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サイオー馬 (さいおーば)
秘密道具。悪いことがあったあとにこの馬に蹴られれば、次はいいことがある。(44巻:サイオー馬)ネーミングは「塞翁が馬」から来てるもの。人間の禍福(不幸と幸福)は変転し定まりないものだというたとえの言葉だ。
ちなみに、「いいかね、運命なんてものはこのナワのように……、いいことと悪いことが絡み合っているんだ。気を落とさずまってれば、そのうちいいこともあるさ。」とドラえもんがのび太に言い聞かせた言葉は、「禍福は糾える縄の如し」のわかりやすい説明。でも、のび太はイマイチ納得しなかったようだ。
西条ひろみ (さいじょうひろみ)
人気歌手。持ち歌の一つに「♪ふたりの午後に 海をみたいといったとき♪」というものがある。かなり感動的な歌。(9巻:ジ〜ンと感動する話)
[←先頭へ]サンタイン (さんたいん)
秘密道具。錠剤で、一粒飲めば液体、二粒で気体になれる。一時間でもとに戻る。
「サンタイン」の名称は、「物質の三態」から。多くの物質には「固体・液体・気体」の三態があり、固体では粒子の隙間が狭く、一定の形を持っていて、分子は互いに位置が変えられない。液体になると分子が入れ替わることができ、気体では分子間の力が弱くなり、かってな方向へ飛び回る。
この「サンタイン」でも、液体時はそっとあるかないと「こぼれ」たり、床に吸い込まれたり、気体時には風に拭き散らされるともう元に戻れない……という危険と隣り合わせである。かなり怖い。(33巻:サンタイン)
時間貯金箱 (じかんちょきんばこ)
むだな時間を貯めておける。非常に便利な道具なので、私も欲しいと思う。「三十分」と言いながら赤いボタンを押せば三十分貯金できて、「三十分おろす」と言いながら青いボタンを押せば三十分戻る。
無駄な待ち時間などに貯めておけるので便利だ。しかし、どこまでこの時間貯金は波及するのか。自分だけが三十分貯金出来るのかと思いきや、始まったばかりのニュースが終わってしまったり、貯金を一度に下ろすと夜が昼になってしまったりと周りにも影響が出るようなので、個人の判断でつかうのは難しそうだ。(16巻:時間貯金箱)
シナリオライター (しなりおらいたー)
秘密道具。ライターの形をしていて、シナリオを丸めてつっこんだ状態で火をつけると、シナリオ通りに登場人物たちが立ち振る舞ってくれる。強制力はかなりのもののようだ。「おしょうさんはなれていてくだちいな。」「これからまっかな皿が……」など、セリフも誤字脱字まで忠実に再現してしまうようだ。(8巻:ライター芝居)
[←先頭へ]ジャイアンシチュー (じゃいあんしちゅー)
「人間はさ、しゅみをひろくもたなくちゃいけない。 おれもなにか新しいしゅみをもとうと思ってさ。」と言うことで料理の研究をはじめたジャイアン。しかし、腕はまだまだなのか、それとも食材選びが独創的すぎるのか、ぶきみなにおい漂うドローリとしたものになってしまったようだ。ちなみに、わかっている材料は「ひき肉、たくあん、しおから、ジャム、にぼし、大福、そのほかいろいろ」。(13巻:ジャイアンシチュー)
[←先頭へ]ジャイアンズ (じゃいあんず)
剛田武(ジャイアン)が率いる野球チーム。主に空き地をホームグラウンドに活躍中。練習試合も数をこなしており、皆練習熱心だが、のび太という大きな穴が存在するのでまけることが多い。ちなみに、ピッチャージャイアン、4番打者ジャイアン、監督ジャイアン。
「今の調子では、今年もジャイアンズの最下位が目に見えているぞ。」というジャイアンのセリフから、「去年も」最下位だったようだ。(10巻147p)
ジャイ子 (じゃいこ)
