【描いてみた】100均の色紙にコピックでイラストを描く

キャンドゥのミニ色紙にイラスト描きました!(2017/5/29)

久しぶりにアナログでちゃんと(?)絵を描く。
コピックの発色がなかなかいいとうわさのダイソーの色紙に。
せっかくアナログだから、デジタルでやらない描き方をいろいろ使ってみた。


ほかにも「やってみた」記事がありますので是非ご覧ください。
Tシャツ・布に絵を描く
ダイソーのキャンバスにアクリルで絵を描く
ウィンザー&ニュートンのウォーターカラーマーカーを使ってみた


【色紙を用意する】

色紙はダイソーの色紙で、3枚108円です。
サインペンで書きやすい、と書いてあるとおり、寄せ書きやサインにむいてると思います。
廉価のイラストボードみたいなもんなんで、おもいっきり描いたり失敗したりできそうです(笑)
むしろ、「気合入れて作品作っちゃうぞ〜」と、画仙紙のいい色紙なんか買ってきちゃうと、筆にはいいんですけど 普通の筆記具だとにじんで味が出すぎるので、コミックイラスト向きには表面がつるっとしたものを選ぶほうが正解です。

コピックマーカーで描きやすい色紙としては、.Tooが出している専用色紙なんかもあります。

【鉛筆で下書き】

鉛筆(シャープペン)で下書きをします。
ほかの紙にも言えることですが、このあとカラーを塗る予定ならば、消しゴムはなるべくかけたくないものです。
紙の表面がざらつくと絵の具のノリが悪くなるのです。
しかも色紙やボードは厚手なので、トレースするわけにも行かないですからね。
あまり線を描き過ぎないように、薄めに下書きを。
顔は慣れてるのでだいたい一発がきですが、体は迷い線が出るタイプのヘタレ絵描きです……

【軽くペンいれ】

軽くペン入れします。当たりと下書きにあわせてなぞる程度。色を塗り終わってから、もう一度線をしっかりと 書き込んだりするので、線を見失わない程度にペン入れします。
今回はカラーだし、雰囲気を出したかったので主線はミリペンのコピックマルチライナー「さくら」で。太さは0.1。
0.1は心もとないので、0.3も買ってくればよかったな〜とか思いながらペン入れする。
コピックマルチライナー 桜 4本組セット

【コピックで着色】

コピックで着色する。
色紙、スケッチブック並みにインクを消耗する。残量や詰め替えインクに余裕のない色は使うのがちょっと不安……
うちはオレンジ系、ピンク系がモリモリありますので、それを中心に。
たっぷり目に塗るのがムラなく塗るコツ。コピックで特徴的な「裏抜け」も、色紙の場合は流石に気にしなくて大丈夫。
コピックの発色も良い。乾けばちょうどいい濃さになってる。スケッチブックだと若干濃い目に出ちゃうけど、色紙はもう少し 上質紙に近い発色かな。
薄目の色から重ねてくってのは普段のコピックと同じコツです。
コピックチャオ12色 人物を描くためのセレクトLight

【色鉛筆でタッチをつける】

コピックや水彩で塗ったら、色えんぴつで細かいところを塗ったりタッチをつけたりするのは私のいつもの描き方です。
最初は「あっさり描こう」と思ってるのに、正直、色えんぴつを重ね始めたら濃く描いてしまいます……

色えんぴつはコーリン色えんぴつ。
固めの色えんぴつですが、いくらでも塗り重ねられるんじゃないかってぐらい書き味が良くて、発色もにごらなくて好きです。

アップにするとこんな感じ。
普段よりは塗りこめすぎてないと思う。
色鉛筆で塗ったあと、埋もれた主線などをマルチライナーで書き足したり、線にもタッチをつけたり、形を整えたりします。

【マスキングしてスタンプを押す】

マスキングテープが飾りに使えるってはやってるけど、本来の用途ということでマスキングに使ってみました。
マステは無印の地味なマステ。普段あちこちにさりげなく使える、クラフト色が意外と便利。
色紙の紙に貼り付けても、色紙自体は痛めないし大丈夫だった。
パステルとか色えんぴつの色はマステをはがすときにちょっと持っていかれるな。当たり前か。
それにしてもマスキングが面倒だった。こんなことはじめなければ良かったと思った!
私はデジタルの便利さに慣れすぎてしまっているのだ!

