだけど、形のないソフトウェアというところでなんとなくもやもや感が残っちゃうんだろうね。


脱線するけど、昨日エクセルのダウンロード販売のレビューを見てたのね。

「とても便利です。しかし値段が高すぎる。」

というレビューがついてて、うーん、エクセルぐらい便利で普及してるソフトでも、15000円ほどが「高い」って言われちゃうんだな~と思った。

額としては15000円はまとまった金額だけど、何かと引き換えにする、それがエクセルというソフトウェアであると考えた時、そんなに高いとは思わないんだけどな、私はね。