水筆で水彩画を描く

水を中に入れておくことで、筆洗いのバケツが要らない!という
水筆ウオーターブラシを使って水彩画を描いてみました。
おすすめ水筆の紹介も。(2017/7/19追加、全6種類)


水筆ウオーターブラシ


各社から発売されています。筆ペンの墨が入っている部分に水を入れておき、本体の軸を押して水を筆先に送れば、 筆先に水分を足したり筆を洗ったり出来るという画材です。
絵手紙が流行しだした頃に水彩絵の具セットと一緒に発売された商品だと思います。
私もおくればせながら、ためしに使ってみようと思いました。とりあえず売り場にあったメーカー違いを三本。
使い心地を比べたかったので、太さはおなじ「中」です。

呉竹 フィス水筆ペン中 セリース KG205-10


ステッドラー ウォーターブラシ 949 01 中筆


ぺんてる みず筆 中 FRH-M


あれ、ステッドラーとクレタケはそっくり。ペン軸は違うけど、ペン先はおなじかな〜。
実際使い心地も変わりませんでした。水の容量とか好みで選べばいいと思います。

試してみた結果、私はぺんてるの筆先が一番気に入りました。コシがあって広がったり割れたりしないところが好み。
筆先は好みに左右されるから、いろいろ試してみないとわからないし、誰かが良いと言ってても自分に合うかわからないところがなやみどころ。

【おすすめ・ぺんてる水筆 アクアッシュぺんてる みず筆 中 FRH-M


下書きして、今回はウィンザー&ニュートンのカラーインクでペン入れします。
油性インクだと思うんですが、水彩とかマーカーにはにじみます。水彩だから主線がにじむ雰囲気にしようかなと。
こげ茶色は、にじんでも良い風合いがでるぐらいでおかしくなりにくいのでおすすめ。

そしてステッドラーの水彩色鉛筆でざっと色付け。これを水筆で溶かして色をなじませていきます。
ステッドラー 水彩色鉛筆 エルゴソフト 156SB24 三角軸 24色


昔買ったものなんですが、長く使えています。固形水彩絵の具や顔彩も好きなんですが、水を多く含ませすぎると絵の具がかびちゃったりするので、 よく乾かさなくちゃいけません。水彩色鉛筆は直接筆につけたり水に触れたりしないので、長く描き味を保っています。
普通の色鉛筆としても使えます。

こういう感じで毛先が割れちゃうと使いづらいんです。
拭いたりして整えていますが。癖が付いちゃうのかな。
毛先はどのタイプも、水彩絵の具に染まります。軸を押して出る水を使って拭くぐらいでは落ちません。
どっちみち落ちないので気にせず描き続けます。

ウィンザー&ニュートン水彩マーカーも使って、さらに色を塗り重ねていきます……





水筆は、本体(軸)を押したときだけ水分が足されるのかと思っていたのですが、使ってみると常に水分が補給されていく感じです。
すでに普通の筆で水彩を描いたことのある人は、ちょっと慣れるまで水分の調整に戸惑うかもしれません。
もう水分いらないんだけどな〜と思ってもどんどん供給される。
私は水分を乗せすぎてしまったときに、軽く紙や布で拭いて水気を落とした筆を使って絵の上から水分を取っていましたが、それは出来ない。
筆側から水分を吸うと言うことはないですね。
吸ったら絵の具が本体の水分と混じってしまうでしょうし、吸わないで常に筆に水分を供給しているほうが商品としては正しいと思います。
後は使うほうの慣れということで……

水彩のテクニックで、毛先と根元の水分量を変えることでぼかしを作るワザをやりたいときはこの筆はあわないかもしれません。

さらに塗り重ねていきます。
水分を使う塗りが終わったら、線の物足りないところを鉛筆で補正したり、色鉛筆でも塗り込んだりします。

最後にホワイトをのせる。

Too コピック オペークホワイト (ブラシ付き)


コピック オペークホワイト。
筆は付属のものじゃなくて、水筆でもなくて、別の面相筆を使います。

完成です!