【スタンプで飾る】

マスキングする場所を変えたりして、服の柄を押す。
スタンプそのものも、ダイソーで買ったんだと思うスタンプセット。
インクは油性のオリーブグリーンで、ちょっといいスタンプパッドです。金属とか木や革にも押せるタイプ。
色紙はどんなインクでも大体押せますけどね。

背景にも、スタンプ台そのものをパフパフやって色をつける。失敗した。まあ、いい……

【完成】

完成です。
ハイライトは他に代用できるものもないので、面倒でもアクリル絵の具のホワイトと筆を出してきます。
ここを面倒がって、なんとかなったことは一度もありません。ここまでの苦労を仕上げで台無しにしてしまうのです!
だからハイライトはアクリル絵の具など、いつも使ってる「コレ」というものを使うのが一番いいです。

和紙を切ったものに、むすび柄スタンプを押して、なんだかわからないけどちょっといい感じにしたものを貼り付けて、 アナログなのをいいことにラメやメタリック系のペンを使って、アクセサリーなどをキラキラさせます。

完成です!!


【完成2】

2作目も完成です。
塗りこめ過ぎないように、ふんわり軽い感じで書いてみました。
季節だから桜を。でも魚も。
ペンはつけペン(丸ペンで細く)、コピック、ぺんてるのパステル、ホワイトにアクリル絵の具を使用しています。
桜の部分にマニキュアでラメを足しました。写真に撮るとそこだけ光ってしまうのですが……

ぺんてる パステル ミニ 12色

ぺんてるのパステルは20年以上前からお気に入りの画材。硬いスティック状の画材なんですが、カッターで削ってから筆やティッシュでそっとこすり付けていきます。
そうするとふんわりした、でもしっかりしたやさしい色がつきます。はみ出たら消しゴムでけせます。

ターレンス パステルフィキサ517A エアー 100ml

パステル画の定着にはフィキサチーフという定着スプレーをかけておきます。こうすると手についたり軽くこすったりするぐらいでは落ちなくなります。
そうそう落ちるものでもないですが、一応かけておいたほうが安心です。周りにもくっついてしまうと困るし。

【完成3】

3作目も完成です。
コピックでいろんな色を下地として塗り、その上からこれまたいろんな色の色鉛筆で彩色しました。
不思議な雰囲気になったんじゃないでしょうか。
色鉛筆も、重ねて書き込むのに適したものなんですが、色紙もなかなかいいですね。
こういうタッチでいくつか描いてみようかな。

ちなみに色鉛筆はパントーン色鉛筆です。


もう売ってないのね。

【キャンドゥで購入したミニ色紙に描く】

キャンドゥで買ったミニ色紙、これも3枚108円です。
136mm×121mm。ちょっと長方形です。

これも、コピックつけペンなどがにじまなくて、コミックイラストにちょうどいい感じ。
小さいから顔のアップとか、ささっと書けるイラスト入りサインなどによさそう。
イラストは大きさも重要だけど、サインだったら大きさは重要じゃなくて、むしろ保管しやすさで言ったら小さいほうがいいのかも。
寄せ書きもいっぱいは書けないけど、少人数だったらこっちのほうがスペース開いちゃわなくていいんじゃない?

イラストは私のオリジナルキャラ「文具仮面」です。文具仮面が一番サインに描いてるかも……
いちばんとか次点とか言うほど描いてないですけどね……
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【色紙の保管・保存】


せっかく描いたりもらったりした色紙を、なるべくきれいに保管しておきたいですよね……
私は100円ショップで購入できる色紙用の額に入れています。100円ショップでなくても、文房具店などで色紙用の額が買えますので、 大事な色紙は額に入れておくのもいいかもしれません。そのままだとほこりや油がついてしまうし……
※額、袋、ファイルなどを購入するときはサイズ確認が重要! 入らなければ困る!

色紙フレーム 木地


透明ポケット 色紙サイズ


【色紙専用ファイル】

イラストを描いていたり、もらった色紙などでもコレクションしていると枚数が増えて飾り切れませんよね。
とっておきのものや最新のものを飾って、ほかのものは色紙専用のファイルに入れて保管するのも手です。

呉竹 色紙ファイル

やってみたまとめページ
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(C)藤村阿智 Achifujimura 2015/2/17 2017/01/27追記

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