本名は不明。ジャイアンの妹。ドラえもんがこない未来では、野比のび太と結婚することになっていたようだ。連載当初は、近所の友達と人形をバラバラにして遊ぶなど粗暴だったが、現在は得意な漫画を書いて、プロになることを夢見て雑誌へ投稿していたりする。ペンネームはクリスチーネ剛田。
茂手モテ夫にあこがれ、知り合いになってからは一緒にまんがを書いたりするようになった。
代表作に、「虹のビオレッタ」「ショコラでトレビアン」などがある。
しゃれ子 (しゃれこ)
おしゃれな女の子。見た目はかなりかわいい。流行に敏感で、ファッションなどはいつもトレンドを追っている。スネ夫はよき理解者で、ある意味同類のようだ。しかし、ドラえもんの道具による流行に流され、自分を見失いながらも他人に合わせようとする姿は滑稽でもある。
[←先頭へ]拾得物横領罪 (しゅうとくぶつおうりょうざい)
刑法254条、「遺失物等横領」に当たる罪。拾ったものをとどけずに自分の物にしてしまうと、一年以下の懲役又は10万円以下の罰金が科せられる。秘密道具「カネバチ」を使って、近所の落し金を拾い集めたのび太とドラえもんだが、ママに「それはいけません。ひろった物は、交番にとどけないと『しゅうとくぶつおうりょう罪』という罪になるのよ。」と優しくたしなめられている。ママは人間が出来ている。このエピソードで、「しゅうとくぶつおうりょう罪」という言葉を知った子どももたくさんいることだろう。(8巻:カネバチはよく働く)
[←先頭へ]小学四年生2125年2月号 (しょうがくよねんせい)
小学館から発行されている学年誌。ドラえもんもこの雑誌の一年生〜六年生に掲載されていた。
2125年の未来でも健在で、広く子ども達に読まれているようだ。セワシも当然読んでいる。のび太の手に乗るほど小さいが、ひらくと広がって動いて音が出る。二月号の内容は、「月面にある宇宙動物パークのレポート」れんさいまんが「モライもんとヒロイもん」「ナイン○テン」「プラスチックの靴」など。
付録は「算数名コーチ」(かなり難しい)「クイズパズル百科」(例:アルファがベータをカッパらったらイプシロンした。なぜだろう。)「ジューンのハウスセット着せかえつき」「びっくり立体スコープ」「日本一周大旅行ゲーム」と盛りだくさん。(10巻:百年後のフロク)
鍾乳石 (しょうにゅうせき)
ジャイアンが山口県の秋芳洞でポッキリと折ってきてしまった。石灰岩を主成分とし、雨水などに含まれる少量の炭酸カルシウムなどが作り出す自然の芸術。たった1cmのびるのにも何百年という時間が必要で、大変貴重。今回はドラえもんが「年月圧縮ガン」を使って修復したが、絶対に折ったりしないように注意して観察したいものである。(44巻:ハワイがやってくる)
[←先頭へ]人生やりなおし機 (じんせいやりなおしき)
秘密道具。頭の中身と体力はそのままに、過去に戻ることができる。のび太は10歳の能力で4歳に戻ったため、天才少年として周りにちやほやされるようになるが、このまま成長しても結局は小学二年生辺りで、今よりもダメなのび太になってしまうということがわかり、人生のやり直しは断念。私も個人的に、小学四年生で人生をやり直すより、四十歳ぐらいまで人生経験を積んだ上でやり直しをしたほうが現実的だと思う。(15巻:人生やりなおし機)
[←先頭へ]スーパーコアラッコ (すーぱーこあらっこ)
コアラがサングラスをかけ、マントをしたようなキャラクターが登場するヒーロー物のまんが。キャラクターはかわいく、ずっこけているけどいざとなると大活躍するところが受けている。OVA化したらしく、ビデオ会社の社長と父親が友達のスネ夫は発売の1ヶ月前に見本を手に入れることが出来た。しかし、なんと三人用のビデオだったため、のび太は見ることが出来なかった。(44巻:アニメばこ)
