布に絵を描いてみました 今年のマイブームは、布に絵を書いてオリジナルな品を作ること。 7月にはオリジナルアートを展示・販売に行くし、新しいテーマとしてTシャツ・布小物デザインもありかもしれない。 私にはテキスタイル系の才能が全くないといつも感じているんだけど、立体としての服ではなく、 あくまでTシャツなどの「面」をデザインするなら、いつもやっていることと大きく違うわけではないと思うんだ。 そこで、素材です。今まで以上に素材に左右される作業です。 紙と絵の具なんてのは、表現したいものにもよりますが、何でも良いんです。色がついたら良いんだから、 化粧品で塗りたくってみたり、とにかくいろいろ試してみました。 布は紙よりだんぜん高い。味にもならない失敗したら、どうしようもないので、とにかく書き味や効果を試してみる。 紙に書くようにすらすら書けたり、でも洗濯に弱かったり、思ったように効果が出なかったり。 いろいろあるけど、とにかく経験をつむしかなさそうだ。 昨晩描いた絵です。一度洗ってます。色はぜんぜん落ちてないです、すごい。 材料は、ぺんてるの「布描きえのぐ」です。日本の伝統色ってことで、渋めのいい色がそろっていました。 ばら売りしていたので、つかいたい色を適当に買ってきました。一本126円(税込)。 つかってみると、やっぱり難しい! そこらへんにあった布に描いてみたんですが、(多分綿だと思うんですが) 普通の紙よりも水を吸い込みやすく、かつ色がのびないので、均一に色を塗るにはコツがいりそう。 先にちょっと水を(筆でなぞるなどして)含ませてから、色をおくようにすると、少しはスムーズにかけますが、 うまくやらないと思わぬところまでにじんでいきます。 塗りたい面積の真ん中辺りから、ジワジワと色を置いて、最後に輪郭をとっていく形が一番しっくりいきました。 あまり水を含ませない状態で色を塗り、後から水を含ませた筆で色をしみこませつつ広げるのも良い感じです。 隣り合わせで混じらせたくない色を塗るときは(上の絵の場合なら、てんとう虫の斑点とか)、キチンと隣の色が 乾いてから塗るようにしないと、多分にじみます。これは紙でも一緒ですね。 ムラやニジミも面白い効果として考えるなら、楽しく簡単に絵がかけます。この絵の具は自由度も高くておすすめです。 ちなみに、下書きは水彩色鉛筆(ステッドラー、ホルベイン)でかきました。何度も失敗しながら、 色を変えてかなりぐちゃぐちゃと下書きをしたのですが、絵の具が乾いた後軽く洗ったら水で流れました。 らくちんなので、水彩色鉛筆での下書きをおすすめします。(洗えるものに関しては) 文・藤村阿智 (C)AchiFujimura 2004/05/26 更新2016/07/03 ぺんてる 布描き絵の具 ファブリックファン 日本の伝統色12色 FFWE-12W オリジナルTシャツを作るのページで他の画材も紹介しています! |