水筆の感想



描いている間、一度も「バケツで水を洗う」という動作は必要なく、軸から水を少し押し出しながらキッチンペーパーで軽く拭くだけで 色を変えて描き続けることができました。本体に入れた水も、はがきサイズの水彩イラストを描くぐらいなら十分足りて、 半分も消費しなかったかもしれません。

正直なところでは、私自身はバケツで筆先を洗うのが苦じゃないし、筆先の水分量コントロールがいつもと違って戸惑ったので、 いつもの環境で描くなら普通の筆でもいいかな〜と思うのですが、屋外でのスケッチや旅先でイラストを描いたり、デスクに置いて気軽に水筆を使いたい場合には 大活躍だと思います。便利です。
なによりバケツを置かなくていいからスペースをとらないこと。水彩色鉛筆やマーカーも省スペースな画材ですし。
ささっと描きたいときに、描き始めるハードルはグンと低くなります。

中サイズで大体の使い勝手はわかったから、今度は細い筆を買ってみようかな!
細い筆こそ、もともとの保水力がないので、こういう水筆がちからを発揮するんじゃないだろうか……?
使ってみたらまたレポートします。


サクラクレパス 水筆 小も使ってみた



サクラクレパス 水筆 小


水を入れる軸が短めで、さらに持ち歩きやすい長さの水筆。
水の量が少なく感じるかもしれないですが、いままで水筆を使ってみた結果、これぐらいの水の量でも十分描けますよ。
はがきだったら何の心配もない。
ポーチなどにも入れやすくて、あまり大きくない筆箱やペンケースに水を入れた状態で入れるのにはとても便利なのでは。

ファーバーカステル ウォーターブラシも使ってみた



ファーバーカステル ウォーターブラシ

こちらも短めの、持ち歩きやすそうなウォーターブラシ。
軸がぷっくりしているので、持ちやすいような持ちにくいような?
水の排出量は多め。軸を押すと水が筆先に供給されるけど、ほかのものより「ブシャッ」と勢いよく吹き出すので、 水を吸い取る紙か布の上で軸を押すようにしたほうがいいと思う。
(ほかのはじわーっと湿らせるように出る感じなんだけど)
穂先のまとまりは悪くない。

100円ショップの水筆(キャンドゥで購入)も使ってみた





100円だけどぜんぜん問題ない。使える。
とりあえずどんなものか使ってみたいという人にはちょうどいいんじゃないか。
水性ペンや水彩色鉛筆、透明水彩などほかの100円水彩画材と一緒に買ったらすぐ試せる。
絵の具も水での溶けやすさがそれぞれ違うから、水筆は水の出方や扱い方を知るために買うといいと思う。
普段使ってる水彩絵の具があればそちらで試してみてください。
水を入れる軸の容量もたくさんあるから、たっぷり水を使いたい!という人にもいいかも。
でも、はがき程度なら一番水の容量が少ない筆でも十分だし、大きなサイズの水彩画では水筆は水分量が物足りないかな……

固形水彩と水筆の相性は?





「持ち歩ける筆と水」と同時に使えたらうれしい「持ち歩ける水彩」固形水彩
チューブとパレットがなくても、ここから色を取って塗れるのでコンパクトに使える。

ただし、水分が多すぎると固形水彩がぐちゃぐちゃになってしまうし、使い方がむつかしいんじゃないかな。
一枚絵を描いてみましたが、懸念するほど固形水彩を溶かしすぎずに使えた。でもにじみとか絵の具の量の調整といった テクニックを使う場合はちょっと使いづらい。普通の筆のほうがいいかも。
水を出しすぎないのがコツ。
私が使ったLYRAの固形水彩は、ちょっと固めなのですが、水筆で使うにはちょうどよかったかも。

呉竹 水彩セット 透明水彩セット フィス KG301-1 14色セット


↑上記のセットは呉竹の水筆も付属したセットで、これから始める人にはいいかも。

ホルベイン 固形水彩絵具 透明ケーキカラー 12色セット C010 直径25mm


↑透明水彩と言えば!のホルベインの固形水彩もきっときれいな発色のはず。

水筆で水彩画を描く



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