[←先頭へ]スーパーダン (すーぱーだん)
スーパーマンのようなもの。マントをつけて空を飛ぶようだ。「空をとべば、だんがんよりも速く。」(4巻28p:ソノウソホント)
[←先頭へ]スイッチ (すいっち)
機械類の電源をオン・オフするもの。ドラえもんの場合はしっぽがそれにあたる。自分でスイッチを切ることも出来るが、その後どのようにしてスイッチを入れるのかは謎。4巻46pに、スイッチを切ったドラえもんが出てくる。
[←先頭へ]すいみん圧縮剤 (すいみんあっしゅくざい)
ノビスケ(のび太の息子)が、夜遊びの理由に「すいみん圧縮剤をのめば、一時間ねただけで十時間分の……」といっているので、25年後には子供の手の届くところにもあるようなメジャーな薬になっているようだ。忙しい仕事の人には、待望されるクスリのひとつ。(16巻35p)
[←先頭へ]スキー (すきー)
積もった雪の上を、二本の板に乗って、うまく棒でバランスをとりながら滑っていく魅力的なスポーツ。何度も挫折しながらも、のび太に挑戦心を湧きあがらせるスポーツ。ドラえもんは案外うまい。足が短いため、バランスがとりやすいのかもしれない。(2巻:勉強べやの大なだれ)
[←先頭へ]スターになろう (すたーになろう)
テレビ番組。「声もんキャンデー」で天地真理の声になったジャイアンが出演する予定だったが、キャンデーを早くなめすぎていたため、普段のジャイアンの歌声が電波に乗って日本中に放送されてしまった。この回の放送のおかげで故障したテレビもかなりあったとか(しずちゃん:談)。おおぜいの人が倒れて救急車がてんてこまいしたとか(スネ夫:談)とにかく被害は全国各地で確認されているらしい。(8巻:キャンデーなめて歌手になろう)
[←先頭へ]スネ丸 (すねまる)
のび作(狩人のほう)と同じく戦国時代に生きた、スネ夫の先祖にあたる人間。お侍。ずるがしこく、手柄を横取りして殿様に取り入った。(1巻:ご先祖さまがんばれ)
[←先頭へ]スネル (すねる)
石器時代の少年。スネ夫にそっくり。(7巻:石器時代の王さまに)
[←先頭へ]すみれさん (すみれさん)
のび太のイトコで、北海道に住んでいる。北海道のおばさんの娘か?本編に姿は登場しないが、のび助と玉子がすみれさんの結婚式に出かけるといって家を出た。(27巻:55p)
[←先頭へ]ズル木 (ずるき)
スネ夫タイプの少年で、めがねをかけている。スマートで、理論派。ネッシーはいないと信じている。
[←先頭へ]セワシ (せわし)
22世紀に住む、のび太の孫の孫にあたる子孫。お年玉が50円だったことを嘆いて、のび太を真人間にすべく、ドラえもんを20世紀へ送り込む。ポンコツ寸前だったドラえもんを引き取ったのもセワシ宅。
[←先頭へ]世話やきロープ (せわやきろーぷ)
秘密道具。両親も出かけ、ドラえもんも急用でいなくなったため、のび太は家で一人ぼっちになってしまった。そんなのび太のために出された道具が「世話やきロープ」。ひょろひょろとした見た目は頼りないが、のび太をなぐさめ、留守番として新聞の集金にも対応し、押し売りを追い返し、野球の手助けをし、馬・飛行機などの乗りものにもなり、シーソー・ジェットコースター・観覧車になってのび太を楽しませ、料理もこなすという万能ぶり。オセロの相手もしてくれるので、知能もかなり高いようだ。(27巻:細く長い友だち)
[←先頭へ]祖古梨さん (そこなしさん)
のび太のパパの知り合い。よく二人で酒を飲んでいるらしいが、名前の通りに底なしで、徹夜して朝まで飲むことも多く、ママは迷惑をしている。(13巻:もどりライト)
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